【Mac データ復旧】おすすめ業者・復元ソフトとの比較

お使いのMacが壊れてしまって、内蔵ストレージに保存されているデータをどうしても救出してほしい。とお考えの方にMacのデータ復旧業者を含めておすすめの選定方法をご紹介いたします。Macはラップトップ、デスクトップなどの違いやHDDやSSDなどストレージの違いがありますので、解説させていただきます。
【結論】データを重視するならデータ復旧業者へ
Macに保存されているデータが重要なのか、再び壊れたMacを使用できるようにしたいのかによって問い合わせ先は異なります。データのバックアップがある場合、重要なデータが保存されていなかった場合にはAppleへの相談を推奨いたします。重要なデータが保存されている場合にはデータ復旧業者での無料診断がおすすめです。特におすすめなのがDATASMARTです。
Appleではデータ復旧サービスを提供していません
MacのメーカーであるAppleではデータ復旧サービスを提供していません。一方でデータ復旧サービスの利用に対して寛容です。ハードドライブデータの修復とそれに対してはデータ復旧業者を利用してもアップルの保証内修理を受けることが可能です。
【関連】ハードドライブデータの修復と保証の関係 – Apple サポート (日本)
データ復旧可能なMac製品一覧
ほぼすべてのMacのデータ復旧に業者は対応しています。一般的なMacパソコンのタイプと特徴を示していますが、詳細なスペックやオプションは製品ごとに異なる場合があります。最新の情報はAppleの公式ウェブサイトや販売代理店でご確認ください。
タイプ | 特徴 |
MacBook Air | 軽量で持ち運びに便利なモデル。バッテリー駆動時間が長く、一般的なタスクに適している。一部モデルはRetinaディスプレイを搭載している。ポート数は限られている。 |
MacBook Pro (13インチ) | パフォーマンスと携帯性をバランスさせたモデル。一部モデルはM1チップを搭載し、高速な処理能力を提供する。Retinaディスプレイと多くのポートを搭載している。 |
MacBook Pro (16インチ) | パフォーマンス重視の大型モデル。高速なプロセッサとグラフィックスを搭載し、プロフェッショナルなタスクに適している。Retinaディスプレイと豊富なポートを備えている。 |
iMac | オールインワンデスクトップモデル。ディスプレイとコンピュータが一体化しており、省スペースで使いやすい。幅広いパフォーマンスオプションがあり、作業やクリエイティブなタスクに適している。 |
iMac Pro | 高性能なプロフェッショナル向けオールインワンデスクトップモデル。強力なプロセッサとグラフィックス、大容量のストレージを備え、プロジェクトやコンテンツの制作に適している。 |
Mac mini | コンパクトなデスクトップモデル。ディスプレイやアクセサリと組み合わせて使用し、省スペースで柔軟な配置が可能。一部モデルはM1チップを搭載し、高性能を実現している。 |
Mac Pro | 最高性能を追求したデスクトップモデル。拡張性に優れ、プロフェッショナルなタスクや高負荷な処理に対応する。カスタマイズ性が高く、ユーザーのニーズに合わせて構成できる。 |
バックアップの確認
ご自身でできるのはお使いのMac製品のバックアップの確認です。壊れたと言ってもさまざまです。電源が入らなくなったり、ブルースクリーンになったり、データを消してしまったり、間違って削除してしまったというあらゆる場合においてバックアップツールであるTime Machineを確認することがご自身でできるデータ復元作業の1つです。下記の方法をご覧ください。
Time Machineを確認
まずはMacの標準バックアップツールであるTime Machineでデータが自動バックアップされているかをご確認ください。Macに保存しているデータが消えてしまった、見ることが出来なくなっている認識しない障害が発生している場合には第一にご確認ください。
誤削除データはTimeMachineにある可能性も
一度は削除したが、データとして必要となった場合にもTimeMachineに保存されていることがあります。逆に言えば、Time Machineの設定がされていなくて、データのバックアップがない場合にはストレージがHDDかSSDかにもよるのですが、削除したデータは消失している可能性が高いです。
システム・プログラムの不具合の場合
フォルダやファイルがいつもある場所になかったり、クリックしても開くことができない場合にはシステムやプログラムに不具合があり、障害が発生している可能性が高いです。この場合にもご自身で何もなさらないことをおすすめします。また、データ復旧サービスの利用が必要な状態に陥っている可能性が高いです。
Time Machineは事前設定が必要
ただし、Time Machineは事前に設定されている必要があります。Time Machineではファイルが時系列で並べることができますので、削除してしまったデータの確認は比較的容易です。また、削除した場合にはデータ復元ソフトの利用を検討するのも悪くはない選択肢だと思います。
データ復旧とは
