SDカードのデータ復旧!業者とデータ復元ソフト比較

SDカードはSDメモリーカードが正式名称です。スマホやデジカメにあるSDカードスロットに挿し込むことで内部のデータを一時的に保存することができます。また、SDカードに書き込み保存されたデータであればパソコンで読み込みや書き込みすることもできます。よくあるのは上書き、削除やフォーマットしてしまった等のソフトウェア関連のトラブルです。
SDカードのデータ復旧
壊れているSDカードの場合とデータを削除してしまった場合で異なりますが、基本的にはデータ復旧業者への相談をおすすめします。相談することで無料診断サービスを利用し、見積もりで提示された料金が予算に合うかどうか、必要なデータが復旧できそうかによって最終的に依頼することになります。
あらゆる種類のSDカードに対応
データ復旧業者であれば、あらゆるSDカードに対応しています。2つの大きさと、保存データ容量によって3サイズの合計6種類があります。
SDカードの場合:「SD」「SDHC」「SDXC」
microSDカードの場合:「microSD」「microSDHC」「microSDXC」
SDは最大2GB、SDHCは最大32GB、SDXCは最大2TBです。「SDUCカード」も発表されていますが、2023年時点でも販売されていないことと利用が広がってからデータ復旧のニーズが生まれるかと考えられます。
復旧作業後に可否が判明する場合
重度障害を抱えている場合にはデータ復旧作業を行わなければ、必要としているデータが復元できるかわからないことが多いです。診断後に想定される復旧作業期間などを大幅に超えることもありますので、データがいつまでに必要であるかどうか、データ復旧業者がそれまでに対応することができるのかを確認されることをオススメします。
破損SDカードを診なければわからない
データ復旧できるかどうかは実際に壊れたSDカードを診なければわかりません。概算での見積もりを案内することは可能であってもそこから下振れすることも上振れすることもあります。あくまでも料金の目安をデータ復旧業者から聞き出すことはできるかもしれませんが、正確にはわかりません。
SDカードのデータ復旧が必要になる場合・原因
SDカードはスマホやデジカメ、ビデオカメラのデータを保存するために使用される方が多いことから、大容量の写真や動画などが保存されています。もちろん、抜き差しを行うことによって金属部の劣化、磁気による障害、水没、破折などの物理的な損傷が原因となる場合もあります。
火災現場での高熱による障害
火災現場で延焼した場所から出てくるスマホの中にSDカードが入っている場合や監視カメラのデータ保存メディアがSDカードになっている場合があります。高熱で損傷があったとしてもデータ復旧の可能性はあります。ただし、こちらもどうようにSDカードを診断をしなければ復旧の可否はわかりません。
SDカードが認識されない場合
SDカードをパソコンに挿し込んでも「ディスクを挿入してください」と表示される場合があります。ただし、SDHCの場合にはパソコン側が非対応の場合は認識することができません。パソコンがSDカードを認識しないこともありますが、お使いのパソコンがSDカードの規格に対応しているかご確認ください。
データ保存中に抜き出した場合
データをSDカードに書き込んでいる際中に壊れることもあります。この場合もデータ復旧業者への相談をおすすめします。データ復元ソフトを使用する場合には物理的に壊れてない場合には完全にデータを消失する可能性があります。
SDカード内の削除データの場合
SDカードはスマートフォン、ビデオカメラ、デジタルカメラや監視カメラなど幅広い製品のデータの保存用に使われることもあってか、新たに撮影する際に削除してしまったり、上書きしてしまったりすることもあります。
完全な復旧は難しい
SDカード内のデータを削除してしまった場合にはほとんどの場合にはデータが壊れてしまっていたり、完全な状態で復元できないと考えておいた方が良いかと思います。
データ復元ソフトも選択肢の1つ
誤削除してしまって、必要なデータを消してしまった場合にはデータ復旧業者に相談した上でデータ復元ソフトを試されるのも選択肢の1つでしょう。データ復元ソフトはネット上で検索したもので出来るだけ信頼できそうなものから順に試されることをおすすめします。データ復元ソフトによってそこまで大きな差はありません。
データ復元ソフトでNGでも復旧可能
データ復元ソフトで復旧できなかったSDカードであっても、データ復旧出来る場合があります。たとえ有償で1万円以上するソフトを利用したとしても復旧不可となる場合がありますが、そのような場合でも復旧業者であればデータ復元可能な場合もあります。ただし、データ復旧料金は復元ソフトの10倍程度の10万円前後となっても不思議ではありません。専用設備を利用しなければデータ復旧することはできないためです。
まとめ
データが必要となる瞬間はある日突然訪れます。SDカードからデータ復旧が必要となる場合のほとんどが破折や認識しないなどの物理的な障害です。ご自身で削除した場合を除いて、データ復旧業者に相談されることを最優先にお考えいただくことをおすすめします。また、データが必要となる期日までの対応可否、費用も含めてご相談ください。