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【2024年最新】データ復旧業者のおすすめ会社比較ランキング

【2024年最新】データ復旧業者のおすすめ会社比較ランキング

パソコンが起動しなくなったり、外付けHDDが壊れて認識しなくなったり、iPhoneやスマホが壊れてデータにアクセスできなくなるトラブルはある日突然やってきます。

このページは仕事で使用しているパソコンのHDDが壊れてどうしようもなくなった経験をしたことのある私自身が当時に欲しかったおすすめできるデータ復旧業者の情報をまとめて解説します。

特にデータ復旧でニーズが高いHDD。ただ、昨今ではスマホを多くの方が持つようになり、スマホなど他の製品のデータ復旧にも対応できる業者をご紹介いたします。

データ復旧とは

データ復旧とは壊れてしまった製品内部に保存されたデータにアクセスすることができない場合や誤った操作によってフォーマット(初期化)、消去してしまったり、システムエラーが発生によってデータにアクセスできないトラブルを解決するサービスです。

メーカー修理とデータ復旧サービスの違い

まず製品が壊れた際には製造元であるメーカーや購入店にお問合せをされるかと思いますが、メーカー修理の目的は再び使用するようにできることです。そのため、あまりにも損傷がひどい場合には本体交換(データが保存されてない)、初期化をしてデータを完全消去した上で修理作業を行います。一方でデータ復旧はデータを再び使えるようにするサービスです。

データ復旧サービス利用後にメーカー修理は利用可能

メーカー修理を行った製品は初期化されてしまいますので、データ復旧は不可能ですが、データ復旧サービス利用後にメーカー修理サービスを利用することは可能です。なくてはならないデータが壊れた機器内部にある場合にはデータ復旧業者に相談されることをおすすめします。

壊れた製品に保存されたデータは貴重

壊れた東芝ノートパソコン
仕事をする上でパソコンはなくてはならないツールになりました。ビジネスマンでパソコンを使用しない人はいません。パソコンを使って作る「データ」は誰にとっても価値が高いです。この重要なデータを保存しているのがHDD(ハードディスクドライブ)です。全てのデータが保存されたHDDが壊れることで正常に認識しなくなってしまうのです。

このページを編集しているのは実際にパソコンが壊れた体験者ですので、私自身の「パソコントラブル」時の改善点も含めて、実体験を踏まえて、徹底的にわかりやすく解説させていただきます。ほぼ全ての方とってパソコンが壊れて認識しなくなるのは初めてのトラブルです。誰にでもわかりやすくすることを心がけていますので最後までご一読ください。

大切なデータのトラブルには慎重に

例え少ないデータであっても、緊急性が高かったり、二度と作成することができないデータや、継続的に作成し続けてきたデータなど重要性が最も高いモノです。壊れたパソコンは買い替えれば新品を買うことが可能ですが、データは唯一無二の貴重なもので壊れたパソコンや外付けHDDに保存されています。

もちろん、時間をかければ再度作成することができる会計データなどもあるかと思います。ただし、その場合であってもご予算によって業者によるデータ復旧サービスを利用するか再度作業を行うことでデータを作成するかどうかを選択することもできます。

明確な選定基準だけを搔い摘んで、これがあれば良いということは難しいのでデータ復旧業者を選定する上で選定するポイントを注意点とともにご紹介いたします。

データ復旧は不確実なもので復旧率は100%になることはありません。データが壊れている場合もあれば、そもそも復旧できない場合もあります。とはいえ、データ復旧について調べている方は依頼するならデータ復旧を成功させてくれそうな業者に依頼したいのは誰もが思うことです。そのため、データ復旧業者はほとんどの場合において成功報酬制を採用しています。また、無料診断サービスも提供しているので活用しない手はありません。

データ復旧業者の3つの選定基準

データ復旧業者を選定するのにあたって、定量的な指標で計ることは実体験からも非常に難しいと思いました。正直メーカー修理の部品交換などと異なって、何の作業をしてもらうのかわからないので、部品が純正のものであるか等も重要ではないですし、技術力がどう違うのかも素人なのでわかりませんでした。実際に体験した経験から参考になればうれしいと思い、選定の際のポイントをご紹介いたします。

【選定基準①】本当に復旧してくれそうかどうか

データ復旧業者の技術力が業者選定基準において最も重要なのは技術力です。ただし、技術力というのは非常に計りづらいものですが、依頼をする際の判断材料にすべきは「実績」と「対応製品の多さ」です。HDDのデータ復旧はデータ復旧の基本中の基本ですので、対応していない業者はいませんが、そういった業者はスマホや最新のノートパソコンなどへの対応はしていません。データ復旧技術のアップデートがされていないことが原因であると考えられます。

