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NAS

NAS

記録メディア別解説

データ保存・共有・管理を簡単に行うことができるので、中小企業の一人情シスや大学の研究室などでも導入されるNASはパソコンだけではなく、スマホなどマルチデバイスに対応しており、複数の端末からのアクセスもあるシステムです。便利な一方で、万が一トラブルが発生した場合には、データの取り扱いに注意が必要です。本記事では、NASのデータ復旧方法やトラブル時の注意点について詳しく解説します。いざという時に備え、ぜひご一読ください。

NASについて

NASは「ネットワークアタッチトストレージ(Network Attached Storage)」の略で、ネットワークを通じてデータの保存や読み書きができるストレージ機器を指します。代表的な製品としては、バッファロー(BUFFALO)社のリンクステーション(LinkStation)やテラステーション(TeraStation)が広く知られています。

NASの仕組み

NASの多くはHDDが中に入っているので、実は外付けHDDに近いです。一般的な外付けHDDとの大きな違いは、NASがパソコンに近い機能を備えている点です。NAS本体にはCPUやメモリが搭載されており、外部接続用のLANコネクタや独自のOS、管理ソフトも含まれています。これにより、データの保存にとどまらず、多機能なファイルサーバーとして活用できます。

NASは、ネットワークに接続することで複数のパソコンや異なるOS(WindowsやMac)を使用する端末、さらにはスマートフォンやタブレットからもアクセスが可能です。これにより、データを共有したり、アクセス権限をユーザー単位で細かく設定したりすることができます。また、自動バックアップ機能を利用することで、データ保護の効率化も図れます。

さらに、最近のNASにはクラウドサービスと連携する機能があるものが多く、外出先からでもインターネットを通じてデータにアクセスしたり、重要なデータをクラウドにバックアップしたりすることが可能です。一部のモデルではAIによる画像分類機能や、動画の高度な編集機能を備えているものもあり、より幅広い用途に対応しています。

NASのデータ復旧方法

NAS(ネットワーク接続ストレージ)のデータ復旧方法には主に2つの選択肢があります:

  1. 復元ソフトを利用して自分で対応する方法
  2. データ復旧サービスに依頼する方法

それぞれの方法にはメリットとリスクがあるため、状況に応じて適切な選択をすることが重要です。本記事では、各方法の手順や注意点を詳しく解説し、有効な対処法を提案します。

1. 復元ソフトを利用して自分でデータを復旧する方法

復元ソフトを活用するメリットは、コストの低さです。無料で利用できるものもあり、有料版でもデータ復旧サービスを利用するより安価な場合(約1万円~3万円)がほとんどです。軽微な論理障害であれば、比較的簡単にデータ復旧が可能です。ただし、軽度の障害状況かどうかは専門家が精密な調査を行わなければわかりませんので、ご自分で復旧作業を行うのは以下をご一読してお考え下さい。

復元ソフト利用の手順

  1. 適切な復元ソフトを準備
    • NAS対応ソフト(ネットワーク経由で利用する場合)
    • 外付けHDD対応ソフトとUSBアダプタ(NASからHDDを取り外して作業する場合)
  2. NASをパソコンに接続またはHDDを取り外し直接接続
  3. 復元ソフトを起動しスキャンを実行
    • 復旧可能なファイルを特定する。
  4. 復元作業を実施
    • 必要なデータを選択して保存。
  5. 復元結果の確認
    • データが正しく復元されているか確認。

注意点

  • 対応範囲が限定的
    復元ソフトでは、主に論理的な障害(削除やフォーマットなど)に対応可能ですが、NASが物理的に壊れている場合やRAID構成に問題がある場合には対応が困難です。
  • ネットワーク経由の課題
    NASのネットワーク機能が壊れている場合や、スキャンに時間がかかる場合は、HDDを直接取り出してパソコンに接続する必要があります。
  • 誤操作のリスク
    復旧に失敗すると、データがさらに損傷する可能性があります。ソフトの使用は慎重に行いましょう。

2. データ復旧業者に依頼する方法

NASの障害が物理的な原因による場合や、復元ソフトでは対応が難しいケースでは、専門のデータ復旧業者に依頼するのが最善です。特に、重要なデータを扱う際には信頼性の高い業者を選ぶことが鍵となります。

データ復旧サービス選びのポイント

  • データ復旧の高い技術力と実績
    RAID構成やNAS特有のデータ復旧技術を持つ業者を選ぶことが重要です。
  • 料金体系の透明性
    完全成果報酬型(復旧できなかった場合は料金が発生しない)を採用している業者を選びましょう。
  • 迅速で丁寧な対応
    問い合わせや相談時の対応が誠実で丁寧な業者は信頼できます。
  • 口コミや評判の良さ
    他の利用者からの評価を調べることで、信頼性を確認できます。

注意点

  • 極端に低価格を提示するデータ復旧サービスには注意してください。安さを売りにする業者の中には、結果が伴わない場合もあります。固定料金を提示しているにも関わらず、診断後に外部業者に委託するので、見積もりより高くなる場合もあります。

依頼手順

  1. データ復旧サービスに相談・診断を依頼(診断・初期調査を多くの会社が無料で提供しています)。
  2. 診断結果や見積もりを確認し、納得できれば依頼。
  3. データ復旧作業を実施し、結果を確認。

データ損失を防ぐために

NASトラブルを未然に防ぐため、以下の対策を講じることも重要です。

  • 定期的なバックアップ
    別のストレージやクラウドにデータをバックアップする。
  • NASのメンテナンス
    ファームウェアを最新状態に保ち、HDDの健康状態を定期的にチェックする。
  • UPS(無停電電源装置)の導入
    電源トラブルによるNASの障害を防ぐ。

これらの対策を行うことで、万が一の際にも安心してデータを保護できます。NASにも寿命があり、中のデータはHDDに保存されていることからHDDの寿命とほとんど同じ3年~5年の間に壊れることがほとんどです。3年以上使うことで故障リスクは年々上昇していきます。壊れてしまった場合にはデータ復旧の専門家にまずご相談ください。

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