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失敗しない!充電ケーブルとモバイルバッテリーの選び方

バッテリーがコンパクトかつ大容量化せれ続けているスマートフォンですが、進化しているのはスマートフォン本体だけではありません。様々な機能が満載で、日常的に使用頻度が増しているスマートフォンを快適に使う為に、充電ケーブルやモバイルバッテリーも密かに進化を遂げています。本日は、そんな充電ケーブルとモバイルバッテリーについて解説します。

充電ケーブルの種類

スマートフォンに使用されている充電ケーブルは、本体を充電する機能の他にもデータを送受信する事が出来ます。PCなどの他のデバイス等と充電ケーブルを繋ぐ事で簡単にデータの送受信が可能です。スマートフォンはスペックが高く、音楽や映画などもPCを経由して同期ができるので、データ通信性能も充電ケーブルに求められる性能となっています。

その為、充電ケーブルの片方の先端がPCに対応している「USB Type-Aコネクター」となり、もう片方がスマートフォン各位に対応している形状となっています。充電は、PCからも充電は可能ですが、基本的にはUSB Type-Aコネクターに対応するアダプターに挿し、家庭のコンセントから充電を行います。

では、主な充電ケーブルを紹介しましょう。

Lightningコネクター

主にiPhoneiPadiPodを中心に採用されているコネクターとなります。このLightningコネクターの規格の中にも世代が存在し、2018年時点で「USB 1.0」「USB 1.1」「USB 2.0」「USB 3.0」「USB 3.1」と進化しており、数字が大きい方が最新となります。

Lightningケーブルは、世代を重ねる毎に転送データ速度と給電能力が向上して来ました。

また、USB 3.1では、差込時の上下が無くなり、向きを気にせずにスマートフォンやタブレットに挿せる様になりました。

microUSBコネクター

microUSBコネクターの前には、「miniUSB Aコネクター」と「miniUSB Bコネクター」という歴史がありました。

スマートフォンが普及し始めた当初に採用された規格が「miniUSB Aコネクター」です。

データ通信が可能で充電が出来れば問題なかった当時のスマートフォンのスペックに十分適していており、Android系スマートフォンを中心に広く採用されました。

しかし、問題となったのは耐久性でした。

頻繁に抜き差しを行うスマートフォンなので、当時miniUSB Aコネクターの耐久性は約1000回程度と言われ、壊れやすさが問題視されました。

この問題を受け登場したのがminiUSB Bコネクターです。

差込口付近が強化され、耐久性は約5000回となりました。

しかし、このタイミングでスマートフォンは急速にハイスペック化を果たし、転送データ速度及び給電性能が求められる時代になりました。

この要求に対して登場したのがmicroUSBコネクターです。

microUSBコネクターは転送データ速度も給電性能も高く、耐久性も10000回程度となり、殆どのAndroid系スマートフォンは、このmicroUSBコネクターを採用し、2018年現在で最も普及しているケーブルと言われております。

USB Type-Cコネクター

近年急速に採用機種が増えているケーブルとなります。特徴としては、次世代データ通信にも耐える転送データ速度と急速充電が可能な給電力です。スペック的にmicroUSBコネクターを遥かに凌いでいる事からも、次世代のスマートフォンはUSB Type-Cコネクターが主流になるのではないかと予想されています。

また、Lightningケーブル USB 3.1の様に、差し込む方向の上下が無くなりました。

このケーブルは非常に高性能なので、スマートフォンに留まらずにノートパソコンにも採用され始めています。

大容量の転送データと電力供給が可能なUSB Type-Cコネクターは、高性能化を果たしているスマートフォンでも、まだオーバースペックと言える程の性能があり、今後はスマートフォンに限らずに、様々な電子機器がUSB Type-Cコネクターに変わる可能性もあります。

ただ、過去にminiUSBコネクターからmicroUSBコネクターへと変わった際と比べると、普及率は緩やかです。

microUSBコネクターが普及した大きな理由の一つは、コストです。

安価で、機能的にも十分なスッペクが確保できるmicroUSBは普及する条件が揃っていました。

しかしUSB Type-CコネクターはmicroUSBコネクターに比べるとコストが高く、スマートフォンの性能的にも、まだmicroUSBコネクターで十分です。

こういった背景から、普及が遅れているが、今後もスマートフォンは高性能化、大容量化を続けて行くので、いずれはUSB Type-Cコネクターが標準となる時代が来るでしょう。

