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HDD(ハードディスク)のデータ復旧・復元|選んで良かったと思えるおすすめの業者5選

HDD(ハードディスク)のデータ復旧・復元|選んで良かったと思えるおすすめの業者5選

HDD(ハードディスク)をパソコンに接続しても認識されない、PC内蔵のHDDから変な音がする・・・・フォルダにアクセスできないといったトラブルはある日突然起きてしまします。
このようなトラブルに見舞われたとしても、データ復旧サービスを利用すれば解決することができます。
このページではデータ復旧の成功率を高めるポイントや選んで良かったと思っていただけるデータ復旧サービスをご紹介して参ります。

信頼できる・選んでよかった
データ復旧サービスを見る

この記事を監修した専門家

データ復旧の専門家
山田弘幸
元PCメーカーのエンジニア。米国駐在時にはヘリコプターで船舶に乗り込み、専用機器からデータ復旧をしたこともあるデータ復旧のスペシャリスト。パソコン修理(内蔵HDD)もできる。

比較検証ポイント

本記事では、日本全国に100社以上あるデータ復旧業者の中でも特に、HDDの復旧に強く、顧客からの評価が高く、実績が多数あり、信頼できるデータ復旧サービスを徹底的に比較検証しました。
HDDの復旧事例の多さ(パソコン(内蔵HDD)・外付けHDD・NAS等)
データ復旧が低価格・明確な料金体系(成果報酬制の採用)
データ復旧の実績・データの復元率

上記の項目をRepairsが独自に検証を行った上で、ランキング化しています。

HDDのデータ復旧!高い評価を受けるおすすめ会社ランキング

おすすめ第1位 DATASMART

データスマート
DATASMARTは元刑事(デジタル捜査班班長)で現在はテレビコメンテーターとして活躍する佐々木成三氏がおすすめするデータ復旧サービスです。また、元SONYのエンジニアの乗松伸幸氏もおすすめしています。最後発のデータ復旧サービスなため、サービス開始から2年程度しか経っていませんが警察からの感謝状を受領することからも高い技術力が伺えます。スマートフォンなどの最新デバイスはもちろん監視カメラなど古くからある製品のデータ復旧まで対応しています。世界標準のISMSを取得していることと、指紋認証や顔認証での入室管理を行っているのでセキュリティ面でも安心できます。

基本情報

所在地 東京 スピード対応 特急作業サービス
復旧実績 官公庁、捜査機関、大手企業、研究機関など 店舗持ち込み 対応
料金体系 成功報酬制 セキュリティ ISO27001(ISMS)
見積もり・診断 無料 対応メディア PC/HDD/Windowsサーバー/スマホ/外付けHDD/ノートパソコン/NAS/RAID/仮想サーバー/SDカード/光学ディスク/メモリーカード等

データ復旧事例

パソコンが正常に起動せず、セーフモードとネットワークでのみ操作可能な状態で、ハードディスクのデータを自力で移行した。しかし、一部のファイルやフォルダが欠けていることに後から気づいた。移行完了と思い元データを削除したため、欠けたデータの復旧が困難になったが復旧することができた

 

「巡回冗長検査(CRC)エラー」で外付けHDDに保存したファイルが表示されない状態でしたが、障害を回避して磁気記録情報を抽出・解析し、約87,000MB、約14,000ファイルのデータ復旧に成功しました。

外付けHDDは通電するもののPCでは認識されず、「接続できません」というエラーが表示され、HDDの電源も正常に切れませんでした。故障直前にはカチカチ音がしており、最終的に電源が入らなくなりました。しかし、物理的処置を施し、磁気記録情報を抽出・解析することで、約55,000MB、約110,000ファイルの復旧に成功しました。

おすすめ第2位 AOSデータ復旧センター

エーオーエスデータ復旧サービスセンター
【公式サイト】AOS
AOSデータ復旧センターは元富士通出身者の起業家が立ち上げたデータ復旧サービスです。多くの家電量販店(ヨドバシカメラ)やメーカー、au(KDDI)からのデータ復旧サービスを受託していることからも技術力がありそうです。家電量販店にデータ復旧を導入する際の担当者は最低限の記憶メディア製品の知識があることからもある種の専門家からの評価・推薦を受けてる点もおすすめできるポイントです。一方でGoogle Mapでの口コミ数は多くなく判断が難しいですが、ネガティブなコメントが見当たらないことからも悪質なデータ復旧サービスを提供していることは考えられません。