データ復旧は壊れてしまった製品の中に保存されているデータを再び観れるようにしたり、使えるようにしたりするサービスです。Macの中で写真や動画を管理する方もいれば、録音した音源、デザインや建築データ、仕事で使うドキュメント(Word、Excel、PDF)やメールなどありとあらゆるデータを救出します。
同じように見えるMacでも中身は異なる
データ復旧サービスは依頼主の必要としているデータに対して、壊れたMacの中からデータを復旧します。Macの表面的な部分は同じように見えても、中で使用されているHDDやSSDのメーカーが異なったり、それぞれの部品はメーカーの品質基準をクリアしているものの、異なるためデータ復旧作業は煩雑になります。
あらゆるメディアに対応するデータ復旧業者がおすすめ
Macに対応しているデータ復旧業者は多くありません。また、HDDやSSDなど内蔵ストレージが異なれば、場合によっては対応できない業者もいます。iMac、MacbookProやSSD、HDDといったストレージの形式もさまざまです。ストレージ製品を問わずデータ復旧に対応しているデータ復旧業者を選ばれることを推奨します。おすすめできるHDDのデータ復旧業者は別のページでもご紹介しています。
【関連】HDDデータ復旧業者のおすすめ選定基準
定額・同一料金のデータ復旧業者は危険
定額や同一料金でデータ復旧サービスを提供している場合には作業内容を決めて「形式的い作業している」可能性が高いです。それによって誤った処置を施しMacの状態を悪化させてしまうリスクがあります。先述の通り、Macのストレージは様々あり、非常に複雑です。
Macの状態悪化は絶対回避
Macにどの程度の損傷が加わっているかは実際に実機を見て見なければわかりません。誤った処置をすることで状態が悪化すればそれだけデータ復旧の難易度が高まります。基本的にはデータ復旧は難易度が上がることで結果的に復旧料金も高くなってしまいます。
Macのモデル別ストレージとデータ復旧
Macのモデルや販売時期によってはデータを保存するストレージはHDDやSSDを採用しています。
iMacの内蔵ストレージはHDD・SSD
iMacの電源が入らなくなったり、フォルダやファイルを認識しなくなった場合にはHDDからデータ復旧をする必要があります。SSDにストレージを換装していなければほとんどすべての場合にはHDDのデータ復旧技術を持つデータ復旧業者に相談されることをおすすめします。
iMac2020以降のモデルはSSDが標準ストレージ
iMac2020以降のモデルではSSDを搭載しているかHDDではなくSSDを選択することができるようになっています。そのためご自身のモデルが何年製のものかご確認いただいた方が良いかと思います。
Macbook Airの内蔵ストレージはSSD
Macbook Airはその薄さや軽さを実現するためにHDDではなく、SSDを搭載しています。SSDのデータ復旧技術や最先端の技術を持ち合わせたデータ復旧業者に相談されることをおすすめします。MacbookAirはSSDが損傷している場合にはかなり重度の障害を抱えていることになりますが、どのような状態にあるかどうかは実機を診断しなければわかりません。
Macbook Pro
MacbookProは発売当初はHDDを搭載していましたが、2012年6月以降に販売されたモデルはHDDを排除し、SSDをストレージとして採用しています。Mac book Pro(Mid 2012)まではHDDですが、それ以降はSSDです。HDDのモデルで損傷個所がHDDであった場合には、HDDを交換する、またはSSDに換装することで再使用が可能な場合があります。
おすすめできるMacのデータ復旧業者
日本国内にはデータ復旧業者やデータ復旧サービスを含めて100以上存在します。修理サービスとは全く違い、メーカーであってもデータ復旧サービスを自社で提供できないほど専門性が高いため、技術力で評価するのは非常に難しいです。これらの指標をもとにおすすめできるデータ復旧業者をランキング化しわかりやすくまとめました。
DATASMART
DATASMARTは元刑事(デジタル捜査班班長)で現在はテレビコメンテーターとして活躍する佐々木成三氏がおすすめするデータ復旧サービスです。また、元SONYのエンジニアの乗松伸幸氏もおすすめしています。最後発のデータ復旧サービスなため、サービス開始から2年程度しか経っていませんが警察からの感謝状を受領することからも高い技術力が伺えます。スマートフォンなどの最新デバイスはもちろん監視カメラなど古くからある製品のデータ復旧まで対応しています。世界標準のISMSを取得していることと、指紋認証や顔認証での入室管理を行っているのでセキュリティ面でも安心できます。
また、SurfaceやMacなどのブランドから販売されている最新のパソコンのデータ復旧に対応しており、特にSSD搭載のモデルであってもデータ復旧することが可能です。
基本情報
所在地 | 東京 | スピード対応 | 特急作業サービス |
復旧実績 | 官公庁、捜査機関、大手企業、研究機関など | 店舗持ち込み | 対応 |
料金体系 | 成功報酬制 | セキュリティ | ISO27001(ISMS) |
見積もり・診断 | 無料 | 対応メディア | スマホ/HDD/Macbook,Surface等(SSD搭載ノートパソコン)/NAS/RAID/仮想サーバー/クラウドデータ復旧など |