Dockコネクター

現在は新機種にDockコネクターを採用する機種は存在しませんが、iPad3iPod nano等に使用されていた充電ケーブルです。転送データ量も供給電力も少なかった時代には、許容範囲内でしたが、今のスマートフォンやタブレットの基準からするとスペック的に限界を迎え、Lightningケーブルへと変更されていきました。

また、本体の充電受け口の端子を挟み込む様に装着する為、挿しずらさや耐久性に不満を持つ声も多かったケーブルでもあります。

ワイヤレス充電

新たな充電方法として注目を集めている技術です。

ワイヤレスと言うだけあって、ケーブルを使わないで充電することができます。

ケーブルなどを用いて金属接触させる以外で充電を行う方法は3つ存在しています。

・電磁誘導方式

・電波受信方式

・電解共鳴方式

です。

これら3つの方法で、スマートフォンのワイヤレス充電に実用化されている方法は「電磁誘導方式」のみです。

電磁誘導方式とは

この性質を発見したのは、イギリスの科学者マイケル・ファラデーです。

送信側のコイルに電流を流すと、磁束が発生します。

この時、近接した受信側のコイルにも磁束が発生し、結果として受信側のコイルにも電流が流れると言うファラデーの電磁誘導法則を利用しています。

現在、この方式の充電システムは「qi」と言う、国際標準規格が存在しており、qiの認定マークが付いた商品は互換性がある為、電磁誘導方式充電が可能となります。

メリットは、一々コネクターに刺す手間が省けることと、充電口を造らなくても良いので、水場で使用する用途の物は密封した形状で作成できる為、電動歯ブラシや電気シェーバー等に広く活用されています。

また、コネクターを酷使する事による充電口の破損などの心配もなくなります。

この充電方法は、1970年代に電気自動車の充電方式として研究されている技術で、方法としては新しい技術ではありません。

しかし、なぜ現在に至るまで、あまり普及していないのでしょうか。

この方法には、2つの大きなデメリットがあるからです。

ワイアレス充電可能な距離が短い

ファラデーの電磁誘電法則は理論的には、地球の裏側にも電力の供給が可能です。

しかし、その為には超巨大なコイルが必要となります。

この物理法則は、送信側の磁束が受信コイルに影響を及ぼさないと成り立ちません。

その為、遠くに電力を供給したい場合、それに応じて大きなコイルが必要になります。

では、家庭用のスマートフォン充電器の大きさでは、どの位の距離まで充電が可能なのでしょうか。

20184月現在で、最長で約30cmとなっていますが、安定して電力供給される距離は4cm程度とされております。

ワイアレス充電パットの上に、スマートフォンを置くと言うのが実際の使い方になると思います。

理想は、室内にいる間はどこに置いても充電される事ですが、送信のコイルの大きさ問題からまだまだ、その環境には至っていません。

また、磁束帯からズレてしまうと充電されズラいと言う、問題もあります。

充電効率が悪い

充電ケーブルによる金属接触充電の送電力を100%とするならば、ワイヤレス充電の送電力は60%程度となります。

その為、満タンに充電するのに要する時間がかかってしまい、大容量化しているスマートフォン に付いて行けていないと言う評価となっています。

この様に決定的な2つのデメリットが存在しているので、現在のスマートフォン市場としては、主力として充電方法として採用されていません。

しかし、この機能が付いていると充電口が壊れた際も、充電が可能になるなどサブ的な活用方法としては有効と言えるでしょう。

今後、デメリットが改善され、性能的に飛躍的に進歩した場合、ワイヤレス充電は非常に便利な為、一気に主流となる可能性があります。

モバイルバッテリー の種類

ビジネスや私生活で、使用頻度が高い方にとって、スマートフォンが外出中に電池切れに陥る事は避けたいですよね。

ここでは、多種多彩なモバイルバッテリーについて紹介します。

まず、モバイルバッテリーの種類は、大きく分けて2つに分ける事が可能です。

充電式モバイルバッテリー

モバイルバッテリーの大半を占めている形式となります。種類としては、リチウムイオンバッテリー 、ニッケル水素バッテリー、ニッケルカドミウムバッテリーの様な二次バッテリーを用いいます。