データ復旧事例

外付HDDがエクスプローラー上で認識されず、「!」マークが表示されることもある状態でした。診断の結果、物理的損傷はなく、論理ツールで解析・調査を行い、データ検出に成功しました。診断期間は2日、復旧期間は2日です。(引用元:公式サイト)

外付けハードディスクがヘッドクラッシュで読み込めなくなり、大手を含む複数の復旧サービス会社では修復不能と診断され、一部では高額な料金を提示されました。しかし、AOSデータ復旧サービスセンターに依頼したところ、77%のデータが復旧され、大切なデータもほぼ回収できました。丁寧な対応と成果に感謝し、このサービスを自信を持っておすすめします。(引用元:GoogleMaps)

IODATAのHDDが故障してアクセス不能になり、同梱されていた案内を通じて修理を依頼しました。受付から配送まで迅速に対応していただき、データも無事に復旧しました。バックアップを取っていなかったことを後悔していましたが、大切なデータが戻り大変感謝しています。軽度の故障だったため安価で対応していただき、新品HDDにデータを納品してもらえました。今後は早速バックアップを取ります。ありがとうございました。(引用元:GoogleMaps)

おすすめ第3位 デジタルデータリカバリー

デジタルデータリカバリー
デジタルデータリカバリーは日本国内での売上No.1の実質データ復旧サービスです。警視庁からの表彰実績があります。そして、データ復旧設備を30台以上保有しています。ただし、Google Mapに寄せられる口コミにはサービス利用を不安にさせてしまう評判が多く見られましたので、強くおすすめできるか判断できかねるので、3位としています。

データ復旧事例

データ復旧を依頼するのは今回が初めてでした。復旧ソフトを含め、どの業者に依頼すべきか慎重に調べた結果、御社は他社が復旧できなかったデータの復旧に成功した豊富な実績があり、技術力が非常に高いと判断してお願いすることにしました。

HDDのデータ復旧率は約90%と高い成果を出していただきました。また、対応のスピードも非常に速く、電話での説明や対応は親切かつ丁寧で、内容がとても分かりやすく安心して任せることができました。
費用については決して安価ではないものの、技術力や対応の質を考慮すると、十分に納得できるものでした。総合的に大変満足しています。この度は本当にありがとうございました。(引用元:GoogleMaps)

外付けハードディスクドライブの無料見積を依頼しましたが、予算を超えたため作業は依頼しませんでした。それでも電話対応は迅速丁寧で、返却時の梱包も非常に丁寧でした。費用がかかることを後から理解しましたが、親切な対応に感謝しています。(引用元:GoogleMaps)

成功報酬と謳っていても成功報酬ではないケースも

見積書
データ復旧サービスによっては作業を依頼してから途中かどこかのタイミングで望んでいたデータが復旧できなくても費用が請求される契約になっている場合があります。そのため十分に注意をする必要があります。上の画像にある見積書は成功報酬費とは別に作業費が発生する旨を記載していますが、成功報酬制を謳っているデータ復旧サービスではあり得ない記載方法です。

参考:Google Mapで見れる見積書

おすすめ第4位 パソコン救急バスターズ

パソコン救急バスターズ超速対応データ復旧
パソコン救急バスターズは埼玉県にデータ復旧センターを構えています。関東圏はもちろんのことながら、多くの地域で出張サービスを提供していますので、利便性の高いデータ復旧サービスです。PC内蔵HDDからiPhoneまで幅広く対応していますが、データ復旧の初期診断費用に3000円がかかります。初期診断がかかることはデメリットですが、多くの地域で出張対応をしていることやマルウエアEmotet (エモテット)に関する注意喚起を行っていることからも出張エリアにお住まいの方はまずお問合せされても良いかもしれません。