【選定基準②】セキュリティが十分か

ISMS認証
世界標準のISMSやプライバシーマークなどのデータや情報管理の体制が整っている企業であれば、より一層安心して壊れてしまった製品を預けることができると思います。そのような企業に問い合わせたときに壊れたスマホのデータ復旧には対応していない、と言われてしまいました。壊れた製品のデータ復旧に対応していないとデータを再び使えるようにはなりません。セキュリティは重要ですが、データ復旧対応技術力には及びません。

【選定基準③】信頼できるデータ復旧業者・サービス

信頼できる業者であるかどうかはさまざまな視点が求められるかとは思いますが、官公庁の実績があるかどうか、復旧率が高いかどうかなどを総合的に判断する必要があります。データ復旧業者は個人情報を取り扱うので、最低限の個人データ情報の取り扱いをしているかどうかも気になる方もいらっしゃるかと思いますが、絶対条件としては「復旧してくれそうか」と「信頼できるか」だと思いました。

データ復旧業者の技術力はわかりづらい

データ復旧業者の技術力は素人目にはわかりません。警察に対して技術協力をした実績があるか、というところが重要です。重大事件を解決するのにあたって、信頼できる業者に依頼しなければ捜査は難航します。証拠データが復旧できなければ解決しませんし、未解決事件となってしまいます。そのため技術力があると考えられる業者選定をします。また、あらゆる製品が事件に関わってきますので、それらに対応している必要があります。

壊れているが、自分の大切なデータが詰まっている

壊れてしまったのでデータ復旧をしたいものの、信頼できない業者にHDDは預けられません。悪意を持てばデータを見られてしまうかもしれません。ただ、データ復旧の作業は半年以上かかるものもあるようなので、よほど有名人でもない限り、わざわざデータを見られることもないのかとは思いました。

お子様の写真や成長記録動画のデータ復旧も

HDDに撮り貯めた子供の写真や動画のデータを整理しようと考えていた矢先に外付けHDDが壊れてしまった、というのは口コミを見ていたらよくあるトラブルのようです。データ復旧は企業向けなイメージが強かったのですが、ほぼ全ての事業者が個人の方に対応しているので安心してください。官公庁に用いる技術を用いる場合もあれば、そうでない場合もあるようですが、壊れたHDDの破損状況によってデータ復旧作業は異なります。

HDDが壊れて困ること

HDDが壊れてしまったときに初めてのトラブルでどうすれば良いか対処方法がわからないということが最も多いお悩みではないでしょうか。この悩みを解決するためには「技術力が高く、信頼できるデータ復旧サービスを利用する」ことが必要不可欠です。技術力で評価できれば一番良いのですが、非常に難しいですし、そもそもデータ復旧サービスって何?と思われる方がほとんどかと思いますのでご紹介します。

よくあるデータトラブル事例

データ復旧業者によるデータ復旧サービスを利用する場合によくある故障・トラブル事例をご紹介いたします。

データが壊れる・動作がおかしい

HDDが壊れたとしても、データは壊れていません。正確にはデータが壊れているかどうかはデータ復元をして、実際に確認してみるまでわかりません。また、データを見ようとしたらアクセス出来なかったり、動作がおかしいということもHDDが壊れる予兆やHDDが壊れていることが原因の可能性もあります。

ただし、データ復元ソフトとデータ復旧業者を比較するとデータ復元ソフトが得意とするトラブルは限定的です。そのため、「あらゆる製品及び障害」に対応できるデータ復旧業者への相談をおすすめします。データ復旧業者というものの存在はほとんどの方が知らないと思いますのでご紹介します。

データ復旧業者について

データ復旧業者は高度なデータ復元技術と専門知識、設備を用いて壊れてしまったパソコン内蔵のHDDや外付けHDDなどのあらゆる記憶メディアからデータを取り出す、抽出してくれるサービスを提供しています。すべてのデータ復旧業者で依頼前に相談、診断、見積もりまで無料で対応してくれます。

データ復元ソフトについて

データ復元ソフトウェアは、通常、動作可能なデバイスやメディアから削除されたデータや損傷したデータを復元するために設計されています。そのため、壊れたHDDに対しては有効ではありません。多くのウェブサイトでソフトウェアが紹介されていますが、データ復元ソフトがなぜ有効ではないかの3つの理由を説明します。