モバイルバッテリーは大容量の蓄電力が必要とされる為、少量で多くエネルギーを発生させる事ができるリチウムイオンバッテリー が主流です。モバイルバッテリー自身を充電する事によって、大量の電力を持ち運べる為、容量の大きなモバイルバッテリーであれば、数回スマートフォンを充電する事ができます。また、USBポートが複数付いている場合、複数台同時に充電する事ができます。

主なメリットとデメリットは以下の様になります。

メリット

何度も充電できる

大容量で安価な物が多い

複数台充電が可能

デメリット

モバイルバッテリー自身を充電しなくてはいけない

重い

粗悪品の危険性がある

となります。

リチウムイオンバッテリー は、コンパクトかつ大容量の蓄電率を実現しますが、発生するエネルギーが高い為、粗悪な造りのモバイルバッテリーを使用してしまうと、近年ニュースにも度々取り上げられているバッテリーの発火事件に繋がってしまいます。

その為、値段の安さだけで選んでしまうと危険な場合があるので注意して下さい。

電池式モバイルバッテリー

電池を入れて電力をスマートフォン に供給するタイプのモバイルバッテリーです。

電力源は乾電池などから取る為、モバイルバッテリー自体の充電は必要なく、乾電池さえあれば充電する事が可能なので、災害等で停電していても乾電池があれば充電が可能です。

また、本体も充電式に比べると軽量であるために、持ち歩くのに便利です。

主なメリットとデメリットは以下の様になります。

メリット

電池があれば充電できる

軽い

災害時に役立つ

デメリット

乾電池が必要

充電に時間がかかる

乾電池一本ではフル充電出来ない

となります。

スマートフォン のバッテリー容量は2000mAhを超えるものも多く、これを乾電池で満タンにするには、数本使用しなくてはいけません。

さらに乾電池の電圧は基本的に1.5V前後なので、スマートフォンを充電するには少し弱いです。

通常コンセント等から電力を受ける場合、5Vとなるので比べると明らかに電圧が弱い事がわかります。

電圧が弱いと、電流を起こりこむ力が弱いと言う事なので、充電時間も長くなってしまいます。

この様に、充電式モバイルバッテリーと比較すると、メリットが少なくなるのですが、非常時には効力が発揮されますので、備えとして持っておくと良いでしょう。

純正品との違い

よく〝使用するケーブルは純正品をご使用ください〝と注意書きがありますが、一体純正品ケーブルとは何の事でしょうか?

iPhoneの場合、純正とは「MFI規格(Made for iPhone)」と言うApple製品に自社規格を設けております。Appleは自社の規格の認定を受けた商品に、認定マークを付けることで純正品とその他を区別しています。

Androidスマホの場合

ただし、Androidは様々なメーカーがスマートフォンを製造している為、純正品の区別は曖昧です。キャリアで購入した際に付いてくるケーブルを純正品と呼ぶのか、それともメーカーが出しているケーブルを純正と呼ぶのか難しい所ですね。Androidの場合、この様に明確な基準が無い為、iPhoneと大きな違いがあります。

修理交換保証の有無

Apple製品には、1年間の保証「AppleCare」が付いてきます。これは、MFI規格の認定を受けたAppleの純正品のみ適応されます。しかし、Androidは純正品に保証を付けるかはメーカーによって様々で、特に設けていないメーカーもあります。保証に関しては、iPhoneiPadを使用している人は純正品の恩恵があります。

品質と適切な充電

これは、iPhoneAndroidも共通な純正品の恩恵と言えます。基本的にメーカーの品質テストは自社製の機器で行われます。そのため、充電性能を考慮し負荷のかからない理想的な充電方法で、充電が行えます。市販品の中には、急速充電と銘打ち、高電圧・高電流を流し充電時間を短縮するケーブルやモバイルバッテリーが売られています。

一見、充電時間が短くなることはメリットに思えますが、その行為が本体のバッテリーを傷めていたり、高電圧・高電流の充電に耐えられなかったりとトラブルの種になってしまいます。社外品の「急速充電」と自社メーカーの「急速充電」では、少しズレがある可能性があります。メーカーが行なった品質テストの環境を超えて、急速充電を行うと本体には、負荷が掛かります。

結果として、バッテリーの劣化や基板の損傷が起こる可能性も否定出来ません。メーカーが提供する付属品は、最適な環境で充電を行える保証が付いているので、充電に伴う心配もおりません。品質に関しても、しっかり検査を受けて提供されていますので安心できます。メーカーが公式に発表している急速充電を超える充電方法は、思わぬトラブルに繋がりますので、非純正品を使う際は注意が必要です。

失敗しないモバイルバッテリーの選び方

使用頻度の高いスマートフォンをバッテリー切れから守ってくれるモバイルバッテリーですが、家電量販店に行くと沢山種類があってどれを選べば良いか迷ってしまうと思います。ここでは、タイプ別に分けておすすめのモバイルバッテリーを紹介致します。

その前に、大容量のスマートフォンを素早く充電が出来る急速充電いついて解説いたします。

急速充電とは?

