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【プロ監修】iPhoneが水没!正しい応急処置を。まずは電源をオフに

【プロ監修】iPhoneが水没!正しい応急処置を。まずは電源をオフに

iPhoneが水没してしまった時にどうしたら良いかわからなくなりますよね。初めて体験する方がほとんどかと思いますが、焦らずに出来る応急処置をしてください。なにかするのが怖い、状態が悪化してデータ消失するのが怖いと言う方は何もせずに専門家に相談し、初期調査や診断を受けることをおすすめしますので、下記のページをご覧ください。

【最新】iPhoneデータ復旧業者おすすめ復元完全ガイド




よくある浸水・水濡れの事例

これまでたくさんのデータ復旧の相談に来店された方を見て、よくある事例をまとめてみました。知っているだけで今後、もう一度同じようなトラブルにあわなくて済む内容もあるかと思います。

iPhone8が防水だからと言って油断して水没

iPhone8から本格的に防水、防塵を打ち出していますが、実は浸水し、電源が入らない状態になっていることはあります。防水機能で8、X、XsやXRなどに乗り換えた方もいるのではないでしょうか。もちろん今までのiPhone7などと比較をすればかなり水に強いですが、完全防水ではないので、注意が必要です。生活防水レベルということなので、お風呂に入れることなどは水没するリスクをかなり高めますので、十分に注意が必要です。

サウナや岩盤浴に持ち込んだ

正直びっくりしましたが、岩盤浴に持ち込んでしまうと微粒な水滴がiphone本体の中に入って水没してしまうこともありえます。日々使っていて、特に注意が必要なのが後ろポケットに入れたまま座ったりする場合です。過去にはiphone6がもっとも曲がりやすいと言われていましたが、iPhoneX等の最新のモデルになったとしても同様に経年劣化も含めて隙間が生じてきます。

あくまでも防水は生活防水程度であると思うようにしてください!

お金に変えることはできない大切な思い出だけど、できれば急な出費なので安く抑えたいという方がほとんどだと思います。データ復旧の注意点や依頼先の選び方をまとめたので成功に繋げるためにも是非ご一読ください。

iPhoneケースが防水だったはず・・・

iPhoneケースが防水と言ってたので大丈夫だと思っていたのに、水没してしまった!ということは非常によくあるお話です。特に防水性能をテレビCMでiPhone8以降をお持ちの方が水没させている印象です。iPhone自体も防水ではなく、耐水という表現をしていて、実際のところは完全防水ではありません。また、アイフォンケースが防水、完全防水と謳っているものだとしても油断は禁物です。

水没したiPhoneからのデータ復旧方法まとめ

水没してしまったiPhoneでは物理的な障害を抱えているため、それを修復することでデータ復旧をすることがわかっていただけたかと思います。データを復旧するにはある程度費用がかかってくるので、あらかじめ予算を決めておくこと、それを修理事業者に伝えることが大切です。どこまでの処置をしてもらって、どのデータを再び利用したいのか明確に伝えることができれば、後悔が少なく、データを救出してもらうことができるのではないでしょうか。

アイフォン水没時の応急処置・対処法

そこで、Reparis編集部ではどの処置をすれば没した後に自分でできる応急処置をご紹介します。また、それらがデータ復旧成功率にどれくらい影響があるのかをまとめてみたいと思います。

電源をオフにする

まずは電源を真っ先にオフにしましょう。水に一度濡れてしまったiPhoneは水没した状態になります。電源が入ったままにすると、電流が流れる際に正しくない電気の流れを作ってしまうことでショートしてしまう可能性が高まります。応急処置として電源をオフにすることがセルフでできる応急処置の90%程度を占めます。

水没した後もしばらくは使えてたのに急に使えなくなった、というお話を何度も聞いたことがありますが、水分が端末内部から除去できていないことが原因で、突然電源が入らなくなってしまうのです。また、ショートすることで基盤修理という処置が必要になる可能性が高くなります。

ケース/カバーに入っているのであれば外す

iPhoneのケースによっては端末に開いている穴を塞いでしまっている場合があります。これらを行うことで2%程度水分をiPhone内部から除去できる精度が高まります。水没の応急処置として2%程度を占めます。

