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発売して10年、iPhoneの歴史を振り返る

発売して10年、iPhoneの歴史を振り返る

登場以来ずっと圧倒的人気を誇るiPhone。その勢いは2018年を迎えた今も衰えを知りません。新機種発売前には徹夜組みと呼ばれる人達が現れるなど、根強いファンがいる事で知られています。毎年、革新的な技術とアイディアで新作が出るたびに日本のみならず、世界中で話題になります。今回はそんなiPhoneの歴史を時系列に沿って振り返ってみましょう。




iPhoneの歴史

2007年に初号機が発売され、10年以上の歴史を常にトップを突き進んできたiPhone。新機種は常に注目を集め、全世界規模で話題となり、まさにスマートフォンの王様と呼べる存在です。では早速、初代iPhoneからiPhoneXまでを振り返るとしましょう。

初代Phone(2007)

2007年に初代iPhoneは発売されました。この機種をiPhone originalと呼ぶ人もいます。iPhone originalは日本では非対応の通信技術を採用していた為、日本国内で販売される事はありませんでした。しかし、アメリカを中心にAppleがまた革新的な機種を造ったと話題になりました。

私自身はアメリカ在住の知人が持っているのを見せてもらいましたが、結構厚みがあるな、という印象を持ちました。最初のiPhoneとなりますが、既に完成度が高くコンパクトでスマートなデザインはこの時から際立っていました。

iPhone 3G(2008)

このiPhone 3Gから日本で公式に販売を開始しました。iPhone 3Gが日本初販売となった当日には、いち早くiPhoneを手に入れたいファンがソフトバンク表参道店前に行列を作り、連日メディアにも取り上げられ注目度が高かった事が分かります。

現在のiPhoneと比べるとiOSもまだまだ発展途上で、動作が遅いという難点はありましたが、洗練されたデザインと当時唯一の取り扱いキャリアだったソフトバンクが大々的にPRを行い、日本に”iPhone”という存在を強烈に知らしめた機種でもあります。

iOSのバージョンが2.0にアップデートされ、APP Storeが利用可能となり、アプリも楽しめる様になったのも大きな魅力でした。

iPhone 3GS(2009)

日本初上陸となったiPhone 3Gは好調なスタートとなったが、動作の遅さは課題の一つとなっていました。そこで後続機種であるiPhone 3GSは外見的な大きな変更点は無いのですが、動作の処理性能が大幅に向上し、課題であった動作のモッサリ感を克服することに成功しました。

また、カメラ機能も前機種から性能が上がり、この機種から動画も撮る事が出来るようになりました。

iPhone3GSの技術仕様

iPhone4(2010)

iPhone4は以前までの丸みのあるデザインを一新して、四角くアルミ本来のシャープなデザイン活かしたフレームに変更になりました。

今までは新しい物好きな人がiPhoneを持っていると言う印象でしたが、iPhone4発売当時まで来ると世間からスマートフォンの便利さが注目され始めており、フィーチャーフォンからスマートフォンに乗り換える人も多く現れていました。この機種の特徴はディスプレイの美しさにあります。

高解像度が魅力のRetinaディしプレイが初採用となり、画像の鮮明さが飛躍的に向上しスマートフォンに乗り換える際の筆頭となっていました。システム的にもジャイロセンサーやインカメラ搭載などにより、多くのアプリが遊べるようになった事も話題となっていました。

iPhone4の技術仕様

iPhone4S(2011)

4sの意味が「For Steve」と噂されましたが、この端末からスティーブジョブズが製造に関わってなかったと言われています。発売の翌日にスティーブジョブズは亡くなっていますので、メモリアルな端末であることは間違いないです。

さて、機能面に関してはRetinaディスプレイが採用され、美しい画面が魅力となったiPhone4の特徴を画像処理能力を向上させる事によってパワーアップしました。また、音声アシスト機能のSiriiPhone4Sから搭載されています。