HDDの認識不可・アクセス不可

HDDが壊れた場合には、内部のハードウェアや回路に物理的な損傷が生じているため、データへのアクセスが制限されています。データ復元ソフトウェアは通常、デバイスやメディアへのアクセスを必要としますが、壊れたHDDに対してはアクセスそのものが困難または不可能です。

デバイスの復旧不可

壊れたHDDは、物理的な損傷により正常に機能しなくなっている場合があります。例えば、プラッタやモーターなどの部品が破損している、自然故障している、または落下などの衝撃を受けている可能性があります。データ復元ソフトウェアは、HDD自体の修理や復旧を行うことはできません。

メディアの損傷

データが格納されているディスクも損傷している可能性があります。データ復元ソフトウェアは、基本的に通常動作が可能なHDDにおいて削除データがある場合にのみ有効です。そのため、一部の損傷したメディアからデータを回復することができることがありますが、物理的な損傷が重度である場合、ソフトウェアによるデータの回復はほぼ不可能なためです。

また、データ復元ソフトのメリットとデメリットをまとめましたので、ご覧ください。

復元ソフトのメリット

・安価または無料版がある
・操作が容易
・知識が不要

復元ソフトのデメリット

・有償版にしないと意味がない場合がある
・使う場面を間違えるとデータの破損
・トラブルの悪化を招く可能性がある

初期化・削除してしまったデータは復元ソフト

HDDの「初期化・誤削除してしまった」データに対してはデータ復元ソフトの使用をすることもできますが、フリーソフト使用によっては状態がさらに悪化することもありますので、いかなるデータ復元ソフトであっても使用の際には十分な注意が必要です。

HDDの状態に変化を加えないなら急ぐ必要なし

データ復旧において、壊れたHDDの状態が悪化しないことを前提とすると必ずしも急ぐ必要はありません。仕事で使用していて期日に間に合わせなければならない、できるだけ早くデータが手元に欲しい、データの状況を把握しなければならないという事情がない限りは、慎重に信頼できるデータ復旧業者に依頼することを優先することをおすすめします。ただ、何もしないで情報収集や比較検討ができる方は少ないのも事実かと思います。かく言う私もHDDが壊れて動かなくなったときにはどうすれば良いのだろう!?と混乱してしまいました。

データ復旧業者の選定は難しい

データ復旧業者は日本国内に100社ほどあります。しかしながら、実際のところ、どの業者に依頼すれば良いのか非常に難しいです。ただし、データ復旧業者は記憶メディア製品に起きるあらゆる障害に対応することが可能ですが、データ復元ソフトは削除データ・フォーマットした場合にのみ有効なため限定的な選択肢です。一方で、業者によって得意とする製品カテゴリーがあり、データ復旧の技術力の違いはわかりづらいですし、比較し判断するのは至難の業です。

技術力が高く、信頼できるデータ復旧業者を見極めるポイント

正直に申し上げて、HDDのデータ復旧の技術力の違いは素人では判断することはできないと言えます。ある程度ハードウェアなどのガジェットやパソコンに詳しい人であったり、仕事で情シスやエンジニア(SE)などを行っている人でも判断することは難しいはずです。また、データ復旧率などの数値が公開はされていたとしてもデータ復旧が必要になった製品の状態において全く同じものは存在しません。そのため、出来る限り公開情報をもとに徹底的に調査し、比較検討する必要があります。

  • 【信頼性】第三者からの推薦
  • 【信頼性】官公庁との取引実績
  • 【技術力】スマホなどの最新デバイスへの対応
  • 【安心】GoogleMapの口コミ

さまざまな指標でデータ復旧業者を比較することができます。持ち込み可能か出張対応、宅配、即時対応などの対応力で比較することもできますが、私自身、信頼できてデータ復旧技術の高いデータ復旧業者に依頼することが最も価値が高いと考えて以上の指標を選定しました。また、この指標を元にしたデータ復旧業者おすすめランキングもまとめています。

第三者からの推薦

信頼することができる第三者からの推薦があることは評価することができます。エンジニアや元捜査機関関係者などが理想です。大学の教授などからの評判の高さは一見良さそうですが、専門性を有するデータ復旧においては高学歴で賢そうな有名大学教授であってもデータ復旧に関する知識は変わりありません。そのため、権威性の高い教育機関からのデータ復旧実績があると言う判断材料としては有益です。