基本情報

所在地 埼玉県 スピード対応 特急作業サービス
出張対応エリア 千葉県八街市、横浜市保土ヶ谷区、埼玉県本庄市、高崎市福島県いわき市、仙台市若林区、京都市、姫路市飾磨市 店舗持ち込み 対応
料金体系 成功報酬制 セキュリティ ISO27001(ISMS)
見積もり・診断 初期診断費用3000円 対応メディア 内蔵HDD//外付けHDD/NAS/サーバ/USBメモリー/SDカード/CD/DVD/ビデオムービー/HDDレコーダー/MOフロッピーディスク/iPhone

HDDの故障・壊れ方

このページをご覧になっている方はHDDが壊れて困っている方だと思いますが、壊れ方はさまざまです。

  • PC/HDDを机から落下させてしまった
  • ジージーなどの異音がするようになった
  • 焦げ臭い、変なにおいがする
  • ファイルが消えてしまった
  • ドライブやフォルダを認識しない
  • 誤ってデータを削除してしまった

似たような壊れ方であっても、HDD内部で起きている障害はさまざまです。あらゆる障害に対応できるのがデータ復旧サービスです。
実は何もご自身で初期対応を取らないことが失敗しないための秘訣なのです。

物理的な障害と論理的な障害

種類 定義 障害事例
物理障害 HDD自体の物理的な損傷や劣化が原因の障害。
  • HDDが認識されない
  • データの読み書きができない
  • ドライブが異音を発する
  • USBポートやケーブルの破損
  • ドライブが落下して壊れる
論理障害 HDDのファイルシステムやデータ構造の破損、誤操作などが原因の障害。
  • ファイルが見えない、アクセスできない
  • 「フォーマットしますか?」と表示される
  • データが消失した
  • ファイル名が文字化けしている
  • HDDがウイルス感染している

HDDに外的な破損が見られない場合

HDDに外的な破損や損傷がない場合には論理障害と調査結果が出ることが多いです。論理障害は、HDDに物理的な損傷がないにもかかわらず、データがアクセスできなくなる状態を指します。このような障害は、誤ってデータを削除したり、上書きしたり、初期化してしまうことや、ウイルス感染によって引き起こされる場合があります。その他にも、ファイルシステムのエラーやソフトウェア的な不具合も原因として挙げられます。

論理障害の場合、データ復元ソフトを使うことで、自力で復元できる可能性があります。特におすすめの復元ソフトとしては、「Recuva」や「EaseUS Data Recovery Wizard」があります。これらのソフトは、削除やフォーマットされたデータの復元に対応しており、無料版が利用可能なため、初めて使う方にも適しています。ただし、操作を誤ると障害が悪化し、復旧率が下がる恐れがあるため、慎重に使用することが重要です。

低価格でデータ復元したい方におすすめ!無料で使えるHDD復元ソフト「Recuva」

費用を抑えつつHDDのデータ復旧・復元を行いたい方には、無料のHDD復元ソフト「Recuva」をおすすめします。無料ソフトを利用する際は注意点をしっかり確認することが大切ですが、Recuvaは無料ながら非常に使いやすく、「誤ってファイルを削除してしまった」場合に復元できるソフトです。一般的な無料ソフトでは、「HDDのスキャンのみ可能」「復旧可能なデータ容量が数GBまで」といった利用制限が多い中、RecuvaはHDDのスキャンからデータ復旧までを一通り無料で利用可能です。特に以下の点が評価されています。

RecuvaはWindows専用のソフトで、Windows XPからWindows 10までに対応しています。一部最新のOS(Windows 11など)については、公式サイトやユーザー評価を確認することをおすすめします。そのほかの有料の復元ソフトも含めてご紹介していますので、下記のページをご覧ください。

【2025年】データ復元ソフトを徹底比較!有料版・無料版別のおすすめ10選

HDDに外的な破損がある場合

PC(HDD)を落下させてしまった、ぶつけてしまった場合には物理障害と調査結果が出ることが多いです。HDDが外部からの衝撃や環境要因によって物理的に損傷し、それが原因でデータにアクセスできなくなる状態を指します。具体的には、HDDを落下させて強い衝撃を与えてしまった場合、長年の使用による経年劣化が進行して不具合が発生した場合、水没や湿気による損傷が起きた場合などが該当します。