画像処理能力が向上した事により、以前までは動作が重くなってしまっていた高グラフィックなアプリも快適に動き、利便性が大幅に増しました。また、日本国内では取り扱いキャリアもソフトバンクに加えauからも販売され、iPhone自体の人気が高まっている事も分かります。

iPhone4Sの技術仕様

iPhone5(2012)

iPhone5から4G/LTEに対応となり、インターネット回線を用いた通信速度を速める事を実現させました。また、ディスプレイのサイズも大きくなり、操作性や視野性が強化されました。さらに、ドックコネクターが廃止され、新たにライトニングコネクターが採用され、データ通信、充電速度も向上した機種です。

この頃にはテレビCMもたくさん流れており、既に日本での地位を確立していました。

iPhone5の技術仕様

iPhone5c(2013)

性能的にはiPhone5とほぼ同等ですが、フレームがアルミではなくポリカーボネートが使われ低価格化された廉価版です。最も特徴的であったのは、今までのiPhoneはブラック、シルバーの2色展開が基本でしたが、iPhone5cではブルー、イエロー、ピンク、グリーン、ホワイトの今までにない5色のカラーが発売となりました。

この機種以降、iPhoneX以外のiPhoneのカラーバリエーションが3色展開となりました。東南アジアや発展途上国でのシェアを伸ばすために開発されたとも言われますが、カラフルな端末はかわいらしく、女性に人気の端末です。

iPhone5Cの技術仕様

iPhone5S(2013)

iPhone5Sは、処理性能の向上に力が入れられており、動作が非常に速くなり、カメラの性能なども向上しました。また、指紋認証システムTouch IDが搭載され、スマートフォンのセキュリティー向上や斬新なシステム搭載に世界中で話題となった機種です。

この機種よりドコモからも正式に取り扱い開始となり、大手3キャリア全てで取り扱う様になりました。

iPhone5Sの技術仕様

iPhone6/6 Plus(2014)

A8チップ採用となり前機種より、さらに処理性能が向上して高性能なアプリもスムーズに動く機種です。この機種よりNFCが搭載され、アメリカ本土などではiPhoneを財布の様に扱う人が増え、スマートフォンの利便性を広げた機種です。

残念ながら当時の日本では、Appleが採用した規格が日本の標準規格でなかったため、欧米の様な広がりはありませんでしたが、オールインワンのスマートフォンとなる転機とりました。デザイン的には丸みを帯びたフレームとなり、薄さも際立っています。

また、iPhone6よりひと回り大きいiPhone6 Plusも発売され、以降通常サイズのiPhoneとひと回り以上大きいサイズのiPhoneの2サイズ展開も開始されました。

iPhone6の技術仕様

iPhone6Plusの技術仕様

iPhone6S/6S Plus(2015)

iPhone6Sは搭載チップがA9となり、性能の向上の他にもバッテリーの持ちも向上するなど、歴代のiPhoneの中でも非常に評価が高い機種でもあります。さらにディスプレイには、3D Touchという新たな技術が採用となり、画面を操作する際に押し込む動作も加わり新たな操作感覚が話題になりました。

ホームボタンも物理的に押すのではなく、圧力を検知し反応する仕様となり、使用者を驚かせました。メインカメラも大幅に強化され、未だに品機が高い機種です。

iPhone6Sの技術仕様

iPhone6S Plusの技術仕様

iPhone SE(2016)

大型化が進むスマートフォン市場で、iPhoneSEは女性でも手に馴染むコンパクトなデザインで話題を集めました。コンパクトではありますが、Touch IDも搭載され性能的にもiPhone6Sと遜色ないパフォーマンスで人気を集めました。