官公庁との取引実績

間接的ではありますが、技術力の高さは実際に第三者からの評価や推薦が得られているか、官公庁との取引実績があるかによって予想することができます。なぜならば、官公庁は税金を投じて委託して業務を依頼するため、妥当性のある業者への発注になるからです。また、基本的には一度依頼した業者のことは信用しているはずです。別のデータ復旧業者に依頼する場合には何かしらの理由があるからだと考えられます。

GoogleMapの口コミ・評判

Google Mapの口コミに関してはサクラのレビューを書く業者等も存在しているのも事実としてありますが、単純に評価の低いレビューを見ることでデータ復旧業者のサービスを予想することができます。基本的にはマイナス評価やネガティブなものを確認することでご自身が受けたくない体験が予想できます。なぜならば、マイナス評価、すなわち★を1つしかつけていないレビューには顧客体験としてしたくない不快さを誰かが実体験として残している可能性が高いからです。

ISMS認証やPマークの取得

ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)やPマーク(プライバシーマーク)を取得している企業であれば安心して個人情報を預けることができるのではないでしょうか。ISMSは情報の機密性・完全性・可用性を維持し、絶えず改善を行うために外部の検査機関とサービス運用状況を確認された上で認証されています。

徹底比較!データ復旧業者おすすめランキング

日本国内にはデータ復旧業者やデータ復旧サービスを含めて100以上存在します。修理サービスとは全く違い、メーカーであってもデータ復旧サービスを自社で提供できないほど専門性が高いため、技術力で評価するのは非常に難しいです。これらの指標をもとにおすすめできるデータ復旧業者をランキング化しわかりやすくまとめました。

第1位 DATASMART

データスマート
DATASMARTは元刑事(デジタル捜査班班長)で現在はテレビコメンテーターとして活躍する佐々木成三氏がおすすめするデータ復旧サービスです。また、元SONYのエンジニアの乗松伸幸氏もおすすめしています。最後発のデータ復旧サービスなため、サービス開始から2年程度しか経っていませんが警察からの感謝状を受領することからも高い技術力が伺えます。スマートフォンなどの最新デバイスはもちろん監視カメラなど古くからある製品のデータ復旧まで対応しています。世界標準のISMSを取得していることと、指紋認証や顔認証での入室管理を行っているのでセキュリティ面でも安心できます。

また、SurfaceやMacなどのブランドから販売されている最新のパソコンのデータ復旧に対応しており、特にSSD搭載のモデルであってもデータ復旧することが可能です。

基本情報

所在地 東京 スピード対応 特急作業サービス
復旧実績 官公庁、捜査機関、大手企業、研究機関など 店舗持ち込み 対応
料金体系 成功報酬制 セキュリティ ISO27001(ISMS)
見積もり・診断 無料 対応メディア スマホ/HDD/Macbook,Surface等(SSD搭載ノートパソコン)/NAS/RAID/仮想サーバー/クラウドデータ復旧など

【関連】【DATASMART(データスマート)のデータ復旧の特長】評判・口コミを徹底調査!

第2位 AOSデータ復旧センター

エーオーエスデータ復旧サービスセンター
AOSは元富士通出身者の起業家が立ち上げたデータ復旧サービスです。多くの家電量販店(ヨドバシカメラ)やメーカー、au(KDDI)からのデータ復旧サービスを受託していることからも技術力があり、オススメできます。家電量販店にデータ復旧を導入する際の担当者は最低限の記憶メディア製品の知識があることからもある種の専門家からの評価・推薦を受けてる点もおすすめできるポイントです。一方でGoogle Mapでの口コミ数は多くなく判断が難しいですが、ネガティブなコメントが復旧しなかった場合のみであることからも悪質なデータ復旧サービスを提供していることは考えられません。
【関連】AOSデータ復旧サービスセンターの評判・特徴まとめ

第3位 デジタルデータリカバリー

デジタルデータリカバリー
デジタルデータリカバリーは日本国内での売上No.1の実質データ復旧業者です。警視庁からの表彰実績があります。そして、データ復旧設備を30台以上保有しています。ただし、Google Mapに寄せられる口コミにはサービス利用を不安にさせてしまう評判が多く見られましたので、強くおすすめできるか判断できかねるので、3位としています。

成功報酬と謳っていても成功報酬ではないケースも

見積書
データ復旧業者によっては作業を依頼してから途中かどこかのタイミングで望んでいたデータが復旧できなくても費用が請求される契約になっている場合があります。そのため十分に注意をする必要があります。上の画像にある見積書は成功報酬費とは別に作業費が発生する旨を記載していますが、成功報酬制を謳っているデータ復旧業者ではあり得ない記載方法です。