アクセサリーを外す

充電ケーブルやイヤホンなどiPhoneに差し込んでいるアクセサリーを外してください。これらを行うことで2%程度水没からの水分除去に成功する確率が高まります。

SIMカード/スロットを外す

SIMカードの出し入れは海外旅行時にSIMを買わない限りにはあまり馴染みがないかもしれませんが、iPhoneの側面にSIMカードが入ったSIMカードスロットがあります。そこにSIMカードとSIMカードのケースが入っていますので、これらを取り外すことで多少の隙間が生まれることで本体内部の水分を外に出すことに繋がります。これを行うことで応急処置全体の工程としては2%程度を占めます。

SIMピンは購入時についてきたものがあればそれを使用することでスムーズに外すことができると思います。クリップなどを伸ばして代用することも可能です。

対処方法のまとめ

正直なところご自身で水没したiPhoneに対してできる応急処置は電源を切ることに尽きます。その後にiPhoneデータ復旧業者に持ち込むということによってデータを取り戻すことはできるかもしれませんが、本体として長期間利用できるかはわからないのと、データを保全してしばらくしたら本体として起動しなくなってしまうことも多いです。そのため、本体の修理などはお勧めしません。

ここまでの応急処置をされたら、データ復旧をすることが可能です。基本的に一度水に濡れたiPhoneは修理することはおすすめできません。さて、応急処置は無事にできましたでしょうか?気になる方も多いと思うので、「水没するとiPhoneの中はどうなってしまうのか」を解説していきます。

失敗に繋がる可能性が高いiPhone水没時の応急処置

さて、ここからは失敗に繋がってしまうかもしれない、危険な応急処置をご紹介します。もしくはモデルによっては応急処置として適切ではないものも含めてまとめてみます。

ドライヤーの熱風は当てちゃダメ

ドライヤーの熱風はNGです。強い風はiPhoneの中に残水している場合には液体を広げることに繋がってしまいます。あせらず時間をかけて自然乾燥で乾かしましょう。

冷蔵庫に入れる?

冷蔵庫に入れるというのは果たしてどんな効果があるのか、冷凍庫に入れるのは完全にNGですが、冷蔵庫に入れるのは全然意味があるとは思えません。古い冷蔵庫に関しては除湿する性能を持っていたものもありますが、例えば野菜室などの湿度があった方が良いなどのニーズに応えて、最新のものでは除湿するだけとは限りませんし、一概に効果があるとは言えないでしょう。

iPhoneをお米の中に入れる!?

緊急対応として過去にネットで頻繁に取り上げられましたし、自宅で作れる乾燥した環境ではあるのですが、、おすすめしません。それほど影響があるわけではないので、米びつに入れて安心は禁物です。特に新型のモデルに関しては内部の構造が複雑になっていることからも、水分除去ができるとは思えません。そのため、お米と一緒にiPhoneを保存する効果がないと言えます。


テレビ東京の番組で過去に紹介されたようですが、お米に入れて、水没したiPhoneの本体復旧ができた!という内容ですが、注目なのはこの動画で使用しているのはiPhone3GSだということです。上述した通り、古いモデルのiPhoneは米に入れたとしても解決できるくらい、内部構造がシンプルで水はけが良かった可能性が考えられます。データが重要ではなくて、本体を復旧させるためにお金をかけたくない!安く済ませたい!という方はトライしてみても良いかと思いますが、基本的に効果はないと考えられます。

乾燥剤と一緒にジップロックで密閉

こちらもiPhone5や古いiPhoneの場合には有効?でした。推奨はしませんが、確かに自宅で乾燥空間を作る方法として間違ってはいません。
ただ、iPhoneのモデルが変われば基板の構造も変わってきます。基盤の構造もかなり変わってきているので、細かい話は別の機会に譲りますが、iPhone7等をお使いの方にはオススメしない対処です。データのバックアップがバッチリ!という場合には試してみても良いかもしれません。

まとめ

お米を入れてジップロックに入れるのがいいの?乾燥剤って意味あるの?ドライヤーで乾かしてもいいの?急なトラブルでテンパってしまって何をしたらいいのか気が動転してしまいますよね・・・そして、「iPhone 水没」で検索してみて、いくつかウェブサイトを見たけど何が正しいのかよくわからない!そんな方も多かったのではないでしょうか。

過去にiPhoneを水没させてしまった経験がある方もこのページをご覧の方の中にはいるかもしれません。水、ジュース、海水など、水没させたものは様々だと思います。iPhoneが生きているのか、本体として壊れてしまったのか、データはどうなっているのか、気になる事は色々とありますが、水没時の対処方法から、修理はどうすれば良いかなど、わからないことが多いと思います。それらに対して正しい応急処置を行えば、大切なデータを守ることはできます。

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