カラーバリエーションも4色展開していて、女性を意識した機種です。扱いやすさと高パフォーマンスのバランスが良く、今もなお根強い人気があります。

iPhoneSEの技術仕様




iPhone7/7 Plus(2016)

iPhone7から遂に防水防塵機能が加わり、よりアクティブな環境に対応できる性能となりました。チップもA10搭載となり、パフォーマンスも向上しました。iPhone7ではイヤフォンジャックが廃止となり、新たなデバイスが必要になった事も話題になりました。

また、おサイフケータイに対応となり、日本のユーザーからは歓喜の声が上がった機種でもあります。

iPhone7の技術仕様

iPhone7Plusの技術仕様

iPhone8/8 Plus(2017)

iPhone8からA11チップが搭載され、パフォーマンスが向上しました。新たな急速充電技術が採用され、充電時間の短縮に成功しました。また、ワイアレス充電にも対応しています。

それに伴い、背面がガラス素材になり光沢が増したデザインとなっております。カメラも高性能化を果たし、スローモーション撮影などのグラフィック処理が向上した機種です。

iPhone8の技術仕様

iPhone8Plusの技術仕様

iPhoneX(2017)

Appleが提示する10年先のスマートフォン。話題となったのはFace IDである。非常に精度の高い顔認証システムは、使う毎に精度が増し、新たなセキュリティとして提示されました。

また、その技術を用いてアニ文字という新たなメッセージツールも話題となり、話題満載の機種です。ベゼルを無くし、画面全体をディスプレイにするなど閉塞感が出てきたスマートフォン市場に斬新なデザインで注目を集めています。

iPhoneXの技術仕様

iPhoneXR(2018)

201810月発売のiPhoneXRは、目を奪うほどの美しいディスプレイと宇宙産業の技術にも使用される精密度の高いアルミフレームが魅力なモデル。スマートフォンの中で最も賢いとAppleが謳うほど、Appleの技術を詰め込んだA12 Bionicはあらゆる性能を高め、他社のスマホを圧倒するパフォーマンスを実現させてくれます。

リアルタイムで使用者のパターンを学習し、使うほどに馴染んでいく次世代の動作が体現できる機種と話題になりました。カメラ性能も向上し、これまでに無い写真やFace IDなどのスマートな活用に大きく影響するでしょう。フレームカラーも6色展開で選択の幅がありユーザーを惹きつける要因となっています。

iPhoneXRの技術仕様

iPhoneXs/Max(2018)

映像美に革命を起こしたRetinaディスプレイを超えるSuper Retinaディスプレイ搭載で迫力を超えた大迫力が魅力なハイエンドモデル。Super Retinaディスプレイはスマートフォン史上最も色を正確に映し出すとAppleは謳っております。

フレームにも革命を起こし、精密に加工されたステンレススチール製フレームは医療技術と同グレードの品質となり、防水・防塵性能の向上を実現させました。iPhoneXRにも採用されているA12 Bionicが搭載され、高性能な性能と大迫力な映像を楽しめる機種と話題になりまました。

デュアルカメラ採用でより美しい写真や動画が楽しめる魅力も増しました。

iPhoneXSの技術仕様

iPhoneXS Maxの技術仕様



まとめ

Appleは常に斬新なアイディアと機能でスマートフォン市場をリードしてきました。その年のiPhoneを見れば当時のトレンドが分かるとまで言われてきました。毎年、新機種発表は日本のみならずに世界中で注目されています。iPhone10年という歴史はスマートフォンの歴史といっても過言ではありません。

2018年には新機種iPhoneXS/XRが発表になりました。徐々にiPhoneの売れ行きが落ちてきていますが、まだまだ注目を浴びている最先端の端末であることは間違い無いでしょう。

利用者の多いiPhoneですので、多くの方が懐かしさを感じたのでなないでしょうか?機種毎に簡単に振り返っていますので、知識として知っておくと面白いと思います。

また、iPhoneは使用している際中に壊れることがあります。そういった場合に大切なデータが保存されてる際にはデータ復旧が必要です。物理障害、論理障害問わず復旧の専門業者についてまとめましたのでご覧ください。