参考:Google Mapで見れる見積書

第5位 パソコン救急バスターズ

パソコン救急バスターズ超速対応データ復旧
パソコン救急バスターズは埼玉県にデータ復旧センターを構えています。関東圏はもちろんのことながら、多くの地域で出張サービスを提供していますので、利便性の高いおすすめのデータ復旧業者です。PC内蔵HDDからiPhoneまで幅広く対応していますが、データ復旧の初期診断費用に3000円がかかります。初期診断がかかることはデメリットですが、多くの地域で出張対応をしていることやマルウエアEmotet (エモテット)に関する注意喚起を行っていることからも出張エリアにお住まいの方はまずお問合せされても良いかもしれません。

基本情報

所在地 埼玉県 スピード対応 特急作業サービス
出張対応エリア 千葉県八街市、横浜市保土ヶ谷区、埼玉県本庄市、高崎市福島県いわき市、仙台市若林区、京都市、姫路市飾磨市 店舗持ち込み 対応
料金体系 成功報酬制 セキュリティ ISO27001(ISMS)
見積もり・診断 初期診断費用3000円 対応メディア 内蔵HDD//外付けHDD/内蔵SSD/NAS/サーバ/USBメモリー/SDカード/CD/DVD/ビデオムービー/HDDレコーダー/MOフロッピーディスク/iPhone

HDDの壊れ方・発生する障害

HDDに何かしらの障害が発生すると壊れてしまいます。この障害が故障の原因なのですが、大きく分けて2つ、「物理障害」と「論理障害」に分類することができます。基本的にすべての壊れ方においてデータ復旧業者に相談されることをおすすめしていますが、物理障害が発生している場合には自力でのデータ復旧は不可能に近いのが実状です。

HDD障害内容 障害レベル 業者の相場価格 対応可能業者の目安
物理障害 軽度 7~15万円 知識が求められる
中度 10~40万円 専門設備が必要
重度 20~70万円 官公庁の実績・ISO取得
論理障害 軽度 3~6万円 市販ツール使用(復旧率は不明)
中度 5~15万円 専門設備が必要
重度 10~30万円 官公庁の実績・ISO取得

データ復旧業者が対応する機器・製品

データ復旧業者データを保存している記憶メディアに何かしらの障害(故障)が発生してしまった場合に技術を用いてデータを救出します。高い技術力を持った「データ復旧業者」は多くの製品に対応しています。ビデオカメラ専門のデータ復旧業者、SDカード・USBのみにデータ復旧サービスを提供しているデータ復旧サービスもありますが、高度な技術・設備を持っていた場合には多くの製品に対応することができるはずです。

  • HDD(ハード・ディスク・ドライブ)
  • SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)
  • パソコン全般(Mac/WindowsPC)
  • スマートフォン・タブレットなどのモバイル製品全般
  • ビデオカメラ・デジタルカメラなどのカメラ製品全般
  • NVR、DVRなどの防犯カメラ・監視カメラ全般
  • USBメモリ、SDカード
  • NAS、サーバー
  • ブルーレイ、DVDレコーダー
  • 光学ディスク、コンパクトフラッシュ

MacとWindowsで異なるデータ復旧

MacとWindowsパソコンでデータ復旧に求められる技術が異なります。MacにもHDDを搭載しているモデルとSSDを搭載しているモデルがありますが、OS・システムが異なるため必要な技術や作業経験値などが異なるためです。最適なデータ復旧業者の選定方法やデータ復元ソフトとの比較などの情報を別ページにてまとめていますので、そちらをご覧ください。
【関連】【Mac データ復旧 業者】本当におすすめできる厳選3社

物理障害と論理障害

ハードディスクドライブ(HDD)の問題は、大きく分けて物理障害と論理障害の二つに分類されます。また、どちらの障害も併発している場合もあります。いずれにしても、早期に対処することでデータの復旧成功率を高めることができます。どちらの障害でも、問題を悪化させる可能性があるため、新たなデータの書き込みは避け、データ復旧の専門家に相談することをおすすめします。

物理障害とは

これはハードウェア自体の故障または損傷を指します。HDDの内部パーツ(例えば、読み書きをする磁気ヘッドやスピンドルモーター)が経年劣化や外部からの衝撃で故障したり、落雷によるショートや浸水、過度の熱などにより物理的に損傷したりすることが原因です。

どのような時に発生する?