AOSデータ復旧センター
AOSは元富士通出身者の起業家が立ち上げたデータ復旧サービスです。多くの家電量販店(ヨドバシカメラ)やメーカー、au(KDDI)からのデータ復旧サービスを受託していることからも技術力がありそうです。家電量販店にデータ復旧を導入する際の担当者は最低限の記憶メディア製品の知識があることからもある種の専門家からの評価・推薦を受けてる点もおすすめできるポイントです。一方でGoogle Mapでの口コミ数は多くなく判断が難しいですが、ネガティブなコメントが見当たらないことからも悪質なデータ復旧サービスを提供していることは考えられません。
デジタルデータリカバリー
デジタルデータリカバリーは日本国内での売上No.1の実質データ復旧業者です。警視庁からの表彰実績があります。そして、データ復旧設備を30台以上保有しています。ただし、Google Mapに寄せられる口コミにはサービス利用を不安にさせてしまう評判が多く見られましたので、強くおすすめできるか判断できかねるので、3位としています。
成功報酬と謳っていても成功報酬ではないケースも
データ復旧業者によっては作業を依頼してから途中かどこかのタイミングで望んでいたデータが復旧できなくても費用が請求される契約になっている場合があります。そのため十分に注意をする必要があります。上の画像にある見積書は成功報酬費とは別に作業費が発生する旨を記載していますが、成功報酬制を謳っているデータ復旧業者ではあり得ない記載方法です。
さまざまなMacのトラブル事例
Macの故障になる原因はさまざまです。また、データ復旧業者であればありとあらゆる状態であっても対応することが可能です。ただ、ご自身の初めてのトラブルでこれは本当に何とかしてデータ救出できるの?と疑問に思われる方も多いかと思うので、事例をご紹介いたします。特に、物理的な損傷はデータ復旧業者でしか対処が難しいです。
Macの電源が入らない
Macの電源が入らなくなってしまった、電源がつかないというトラブルは非常に多くあります。ある日突然電源が入らなくなる自然故障・経年劣化などもありますし、何が原因かわからない故障は多いです。このような場合でもAppleでは本体交換の対応となりますので、データは初期化されてしまいます。
Macbookが壊れた!電源が入らない状態からデータ取り出し
Macが充電できない
Macが充電できない場合には、充電ケーブルが純正のケーブルでないことが原因であることも考えられますので、充電ケーブルをAppleの純正ケーブルに代えてみることで改善することがあり得ますので、そういったことをお試しいただいても良いかと思います。
Macbookを水没
これはコーヒーや水を飲みながら作業をしていて、使用しているMacbookにかけてしまって、最初は動いたけれども、時間が経つと浸水をして電気系統に異常を来たし、障害を抱えて動作不良となる事例もあります。水濡れ程度でも大きな障害がMac本体内部で起きていることもあります。電源を入れることでさらなる状態悪化が見込まれますので、電源ボタンは押さないようにしましょう。
データ復元ソフトの使用について
データ復元ソフトは有料のもの、無料のものがあります。また、Macに用いることができる専用ソフトもありますが、ここまでお伝えしてきている通り、データ復元ソフトは削除データ専用のツールですので、削除してしまったデータ、フォルダ、ファイルに対しては使用をするというのも1つの選択肢として有効です。
まとめ
Macは高性能なパソコンであり、専門的な高度な知識を求められるため、データ復旧は専門業者に依頼をし、削除をしてしまったデータなどの復元を試みるなどの限定的な場合にのみご自身で何か試されるのを推奨します。個人で行うという判断をするにしても、まずはデータ復旧業者による正しい診断を受けることをおすすめします。Macが壊れてしまった場合にはデータ復旧業者がおすすめです。どのデータ復旧業者に依頼することでできるだけ多くのデータを復旧できるかを判別するのは難しいです。Repairs編集部ではMacのデータ復旧を安心して預けることができる業者をご紹介いたします。
DATASMART
DATASMARTは元刑事(デジタル捜査班班長)で現在はテレビコメンテーターとして活躍する佐々木成三氏がおすすめするデータ復旧サービスです。また、元SONYのエンジニアの乗松伸幸氏もおすすめしています。サービス開始から2年程度しか経っていませんが警察からの感謝状を受領することからも高い技術力が伺えます。スマートフォンなどの最新デバイスはHDDやMacなどのストレージ製品のデータ復旧まで対応しています。Macのデータ復旧の詳細ページはこちらからご確認ください。
Apple関連情報
ここまでMacのデータ復旧について解説させていただきましたが、Repairs編集部ではiPhoneのデータ復旧業者についてもおすすめできる業者をご紹介しています。Macをお使いの方のほとんどがiPhoneを利用されているのではないでしょうか。Macのトラブルのみならず、iPhoneでも同様にデータトラブルに陥ってしまった際にはRepairsをご覧ください。
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