まず、お伝えしなければならないのは急速充電には実は明確な定義はありません。機種によって許容電流が違うので、許容電流を超える電流を流し込もうとしても、本体側が制限を掛けるので、モバイルバッテリーのカタログスペック通りに充電できない場合があります。あるメーカーの定義では、その機種の充電許容範囲の最大電流を出力できる事が定義となっています。

基本的には、この考え方でいいと思います。ただ、重要な事は本体がカタログスペック通りに充電されるとは限らないと覚えておいて下さい。明確な定義がないので、あくまで目安となりますが、急速充電の指標を紹介します。

急速充電の指標

V(電気を流そうとする力)×A(電流が流れる量)=W(電気が働く力の総量)

となりますので、VAが大きい数字であれば、充電速度は速くなります。電圧は5V、電流は2A以上を目安にすると良いと思います。

ここで、今後主流となる可能性が高い新しい急速充電技術を紹介します。

Quick Charge

Qualoomm社が開発提供している技術で、従来5V程度の充電電圧を最大20Vにまで対応を可能とする技術です。対応している機種はQualoomm社の公式ホームページ「https://goo.gl/6TvY3s」より確認が出来ます。今後対応機種が増える事が予想されているので、現在対応機種をお使いならばQuick Charge対応のモバイルバッテリーを選ぶと良いでしょう。

Super Charge

HUAWEI社が独自に開発を行っている技術で、この技術は電流の最大アンペアを5Aにまで上げて急速充電を行う技術です。ただし、Super Chargeを行えるのはHUAWEI純正の充電器のみです。現在は、HUAWEI社製品にのみ搭載されていますので、対処機種をお使いの方は、HUAWEI社製の純正品をご購入して下さい。この知識を抑えておけば、今後の充電技術の革新の際も万全でしょう。

では、次はモバイルバッテリーのオススメをタイプ別に紹介していきましょう。

1日に何回も充電しないけど、一応持っておきたい人

オススメのモバイルバッテリー:乾電池式充電バッテリー、コンパクト式充電バッテリー

目安の容量:2000mAh5000mAh

理由:日頃からそこまで頻繁に使う事がないのであれば、5000mAh程の容量があれば十分です。そのくらいの容量であれば、バッテリーが切れても2回程度のフル充電が可能です。さらに、この容量のモバイルバッテリーの特徴は、モバイルバッテリー自体の重量が軽いことも上げられます。1日に何回も充電が必要でなければ、コンパクトで軽量化なモデルが多いこのクラスをオススメします。

かなり頻繁に使う方または、タブレットを使用している方

オススメのモバイルバッテリー:大容量充電式モバイルバッテリー

目安の容量:5000mAh10000mAh

理由:タブレットを使用していたり、スマートフォンを1日に何回も充電が必要な方は10000mAh程を目安にすると良いでしょう。このクラスであれば、スマートフォンを3~4回充電可能です。また、iPad等のタブレット型端末のバッテリーは8000mAhを超えるバッテリー容量の機種も多く、10000mAh程ないと満充電出来きない場合もあります。

また、バッテリー容量が大きいと充電時間も長くなってしまいますので、供給電圧5V以上、供給電流2A以上を併せて注視して貰えればと思います。

タブレットとスマートフォンなど、複数台充電したい方

オススメのモバイルバッテリー:複数USB出力ポート付き大容量充電式モバイルバッテリー

目安の容量:10000mAh20000mAh

理由: タブレットとスマートフォンを同時に充電したい方や複数台のスマートフォンを一気に充電したい方は10000mAh以上の大容量なモバイルバッテリーを選ぶと良いと思います。また、同時に充電するのであれば、出力するUSBポートが複数個存在していると良いでしょう。その際に、供給電圧5V以上、供給電流2A以上のスペックは必須だと思いますので、必ずチェックしておくと良いでしょう。少々重量が気になりますが複数台同時に充電する場合は、容量は出来るだけ大きいモバイルバッテリーをお勧めします。