物理障害は突然生じることがほとんどです。PCが起動しない、外付けドライブを認識しない、「カチカチ」「ジー」「コツンコツン」などの異音が聞こえる、データの読み書きに失敗するなどの症状として現れることが多いです。これらの問題の修復は専門的な知識とツールが必要となり、通常はプロのデータ復旧サービスに依頼することが一般的です。

取るべき対応

物理障害の発生したHDDでは磁気ヘッドの交換や制御、スクラッチ面を除外したプラッタ領域からの読み出し、ファームウェア情報の書き換え・読み出しなどが必要です。
ハードディスクで物理障害が発生している場合には、基本的には自力での対処は難しく、クリーンルームの設備を有しているサービスに相談し診断してもらうことをおすすめします。

データ復元ソフトなどもありますが、物理的に壊れている可能性がある場合にはソフトが正しく認識できない可能性が高いですし、状態をさらに悪化させる可能性もありますので避けてください。

論理障害とは

これはソフトウェア的な問題を指します。データの構造やファイルシステムに問題があるため、正常にデータを扱えない・アクセスできない状態を指します。暗号化にかかわる問題もこれに当たります。ユーザーの操作ミス(誤ってデータを削除するなど)、ウイルスやマルウェアの影響、ソフトウェアのクラッシュや予期せぬシステムのシャットダウンなどが原因です。

どのような時に発生する?

論理的な障害は、特定のファイルやフォルダが見つからない、データが壊れている、システムが正常に起動しない、PCが起動しない、外付けドライブを認識しない、などの形で現れます。これらの問題は、データ復旧ソフトウェアを用いて自分で解決することが可能な場合もありますが、重要なデータが関わる場合は専門家に依頼することが推奨されます。

データを間違えて消去したり、ディスクをフォーマットしたりした場合

まず重要なことは、データを消去した直後になるべくそのデバイスの使用を停止することです。新しいデータが上書きされる前であれば、消去されたデータはデバイスの物理領域にまだ存在している可能性が高いのです。

また、インターネットを使用する場合であってもキャッシュファイルがHDDに書き込まれてしまい、上書きされることでセクタの情報が完全に消失する可能性があります。

データ復元ソフトの使用も

データ復旧ソフトウェアを使用することも1つの選択肢です。これは消去やフォーマットされたデータを復旧するためのツールで、様々な種類のソフトを検索すれば見つけることができます。ただし、これらのツールは使用する際には注意が必要です。誤った操作はさらなるデータ損失を引き起こす可能性があります。特に重要なデータを復旧する場合、自信がなければプロフェッショナルのデータ復旧サービスに依頼することをお勧めします。

HDDが壊れる大きな原因は可動部品

HDDがなぜ壊れるか疑問に思われる方も多いかもしれませんが、HDDが壊れる理由の1つとしてモーターやアームなどを含めて可動部品がいくつもある製品であることが挙げられます。部品があることで壊れる原因を作ってはいますが、部品がないことで修復が非常に困難なSSDと比較してもデータ復旧難易度は比較的低いとも言うことができます。

HDDが壊れた際にやってはいけないこと

HDDが壊れてしまったときにおすすめできないのは自分で何とかしようとすることです。壊れたHDDのデータ復旧作業を何件も取り扱っている業者と、初めてHDDが壊れた人は頭の中が真っ白になっている状態から初めてHDDを復旧しなければならない状況で、情報収集から全てを自分で調べて、信頼できるデータ復旧業者に相談することは非常に難しいです。

データ復旧サービスは割安?

意外に思われる方も多いかと思いますが、データトラブルはデータ復旧業者に依頼することが実は最もコストパフォーマンスが高い選択肢です。何故かと言うと、データ復旧業者のほとんどは診断を無料で提供しているからです。また、データ復旧確率を高め何とかデータを取り出したいという場合にはデータ復旧業者以外の選択肢は存在しません。

重要なデータが詰まったHDDを壊してしまうリスクを最大限に下げることができます。初めてのトラブルで失敗しがちなNGアクションをまずはご紹介します。

  • ①オンライン上で見つかるデータ復元ソフトを使用する
  • ②安さで選ぶ・格安(一律料金)を採用するデータ復旧業者への依頼
  • ③成功報酬を標榜するものの成功報酬ではない業者への依頼