物理障害は、論理障害とは異なり、自力で復旧することが極めて難しい特徴があります。市販のソフトウェアでは対応できず、データ復旧には高度な技術と専門設備が必要です。物理的に損傷したHDDを無理に操作したり通電を繰り返したりすると、さらに状態が悪化し、復旧の可能性が大幅に低下する恐れがあります。

そのため、物理障害が疑われる場合には、HDDを再起動させることや分解を試みることは避け、速やかにデータ復旧の専門業者に相談することを強くおすすめします。専門業者は、クリーンルームや専用ツールを用いて物理障害のHDDからデータを安全に復旧するための知識と技術を備えています。早期に適切な対応を取ることが、データ復旧の成功率を高める重要なポイントです。

データ復旧サービスはあらゆる障害・トラブルに対応

HDDのデータ復旧が必要になる場合には大きく分けて2種類の障害を抱えている場合があります。それは「物理障害」または「論理障害」です。これらは単純にどちらか一方のみが発生しているというわけではなく、同時に発生している場合もあり、エンジニアであったり、プログラミングができるような方であっても苦慮します。

ましてやほとんどの個人の方が初心者ですので、簡単に復旧の可否を判断することが難しいです。ただし、データ復旧サービスであっても診断するには実際に壊れた機器を診なければわかりませんが、いかなる障害であってもデータ復旧の相談や診断依頼をすることをおすすめいたします。

データ復旧とは

「データ復旧」とは、損傷した、破損した、またはアクセスできなくなったデータストレージメディア(ハードドライブ、USBドライブ、メモリカード、携帯電話など)からデータを再び確認できるようにすることです。

データ復旧が必要になる要因

物理的な故障を物理障害と定義することが多いですが、ファイルシステムの破損、ウイルス攻撃、誤ってファイルを削除した、ソフトウェア(OS)の故障、またはシステムのクラッシュなどの「論理障害」という目に見えた外的な損傷がない障害を抱えたHDDも対象となります。

よくある障害

HDD内部構造

外付けHDDで最も多いトラブルであるパソコンに接続したときに「HDDが認識されない」事例をもとに正しい対処法やデータ復旧方法について徹底的に解説させていただきます。「ハードディスクを認識しない」状態にもさまざまなパターンがあります。どのような障害であっても最もおすすめできるのはデータ復旧サービスへの依頼です。

【外付けHDDが認識しない】原因と対処方法

HDDの種類や障害は様々

さまざまな障害がHDDでは発生しており、それによって正常に動作しなくなります。データ復旧をするためには壊れたHDDからデータを取り戻す状態にしなければなりません。重要なデータが壊れたHDD内部に保存されている場合には、何とかしてデータを救出する必要があります。

memo

ネット上で見かけた同じような症状の事例があったとしても、外付けHDD内部のパーツのメーカーが違えばデータ復旧の難易度も異なりますし、同じような壊れ方をしているから似た症状が出ているかなどはわかりません。実際にHDDがどのような壊れ方をしているかは専門家であっても実機を診断してみないとわかりません。

比較基準①データ復旧技術力の高さ

どのようなデータ復旧サービスが良いのか判断するのは非常に難しいかと思います。ただ、障害が軽度〜重度であってもあらゆる障害に対応できるデータ復旧サービスに相談することをおすすめします。これを見極める基準としては定額でデータ復旧サービスを提供しているか、見積もりを必要とするかです。

データリストは不完全

診断・調査時にデータリストを提供する業者とデータリストを提供しない業者が存在します。ただし、データリストに記載されているからといって必ずしも復旧できるわけではなく、復旧できそうであるものの、ファイルやフォルダが壊れていて納品されてからデータが壊れているなんてケースもあります。そのため、データリストは完全なものではありませんので、データリストは提供される場合であっても、あくまでも参考程度にとどめてください。

定額データ復旧サービスは作業を限定化

定額のデータ復旧サービスを提供するにはデータ復旧作業を限定的にする必要があります。なぜならばHDDは複数のパーツから構成されており、複雑な精密機器であるため、修復すべき箇所が複数に渡る場合があり、作業工数をできるだけ正確に見積もらなければサービス継続ができないからです。