購入時の盲点

いざモバイルバッテリーやケーブルを購入し、急速充電等を行う際の意外な盲点をご紹介しますので、本記事で購入の目星をつけて頂いた方にも最後までご覧いただければ、失敗は防げるかと思います。

急速充電を行う時は全て対応させること

急速充電は、端末を素早く充電できる為、非常に便利な機能ですが、この機能を使うには全ての充電機器とスマートフォンを急速充電対応にする必要があります。どれか一つでも急速充電に対応していない場合、その機能は働きません。必ず充電アダプターorモバイルバッテリー 、ケーブル、スマートフォン本体が全て急速充電に対応している事を確認しましょう。

この点は、急速充電を利用する場合の盲点となりますので、購入時に意識して選びましょう。

制御機能なしだとスマホが壊れる原因を作ることも

急速充電の制御機能は主に以下の3つの場所に実装されることがあります。

  1. モバイルデバイス(スマートフォンやタブレットなど):
    • 多くの現代的なデバイスは急速充電をサポートしており、デバイス内部の充電管理システムが充電速度を制御しています。このシステムは、バッテリーの状態や温度に基づいて充電速度を調整します。
  2. 充電器(ACアダプター):
    • 充電器自体が急速充電に対応している場合、充電速度を制御するための機能が充電器に組み込まれています。これには、適切な電圧と電流を供給するための技術が含まれます。
  3. モバイルバッテリー(ポータブルバッテリー):
    • 急速充電に対応するモバイルバッテリーには、充電速度を制御するための機能が組み込まれています。これにより、モバイルバッテリー自体が効率的に充電を提供でき、接続されたデバイスのバッテリーを適切に充電します。
  4. 充電ケーブル:
    • 充電ケーブル自体には高度な制御機能はありませんが、急速充電をサポートするために設計されたケーブルは、高速で安全な充電を可能にするために適切な仕様(例えば、高い電流容量)を持っています。ケーブルの品質や規格(例:USB-C、USB Power Deliveryなど)は、充電の効率と安全性に影響を与えます。

急速充電の制御は、主にデバイスと充電器に依存しており、モバイルバッテリーもこれに対応するための機能を持つことが多いです。充電ケーブルはその補助的な役割を果たしますが、急速充電に対応するケーブルを使用することが重要です。充電によって本体が損傷することもあります。

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危険な充電の仕方

最後に充電する場合、スマートフォン本体を痛めてしまう可能性がある充電方法を紹介しましょう。

水没したら充電しては絶対にダメ!!

水没した場合、基板上に水が侵入しております。その状態で充電を行うと、ショートしてしまい二度と起動しない可能性があります。

また、ネットで検索すると出てくる「お米に入れる」「ドライヤーで温める」「シリカゲル(乾燥剤)を入れる」等では気密性の高い今のスマートフォン内部の水分を取り除くことは不可能です。水没してしまって、動作が怪しくなった場合は充電せずに修理業者に依頼をしましょう。

車のシガーソケットから充電する

車のシガーソケットは電圧が不安定な為、充電する事によってバッテリーや充電コネクターを傷める可能性があります。不安定な電圧では、流れ込む電流も不安定となり、パーツに損傷を与える可能性があります。車のシガーソケットからの充電は避けた方が良いでしょう。

高温多湿な環境での充電しない

炎天下の車内やストーブやヒーターの側で充電をすると、本体もしくはモバイルバッテリー、ケーブル等が熱を持ち、破損や発火が起こる可能性がありますので、そのような状況では、充電してはいけません。また、充電する際は本体が熱を持っていないか確かめて充電を行う事をオススメします。

まとめ

以上が、充電ケーブルとモバイルバッテリーの解説になります。種類も沢山ありますが、様々な機能がある事に気付けたかと思います。その中で、モデルケース等も紹介し、商品選びの参考に役立つ内容となっています。

本記事では、ケーブルやモバイルバッテリーで急速充電機能を使用する際、意外に気づかない注意事項も紹介しましたので、使用する際は意識してみて下さいまた、今後の進歩発展が予測される充電技術にも触れましたので、参考になれば幸いです。