①オンライン上で見つかるデータ復元ソフトを使用する

データ復元ソフトを使用しても良い前提条件がありますが、それは「削除したデータである」「フォーマットしたHDDである」「そのデータ復元ソフトを使用することで」確実にデータ復旧することができる確証を得ている時か、さまざまな選択肢を徹底的に調べた上で予算の関係でデータ復元ソフトに頼らざるを得ない時です。もちろん、いかなる状況であってもまずはデータ復旧業者の専門家に相談なさることをおすすめします。

②安さで選ぶ・格安データ復旧業者に依頼する

格安・定額のHDDのデータ復旧サービスは一見良さそうに見えます。ただし、「安さ」を実現させるためには何かを犠牲にしなければなりません。データ復旧において定額制で提供するには「作業内容を限定的にする」しか方法がありません。作業内容を限定的にすることによってHDDがさらに壊れてしまうことがあるのが最大のリスクです。

なぜHDDがさらに壊れてしまうかというと、データ復旧において最も重要な診断の作業内容を限定的にするためです。診断を正確に行わず、データ復旧確率の高い設備を壊れたパソコンの内蔵HDDに使用することによって壊れてしまいます。高額な設備なため一般的にネットで見つかるデータ復元ソフトなどとは比較できないほどに柔軟性が高く、データ復旧確率が高いです。

ある意味ではこの設備があることによって、あらゆる製品のデータ復旧において重要な「診断」の作業をないがしろにし、大切なデータが入ったHDDに対して精緻な診断を行わずにこの設備を使用するだけとなります。それによって、実際は一時的に修理してHDDを認識する状態に治せるはずだったのに、致命的な損傷を加えてHDDを破損させてしまうのです。

格安・定額のHDDデータ復旧サービスを利用しても良い条件

格安のHDDデータ復旧サービスがどのような作業をしてくれて、その作業によってデータ復旧できる確率が極めて高いと判断できていれば、格安定額データ復旧サービスは非常に有益だと思います。しかしながら、重要なデータが入っていて、どうしてもデータを復旧したいが、定額サービスで復旧できる確証がない場合には依頼しない方が良いのではないでしょうか。

定額データ復旧サービスの仕組み

データ復元ソフトが一律料金でオンラインで販売されているように、定額データ復旧サービスを提供するには設備を使用し、その使用料金をデータ復旧費用として支払う仕組みになっています。ご自身で定額サービスを利用することで復旧できそうかどうかの自己診断を行った上でのご依頼をおすすめします。

データ復旧作業で行う内容を限定する

3~5万円程度の定額制のデータ復旧業者がありますが、データ復旧作業というよりはやや高額なデータ復元ソフトを使用するものに近く、対応できる障害が限定的です。データ復旧業者は基本的に失敗した事例は書くことはありません。そのため定額制のデータ復旧サービスでも同様に成功した事例のみを紹介しているので、大丈夫ではないか?と思う方もいるかもしれませんが、成功事例と同じ型番であったとしても、発生している障害が異なれば全く結果として異なります。

公開されたデータ復旧率もあくまでも参考値に

データ復旧の成功率を聞きたいところかと思いますが、基本的にデータ復旧業者としては都合の良いことを言わなければ契約してもらうことができません。そして、データ復旧の成功率はあくまでも参考値とされることをおすすめします。実際のところは電話をしてみて、回答が具体的かどうか、信用できそうかというところが判断基準になります。

③成功報酬を標榜するものの成功報酬ではない業者への依頼

成功報酬制を標榜していても、手付金や作業料が発生するデータ復旧業者があります。これはデータ復旧サービスとして契約する方法として存在するので、それ自体を否定することはできません。また、データ復旧サービスの特性上、作業を行ったとしてもデータが完全に動くかどうかはわからないので、一部仕方ない部分があるかと思います。嫌な思いをしたくない、という方は事前にGoogleでサービス名と評判を掛け合わせて検索してみてはいかがでしょうか。

見積もり金額以上の追加費用はかかりません

さまざまなデータ復旧サービスを調べましたが、見積もりが確定したあとに料金が下がることがあっても、料金が上がったり、追加費用がかかることがないことがわかりました。ただし、他の製品のデータ復旧を行う場合や2台の機器を預けている場合には追加料金を請求されたように思うことがあるようです。

また、データ復旧業者によってはデータの取れ高によって料金を変動させる業者も必要ですが、見積書を一言一句確認すれば問題ありません。データ復旧サービスは法人向けのサービスです。そのため普段契約書や発注書を読み飛ばしている方が多いかと思いますが、熟読することをおすすめします。

