豆知識

データ復旧を比較するポイント10選！サービス料金以外の違い

復旧成功率
対応メディアの種類
対応する障害の種類
診断の精度
復旧作業のスピード
復旧環境の設備
データの取り扱い・セキュリティ対策

データ復旧を比較するポイント10選

POINT1. 復旧成功率

データ復旧サービスを選ぶ際に最も重要なのは、どれだけの確率でデータを取り戻せるかという点です。各業者の成功率を確認するには、公式サイトに掲載されている復旧実績や成功事例を参考にすることをおすすめします。また、口コミやレビューを調べることで、実際の利用者がどの程度の満足度を得ているのかを知ることができます。特に「他社で復旧できなかったデータが回収できた」、「捜査機関との取引」という実績がある場合は、技術力の高さを示している可能性が高いです。

どれくらいの確率でデータを復旧できるのかが最も重要です。
公式サイトに成功事例が掲載されているか、顧客の口コミを確認することを推奨します。

POINT2. 対応メディアの種類

データ復旧業者によって、対応できるメディアの種類には差があります。一般的なハードディスク（HDD）やSSDだけでなく、USBメモリ、SDカード、外付けHDD、NAS、RAID構成のサーバー、さらにはアクションカメラやドローンの記録媒体など、多様なメディアに対応しているかを確認することが大切です。特に、ビジネス用途でNASやRAID構成のサーバーを使用している場合は、複雑なシステムに対応できる技術を持っている業者を選ぶべきです。

HDD、SSD、USBメモリ、SDカード、RAID構成のNAS、アクションカメラのメモリカードなど、対応メディアの種類が広いかどうか。

POINT3. 対応する障害の種類

論理障害（削除・フォーマット・ファイルシステムの破損）
物理障害（ヘッド損傷・モーター不良・基盤故障など）
暗号化・RAID崩壊の対応（特に企業向け）

データの消失原因はさまざまですが、大きく分けて「論理障害」と「物理障害」の2種類があります。論理障害とは、誤ってデータを削除してしまったり、フォーマットをかけてしまったり、ファイルシステムが破損してアクセスできなくなる障害です。一方、物理障害は、ハードウェアの故障によってデータが読み取れなくなるケースを指します。物理障害の中には、HDDのヘッド損傷やモーターの故障、基板の損傷などが含まれます。業者によっては論理障害のみに対応している場合もあるため、物理障害にも対応可能かどうかを事前に確認する必要があります。また、近年ではSSDやRAIDシステムの障害、さらにはランサムウェアによるデータの暗号化といった特殊なケースにも対応しているかどうかが重要になっています。

POINT4. 診断の精度

データ復旧を依頼する際、多くの業者はまず「診断」を行い、復旧の可否や見積もりを提示します。この診断が無料か有料か、どの程度の時間がかかるのかは、業者によって異なります。特に緊急性の高いケースでは、診断に時間がかかるとその分データの復旧が遅れてしまうため、できるだけ迅速に対応してくれる業者を選ぶのが望ましいです。即日診断が可能な業者もありますが、詳細な調査には数日かかることが一般的なので、納期の目安を事前に確認しておくと安心です。

初期診断の無料・有料の違い	業者によって無料診断を提供するところと、有料で精密診断を行うところがある。
診断結果が出るまでの時間	数時間から数日かかることが一般的。緊急対応が可能な業者では即日結果を出せる場合もある。
緊急対応の可否	特急オプションを提供する業者もあり、即日または24時間以内の対応が可能な場合がある。

POINT5. 復旧作業のスピード

通常復旧と緊急対応の納期。
「即日対応可能」な場合でも、具体的な時間の目安を確認。

診断の結果、データが復旧可能と判断された場合、次に問題となるのが復旧作業のスピードです。通常、データ復旧には数日から1週間程度かかることが多いですが、緊急対応を行っている業者であれば、より短時間で復旧できる場合もあります。特に業務データが失われた場合、迅速に復旧できるかどうかがビジネスの継続に大きく影響するため、即日対応や優先対応のオプションがあるかを確認することが重要です。

POINT6. 復旧環境の設備

クリーンルームの有無（物理障害対応には必須）。
専用機材・ツールの保有状況（海外ツール頼りではなく、独自技術を持つか）。

物理障害が発生したHDDなどを扱う際、適切な設備が整っているかどうかも重要なポイントです。たとえば、HDD内部の部品交換などの作業を行う場合には、クリーンルームやクリーンベンチといった塵やホコリの侵入を防ぐ環境が必要です。これらの設備を持たずに作業を行うと、HDDの損傷が悪化し、復旧が不可能になるリスクがあります。また、最新の専用機材や独自の復旧ツールを保有しているかどうかも、技術力を見極めるポイントになります。

POINT7. データの取り扱い・セキュリティ対策

ISO認証

個人情報・機密データの取り扱い（プライバシーマーク、ISO27001取得の有無）。
復旧後のデータ受け渡し方法（暗号化、外付けHDDでの返却など）。

データ復旧を依頼する際、取り扱われるデータには個人情報や機密情報が含まれることが多いため、業者のセキュリティ対策も確認すべきです。プライバシーマークやISO27001（情報セキュリティマネジメントシステム）を取得している業者であれば、一定のセキュリティ基準を満たしていると判断できます。また、復旧後のデータ受け渡し方法についても、暗号化して送信するのか、専用の外付けHDD（暗号化対応）に保存して渡すのかといった点を確認すると良いでしょう。

POINT8. 料金体系の透明性

成功報酬制 vs. 固定料金制。
診断後に追加料金が発生しないか。
「料金の幅が広すぎる」場合は要注意。

料金が明確に示されているかどうかも、信頼できる業者を選ぶための重要な要素です。特に、診断後に追加料金が発生しないかどうかは注意が必要です。成功報酬制を採用している業者の場合、復旧が成功した場合のみ費用が発生するため、費用対効果の面で安心感があります。一方で、最初に提示された料金の幅が広すぎる場合は、最終的な請求額が高くなる可能性があるため、慎重に確認すべきです。

POINT9. アフターサポート

復旧データの保証期間（再取得が可能か）。
復旧後のデータ管理やバックアップのアドバイスがあるか。

復旧後のデータがきちんと動作するかどうか、また、今後同じようなデータ損失を防ぐためのアドバイスがあるかも、比較のポイントとなります。一部の業者では、復旧データの保証期間を設けており、一定期間内であれば再取得が可能な場合もあります。また、バックアップ方法の提案や、データ管理のアドバイスを提供している業者もあるため、長期的な視点でサポートが充実しているかどうかを確認すると良いでしょう。

POINT10. 口コミ・評判

Google口コミ、SNS、比較サイトでの評価。
「対応が良い」「説明が丁寧」といったサービス面もチェック。

最後に、実際にその業者を利用した人の口コミや評判をチェックすることも大切です。Google口コミやSNS、データ復旧の比較サイトなどを活用し、対応の丁寧さや技術力、料金の透明性についての評価を確認しましょう。特に「対応が親切だった」「説明が分かりやすかった」といった点も重要で、トラブル時のストレスを軽減する要素となります。

データ復旧業者を選ぶ際に何かしらの点がひっかかって、比較し始めると、何が良いかわからなくなることも少なくありません。このページでご紹介した10のポイントを比較する際の参考になさってください。下記のページにておすすめできるデータ復旧専門業者をご紹介しておりますのでご覧ください。

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