定額制のデータ復旧サービスの落とし穴

定額制で安心感があるようにも思われますが、データ復旧サービスにおいて高度な技術を持ち、重度障害に対応できるデータ復旧サービスは定額制でサービス提供を行っていません。技術が限定的であるデータ復旧サービスに依頼することでさらに状態を悪化させてしまったり、1社目で復旧できなかった場合に定額制データ復旧サービスの場合、もう一度データ復旧を何としてでもしたいときにはHDDが壊れているリスクがあることを十分にご理解ください。

データ復旧サービスをおすすめできるポイント

データ復旧サービスがおすすめできるポイントとしては復旧できるデータの量を最大化できること、壊れた外付けHDDの損傷を最小限に抑えることができること、データ復旧の成功報酬制があること、無料相談、無料診断サービスを提供していることなど様々なメリットが挙げられます。

専門設備や情報セキュリティの高さ

国際的なマネジメント基準であるISO27001(ISMS)やISO9000やプライバシーマークを取得している業者に依頼することをおすすめします。また、クリーンルームやクリーンベンチなどの設備を有しているかどうかも重要なポイントとなってきます。初期調査や診断作業を行う際にセキュリティが高い環境で行われることが、たとえ壊れていたとしても大切なデータが保存された記録媒体に処置するにあたっては最適です。

官公庁や捜査機関との取引実績

データ復旧サービスを提供している企業の中には修理サービスなどを提供している場合もありますが、専門業者ではデータ復旧のみを行っており、高い技術力を有している必要があります。特に官公庁や捜査機関である警察などとの取引実績は非常に高く評価できます。なぜならば、昨今の警察は組織内にサイバーセキュリティ課があったり、警察機関向けのデータ復旧ツールを有しているのにも関わらず外部のデータ復旧サービスに依頼するのは非常に高度な技術を求めているからです。

ファイルやフォルダなどのデータの誤削除

HDDの中に保存していたファイルやフォルダを誤って削除してしまった場合にはデータ復元ソフトは有効です。ただし、使用する前に評判や実際に使用した方のブログなどをチェックして、ご自身の状況に近いかどうか、データ復元ソフトを使用しても問題がなさそうかを確認してからご利用ください。

HDDが認識しない場合にデータ復元ソフトは役に立たない

一方で、HDDが認識しない場合にはデータ復元ソフトを使用することはできません。なぜならば、フリーソフトや有料アプリはHDDが物理的に損傷してない場合でしか正常に動作することができないからです。また、データ復旧サービスではどのようなデータ復元ソフトが有効かどうかについて回答することはできません。なぜならば、HDDに発生している障害がこれまでの事例に似通っていても同じ条件や状態であることはないからです。

外付けHDDの故障箇所や原因

外付けHDDの故障個所や原因は専門業者であっても診断してみなければわかりません。ただし、どのような障害が発生しているかで重症なのか、軽症なのかという推測は可能です。と言いますのも、HDDはデータ復旧で最も多く扱われているメディアなので、事例も多く推測しやすいためです。HDDの構成要素と故障のパターンをご紹介します。あくまでも例であって、実際には専門業者も診断してみなければわからないことをご留意ください。

ハードディスクの故障する原因とデータ復旧

プラッタ・ディスクの損傷

プラッタはわかりやすくお伝えするとCDやDVDなどのディスクのようなもので、データを記録する箇所です。非常に重要な役割を担っているため、プラッタが損傷しているとデータが壊れている場合もあります。こういったことがあるため、データ復旧サービスは確実にデータが復旧できるとも言いづらい理由を作っている1つです。

ほとんど壊れないモーター

モーターが壊れることはほとんどありません。ただし、異音がする場合はモーターの故障が疑われます。ただし、モーターが壊れているかどうかは解体してみなければわかりませんし、データ復旧サービスでは診断時にHDDを解体することがほとんどです。

最も壊れやすい磁気ヘッド

最初にご紹介したプラッタにデータを書き込む部品が磁気ヘッドです。プラッタという別の素材にデータの書き込みや削除のたびに接触することから壊れやすいです。

「カチカチ」などの異音がする場合にはヘッドが損傷している場合があります。ヘッドが壊れることでプラッタが壊れることもあり、重度の物理障害を引き起こす場合があります。

