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GoProとiPhoneのカメラ性能の違いと魅力

普段から気軽に持ち歩ける性能の良いカメラが欲しいという方におすすめなのが、高性能HDビデオカメラのGoProです。GoProは非常に高品質な撮影ができるカメラですが、高性能カメラに引けを取らないiPhoneを既に持っている人にとっては、新たに購入するべきか悩みどころでもあります。そこでこの記事では、GoProとiPhoneのカメラ性能の違いと、その魅力についてご紹介します。

GoProの魅力

広範囲の撮影が可能

カメラにこだわる人にとって、焦点距離は重要なポイントです。iPhoneの焦点距離は35mmで、対するGoProは15mmとなっています。この焦点距離は、撮影する際にどれほど範囲を広げて撮影できるかに影響しており、距離が短いほどより広い範囲の撮影が可能となるのです。そのためiPhoneとGoProでは同じ地点から撮影しても、撮影できる範囲に大きな違いがあります。しかしGoProには焦点距離が固定されているため、遠距離撮影が苦手という特徴があります。ズーム機能が搭載されている型もありますが、電子ズームのため画質が劣化してしまいます。この点から、ズーム機能を使った写真を撮りたい時はiPhoneを、風景や集合写真などの広範囲の写真を撮りたい時はGoProを用いることが推奨されます。

高精度の手ブレ補正

動画の撮影に関しても、この2つにはそれぞれ特徴があります。iPhoneは自動手ブレ補正として、光学式の精度が高い補正機能を有しています。この方式の特徴は、カメラを傾けた時に起こる手ブレを、振動センサーとマイクロコンピューターを用いて、ブレ自体をなくすことにあります。対するGoProが用いているのは電子式レブレ補正です。こちらは撮影範囲の真ん中を中心として、一番外側のブレが激しく感じる箇所を削除することで、映像の処理を行っていることにあります。GoProは視野の広い撮影が可能なため、この電子式手ブレ補正が仕様にマッチしており、動きの激しい動画でも非常に滑らかな映像として保存することができるのです。この性能の違いにより、カメラを傾けての撮影が多い場合は光学式手ブレ補正のiPhoneを、運動をしたり激しい動きの中で撮影するのであればGoProの使用がおすすめとなります。

非圧縮の保存形式RAW

カメラで撮影した写真は、それぞれの機器で定められた保存形式が用いられます。iPhoneの場合はJPEGやHEIFでの保存形式が採用されており、GoProではRAW形式での保存が行われます。JPEGにはSNSなどで対応しているフォーマットが多く、気軽に共有ができるデータという特徴があります。またスマートフォンの画像加工アプリなどにも多く適応しているため、非常に汎用性の高い画像ファイルと言えます。対してRAWは、データの圧縮がかからないため、光の強弱といった些細なデータもそのまま保存されるという特徴を持っています。これはPhotoshopなどの画像加工を施す際、劣化のない画像を編集・加工できるという大きな魅力を持っています。加えてGoProなら、パソコンにRAWデータを取り込む際、MicroSDを用いることで簡単にデータを送ることができるというメリットもあります。

GoProの得意なシーン

撮影時の違いとして、それぞれが得意とするシーンも特徴的な違いを持っています。iPhoneは鮮やかな写真を撮影することに非常に優れており、明るい場所での撮影を得意としています。ズーム機能も使っても画質が荒れないという特徴も持っているため、屋内での人物や料理に対する接写や、ズーム撮影が得意となっています。対するGoProは光の強弱もしっかりとらえることができ、夜の風景や薄暗い場所での撮影にも強いという特徴があります。打ち上げられた花火などの、コントラストが強いシーンでも、繊細な色や光をとらえた写真やムービーにすることができます。それぞれ「一番綺麗に撮れるシチュエーション」が違うため、一番理想となるのは、両方を所持し、シーンに合わせて切り替えて利用するという撮影方法と言えるでしょう。

完全防水のGoPro

両者には基本性能において「耐久性」の違いがあります。iPhoneの耐久を表す機能としては「耐水仕様」があげられます。これは雨に濡れてしまったり、うっかり水をかけてしまったなどのアクシデントには耐える頑丈さを持っていますが、水中での撮影を保証するものではありません。対するGoProは「完全防水」となっており、海の中での撮影も可能となっています。アクションカメラとして評価の高いGoProでは、アウトドアでの撮影を想定し、海中だけではなく雪の中での撮影にも耐えられるよう、非常に高い耐久性が追求された作りとなっています。しかし頑丈な作りであるために、多少の重みや厚みを感じられる形状となっており、ポケットに入れておくには強い存在感があります。その点iPhoneは薄型であるため、ポケットに入れて気軽に持ち運べるという特徴があり、撮影したい時にすぐに取り出せるというメリットを持っています。

いろんなスタイルで楽しめる

最後にiPhoneとGoProの違いとして、用途に関する特徴についてご紹介します。GoProは非常にコンパクトなので、片手で持ったり撮影をすることが容易となっています。広角も広いので、自撮り棒などを使わずに風景を含めた自撮りを簡単に撮影することができます。豊富なマウントアクセサリーも用意されているので、カメラを自身の頭や胸に固定したり、自転車や車に取り付けての撮影も可能となっており、様々なスタイルで撮影を楽しむことに特化したカメラと言えるでしょう。対するiPhoneはディスプレイ画面が大きく、様々なアプリが利用できるというメリットがあります。画面をタッチするという直感的な操作で、様々な機能が利用できるという他、撮った写真をその場で確認したり、アプリを利用してすぐに編集できるのが、iPhone最大の特徴と言えるでしょう。これらの方向性の違いから、様々な写真を撮って本格的に加工や編集がしたい人にはGoProが、一台で撮影から編集まで手軽に行いたいという人にはiPhoneの利用が推奨されます。

まとめ

このようにGoProとiPhoneには大きな性能の違いがあると共に、それぞれに魅力的な特徴があると言えます。高性能なカメラを探している人にはもちろん、iPhoneを既に持っている人にとってもGoProは非常に魅力的な高性能カメラです。シーンに合わせて使用することで、新しい撮影方法を楽しむことができるのも、その魅力のうちの1つでしょう。GoProのデータの多くはSDカードに保存される方がほとんどかと思いますがSDカードに関連する情報を参考までにまとめていますので、ご覧ください。

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