HDDデータ復旧サービスの利用の流れ

①データ復旧業者への申し込み
②壊れたHDDをデータ復旧業者に持ち込みまたは郵送
③診断作業
④データ復旧の見込み(診断書)、見積もり金額の連絡
⑤依頼者による診断書・見積もりの結果確認、依頼
⑥HDDデータ復旧作業
⑦復旧データ納品

データ復旧ができない場合には診断書にデータ復旧不可判定が記載されることが多いようです。しかし、1つの業者でデータ復旧できない場合でも他の業者では対応することはできる可能性は残っています。一方で他業者で作業を行っている場合には状態の悪化が見込まれるので、復旧率は低くなります。

他業者でのデータ復旧作業後は高額に

期待できるデータ復旧率が低いとデータ復旧業者としても通常よりも作業工数がかかることが見込まれるので料金は30万円以上となり、データ復旧の相場よりも高くなります。データ復旧サービスが成功報酬制で提供されている以上仕方がないと思います。

診断結果やデータ復旧作業結果によっては0円

診断時や作業時の結果、そもそもデータ復旧が理論上不可能な状態にある場合があると、データ復旧を行うことができません。データ復旧業者であっても必ずデータが戻ってくるという保証はないのです。その一方で欲しいデータがない場合にはキャンセルすることもできます。

データ復旧の費用相場

データ復旧は業者に依頼する場合には、発生している障害や記憶メディアによって費用は異なります。それはデータ復旧作業の難しさや作業工数によっても幅があります。そのため費用相場はあくまでも目安としてご理解ください。また、データ復旧技術力の高い業者であると作業内容や抱えているエンジニアが多くなるので、見積金額に幅が出てきます。

  • ・記憶メディアの種類
  • ・損傷の度合
  • ・障害の種類(物理障害、論理障害)
  • ・障害の重症度
  • ・依頼台数
  • ・作業期間
  • ・納期までの期間

データ復旧ができないけど費用がかかる!?

業者によってはデータ復旧ができないけれど、費用がかかる場合があります。依頼者の許諾を得ているので法律的には問題がないのですが、そのケースには95%以上データ復旧しますというセールストークを受けることがあります。データ復旧が成功するかどうかは診断してみない限りわかりません。あくまでもデータ復旧率は参考であり、復旧率の高さで業者選定をする場合には失敗する場合を確認する方が良いと思います。

一度壊れたHDDは修理不可

自然故障や落下などいかなる理由であっても、一度壊れて正常に動作しなくなったHDDは修理して再度つかうことはおすすめできません。なぜならば、修理したところで再び壊れる可能性が十分にあるためです。経年劣化や使用による消耗があり壊れることもありますし、3年前後と言われる寿命を前に壊れることも十分にあります。
【外付けHDD(ハードディスク)データ復旧業者】信頼のおすすめ5社

悪徳業者も存在する?不信に思ったらキャンセル

データ復旧の問い合わせをすると、復旧見込みが低いにもかかわらず、担当者が復旧の実績があります!と何が何でも受注するために、聞こえの良い回答をする場合があります。実際に復旧できるかは実機を診断しなければわかることはありません。

データ復旧サービスを利用前に口コミを確認することが理想です。
取引に不安を感じたら、まずは質問をしてみてください。誠実な回答を得られず、早急に契約を求めてくる場合には悪徳業者である可能性があります。
データ復旧は何度も依頼することで機器の状態は悪化してしまいますが、早急な意思決定が必要な場合は多くはありません。

データ復旧の即時発注は危険

データが明日、明後日に必要であったり、期限がある場合を除いて、データ復旧を急ぐ必要はありません。むしろ大切なデータだからこそ慎重になっても良いのではないでしょうか。データ復旧の診断時点で処置を加えていると状態の変化があるのは確実なのですが、取引において不安を感じたらキャンセルをすることをおすすめします。

データ復旧対応機器別

メディア・機器によってデータ復旧の得意な業者、対応していない業者が存在しています。各メディアごとにデータ復旧の情報をまとめていますので、そちらをご覧ください。

まとめ

HDDが壊れたら基本的に修理することはできません。そのため、データ復旧をする必要がある場合にはご自身で何とかしようとせずに、データ復旧専門サービスを利用されることをおすすめします。選定基準をもとにデータ復旧業者を総合的に評価し、判断をすることでデータ復旧が成功に繋がることを願っています。一番最初に相談しHDDを預ける業者選定がデータ復旧において最も重要ですので、実際に問い合わせて顧客対応、データ復旧実績や支払い条件を確認されることをおすすめします。

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