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SDカードが認識されない場合

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よくある障害解説

SDカードは、写真や動画の保存に欠かせない便利なアイテムです。しかし、デジタルカメラ、ビデオカメラやスマートフォンで使用している際中に「認識されない」「読み込めない」といったトラブルが突然発生することもあります。このような状況に直面し、大切なデータが失われる可能性を想像して慌てる方も少なくありません。

こうしたトラブルが発生した際、必要以上にSDカードを抜き差ししたり、自己流で対応しようとしたりすると、状況がさらに悪化する恐れがあります。そのため、故障時の症状や適切な対処法をあらかじめ理解しておくことが重要です。

この記事では、SDカードが故障する主な原因と修復方法について、分かりやすく解説します。これを参考にすれば、トラブル時にも冷静に適切な対応ができるでしょう。

認識しなくなる場合

SDカードをパソコンやスマホに挿入しても全く反応がない場合や、認識はされるものの中身が読み込めないといったトラブルがよく発生します。このような症状が現れた場合、まずは以下の確認を行いましょう:

  1. 別のデバイスで確認する
    SDカードを別のパソコンやスマホ、カードリーダーに挿入し、正常に認識されるかを試します。別のデバイスで問題がない場合は、元のデバイス側に問題がある可能性があります。
  2. 別のSDカードを試す
    同じデバイスに別のSDカードを挿入して正常に動作するか確認します。これで問題がない場合、故障しているのはSDカード自体だと判断できます。
  3. 接触不良を疑う
    カードスロットやSDカード端子部分が汚れている場合、接触不良が起きることがあります。端子を清潔な柔らかい布や専用のクリーナーで軽く拭き取ってみましょう。ただし、強く擦ると端子が傷つく可能性があるため、慎重に行ってください。

エラーメッセージが表示される場合

SDカードを挿入すると、以下のようなエラーメッセージが表示されることがあります:

  • 「カードが破損しています」
  • 「このSDカードは使えません」
  • 「フォーマットしますか?」

また、画像や動画のサムネイルが一覧に表示されるのに、中身を開こうとすると「写真がありません」と表示される場合もあります。これらの現象は、以下のような原因による可能性があります:

  1. ファイルシステムの破損
    SDカードのファイルシステムが破損していると、デバイスが内容を正しく読み取れなくなることがあります。この場合、データ復旧ソフトを使用してデータを取り出すことが可能な場合があります。
  2. 物理的損傷
    カード自体が物理的に破損している場合は、専用のデータ復旧サービスを利用する必要があります。無理に自分で修復しようとすると、データがさらに損傷するリスクがあります。
  3. 互換性の問題
    使用しているデバイスがSDカードの規格に対応していない可能性があります。特に、大容量のSDXCカードを古いデバイスに使用する場合、互換性の確認が必要です。

SDカードが故障する原因

SDカードの故障には、「物理的障害」と「論理的障害」の2種類があります。物理的障害はSDカード自体が損傷して使用不能になるケースを指し、論理的障害はカード本体に問題がなくても内部データが破損する状態です。ここでは、SDカードが故障する主な原因を5つに分けて詳しく説明します。


1. 折れ曲がりや落下による破損

SDカードは薄くて小型のため、扱いが雑だと簡単に物理的なダメージを受けます。

  • 折れ曲がり: パソコンやスマホに挿入する際に力を入れすぎたり、誤った方向で挿入すると曲がる恐れがあります。
  • 落下や衝撃: カードを落としたり、硬い物と接触すると端子や内部構造が損傷します。
  • 端子の消耗: 何度も抜き差しを繰り返すことで端子が摩耗し、正常に認識されなくなることもあります。

注意ポイント: カードを挿入する際は向きや力加減に注意し、衝撃や乱暴な扱いを避けましょう。特に金属製の接触部分(端子)は非常にデリケートで、傷つくと読み込みが不可能になることがあります。


2. 水没

SDカードは水分に非常に弱く、以下のような状況で故障する可能性があります:

  • 飲み物をこぼす
  • 雨に濡れる
  • ポケットに入れたまま洗濯する
  • スマホごとプールやトイレに落とす

影響: 水没により端子がショートしたり、内部回路が錆びたりすると、カードが機能しなくなります。

対処法:

  • 水没後は電源を入れず、完全に乾燥させることが重要です。乾燥剤を使用したり、専用の修復サービスを検討しましょう。

3. 静電気や過電圧

SDカードは静電気や過電圧にも弱い設計です:

  • 静電気: カードを触る際に手から発生する静電気でデータが破損することがあります。特に冬場の乾燥した環境で注意が必要です。
  • 過電圧: パソコンやスマホに常時接続されているカードは、電圧の急激な変動(電源の不安定さなど)でダメージを受けることがあります。

予防策:

  • 静電気防止のため、金属製の物を触るなどして体の静電気を放電させてからSDカードを扱いましょう。
  • 適切な電源環境を保ち、必要がないときはカードを抜いておくのが安心です。

4. 書き込み回数や使用期間の限界

SDカードは長期間の使用や頻繁な書き込みにより、徐々に劣化していきます:

  • 寿命: 書き込み回数には限りがあり、一般的には数万回の書き込みで性能が低下します。
  • 長期保存のリスク: 電気的な性質上、放置したまま通電しない期間が長いとデータが消えることがあります。

対策:

  • 2~3年を目安に定期的な買い替えを検討する。
  • 重要なデータは別のデバイスやクラウドにバックアップを取る。

5. 論理的障害

カード自体に物理的な問題がなくても、データの管理に問題が生じる場合があります:

  • 誤操作: 書き込み中にカードを抜く、使用中に機器の電源が切れるといった操作ミスが原因でデータが破損することがあります。
  • ファイルシステムエラー: 内部のデータ構造が壊れることで読み込みが不可能になるケースです。

対応方法:

  • データ復旧ソフトを利用して、可能な限りデータを救出する。
  • 使用中のSDカードは慎重に扱い、特に書き込み中は操作を中断しないよう心掛けましょう。

データの取り扱い・注意事項

  • バックアップの重要性
    SDカードは故障のリスクがゼロではないため、重要なデータは定期的に別の場所にバックアップすることが推奨されます。
  • フォーマット前の注意
    「フォーマットしますか?」というメッセージが表示されても、即座にフォーマットを実行しないでください。フォーマットを行うとデータが消去されるため、データ復旧ソフトを試してから判断しましょう。
  • 書き込み保護の確認
    SDカードに書き込み保護スイッチがある場合、これがロックされていると認識されないことがあります。スイッチを確認し、正しい位置に設定してください。
  • SDカードの適切な保管: 高温多湿を避け、専用ケースに入れるなどの保護対策を行いましょう。
  • 定期的なチェック: 定期的に動作確認を行い、不具合が発生していないか確認することで、トラブルを未然に防ぐことができます。
  • 使用環境の見直し
    高温多湿の環境や磁気の強い場所で使用すると、SDカードの寿命が短くなる可能性があります。使用後は適切に保管し、定期的に動作確認を行いましょう。

これらの原因と対策を理解することで、SDカードの寿命を延ばし、故障のリスクを最小限に抑えることが可能です。ただし、壊れてしまった場合には信頼性のあるデータ復旧業者を選ぶことで、データ復旧の可能性を高めることができます。トラブル発生時には、業者の利用も視野に入れ、慎重に対処なさることをおすすめします。

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