異臭がしたら制御基板が壊れているかも

制御基板は無数のチップによってどのようにHDDを動作させるかの設計がなされている場所です。焦げている匂いがする場合には制御基板が壊れている場合が多いです。いずれにしても実際に解体を伴う専門家による診断が必須な状態です。

memo

物理的に損傷しているHDDは分解・解体を伴う診断をしなければ故障個所はわかりません。また、データ復旧の目的はデータを取り戻すことで原因の解析ではありません。

ハードディスクの故障する原因とデータ復旧

HDDデータ復旧のよくある質問 Q&A

HDDは落としたりしたわけではないけど壊れるんですか?原因は?

落としたりしていなくても壊れてしまいます。自然故障はあらゆる製品でありまして、ハードディスクも消耗品であるためです。外付けHDDの寿命は、使用方法や環境に大きく依存しますが、一般的には3年が平均的な耐用期間とされています。しかし、これはあくまで一般的な目安です。適切な環境下での使用と定期的なメンテナンスにより、より長く使用することも可能です。

フォルダが見つかりませんと表示されたHDDに復元ソフトは使えますか

データ復元ソフトを使う場合にはフォーマットした場合や削除してしまったデータが必要になったときのみです。フォルダが見つかりませんなどのエラーメッセージが表示される場合にはシステムエラーなので、論理障害の可能性はありますが、物理障害の可能性もありますので、復元ソフトの使用はおすすめできません。復元ソフトは物理障害の可能性がなくご自身での削除、初期化(フォーマット)をしたときのみの利用に留めてください。

復元ソフトはどのようなものを使うのが良いですか

基本的に復元ソフトの使用はおすすめできません。特にほとんどが海外企業が作ったもので、日系企業が作ったソフトはほとんどありません。Easeus、Recuvaなどのソフトがネット上で見つかりますが、状況が悪化する場合もありますので、利用は復旧業者に診断してもらった後で良いのではないでしょうか。

他社で重度物理障害と言われたけど復旧できるの?

他のデータ復旧サービスに重度物理障害と言われても、診断結果は業者によって異なるため、復旧できる可能性があります。まずはデータ復旧サービスに相談なさることをおすすめします。

データ復旧にはどれくらいの日数がかかるの?

データ復旧の納期は最短即日、数日、数週間、数か月、半年から1年かかるなど、さまざまで参考になる情報がみつかりませんでした。作業完了までは納品をしてもらうこともできないので、明確な納期も不明瞭です。お急ぎの方は早く対応してくれる業者や特急対応メニューなどを提供している業者のサービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

他社で復旧できなかった場合でもデータ復旧できる?

他社でデータ復旧作業の結果、復旧できなかった場合でもデータ復旧できる可能性はあります。実際に診断をしてみなければデータ復旧の可否はどの業者であっても判断することはできません。

費用相場はどのくらい?

データ復旧の費用相場は2万円~50万円とかなり幅広いです。また、データ復旧料金に関してはサービス提供事業者によって内容が異なりますので、事前に確認が必要です。納品メディア(外付けHDDやUSBメモリ、SDカードなど)の費用が別途かかる場合があります。

HDDのデータ復旧は自力で可能です?

HDDのデータを誤って削除してしまった場合など、軽度の論理障害であれば、データ復元ソフトを使用することで自力で復旧できる可能性があります。

しかし、データ復元ソフトの実際の復旧率はそれほど高くなく、一般的には10~30%程度とされています。そのため、確実な復旧を求める場合には注意が必要です。

さらに、HDDが物理的に破損してデータが消失した場合は、ソフトを使用しても自力で復旧することはできません。物理障害の復旧には高度な専門技術や専用の設備が必要となるため、専門業者に依頼することが推奨されます。

まとめ

HDDの中に保存された大切なデータを復旧させるためにはデータ復旧サービスへの依頼が最もおすすめできます。データにアクセスできなくなってしまうトラブルを避けるためにも日ごろからバックアップを作成されることをおすすめします。

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