ソニーのアクションカメラ「HDR－AS50」
HDR－AS50は、映像機器メーカーであるソニーが開発し販売しているアクションカメラです。現在ソニーでは3タイプのアクションカメラを販売していますので、他製品との違いや特徴、使い方について紹介します。
ソニーの3つのアクションカメラ
フラグシップモデルと言われているのが「FDR－X3000」で、中間的な位置付けとなるオールマイティーモデルの「HDR－AS300」、ベーシックモデルとなる「HDR－AS50」があります。これら3タイプの中で、HDR－AS50は最もリーズナブルな価格で、コスパの良いアクションカメラといえるでしょう。
FDR－X3000は4K撮影が可能
商品概要としては、FDR－X3000は4K撮影ができるのが魅力のアクションカメラです。HDR－AS300は、フルハイビジョンでの撮影が可能です。また、ソニーの独自技術となる「空間光学式手ぶれ補正」が搭載されているのも特徴です。HDR－AS50もAS300と同様にフルハイビジョンでの撮影が可能ですが、手ぶれ補正が電子式のものが採用されているため、手ぶれ補正機能が動作した時に若干画質が劣化するリスクがあります。この点さえ目をつぶれば、ほとんどHDR－AS300と同等仕様ですので、HDR－AS50で十分ということになります。
HDR－AS50の基本性能
HDR－AS50の仕様については、CMOSセンサーには「1／2．3型 Exmor R センサー」が使用されています。これは、HDR－AS300よりも大型のCMOSセンサーになりますので、暗いシーンでの撮影で有利です。このCMOSセンサーの総画素数は1680万画素で、有効画素数としては1110万画素となります。
撮影画像は、先述したようにフルハイビジョンでの記録が可能で、モードを変えれば写真撮影も可能です。なお、逆光補正機能や風切り音防止機能なども搭載されていますので、車載カメラとして使用するのにも適しています。
十分な防水・耐衝撃性能
アクションカメラとなると気になるのが防水性能ですが、HDR－AS50では本体のみでは日常生活防水となります。しかし、防水ハウジングが標準添付されていますので、このハウジングを利用することで水深60メートルまでの防水性能が保証されます。また、耐衝撃性も兼ね備えている上、氷点下10度までの耐低温性能も誇ります。バッテリーには、連続動画撮影が165分可能なスタミナバッテリーが採用されています。なお、オプションの外部バッテリーを使用することで、撮影時間を延長することも可能です。
Wi－Fi接続機能でスマホとの連携も
HDR－AS50にはWi－Fi接続機能も搭載されているため、スマートフォンと連携してリモートコントロールもできます。画像の記録はマイクロSDカードにMPEG形式で記録されるためパソコンへの画像の取り込みもスムーズです。なお、撮影時には、GPS情報も合わせて記録されるため、動画編集時にマップ上で撮影地を表示したり、カメラの動く速さを表示したりすることが可能です。
簡単操作で撮影可能
HDR－AS50の使用方法はとても簡単で、本体の下部の蓋を開けて、マイクロSDカードを挿入し、電源を入れて録画ボタンを押すのみで録画が開始されます。なお、本体の電源が入っていない状態でも、録画ボタンを押すと自動的に電源が入り録画が開始されるため、スピーディーな録画が可能です。
ライブビューリモコン付きのHDR－AS50Rもおすすめ！
また、ソニーではHDR－AS50Rというライブビューリモコンが付属するパッケージも用意されています。ライブビューリモコンを使用すると、リモコンの電源ボタンと連動して自動的にカメラの電源も入ります。なお、ライブビューリモコンでは撮影する画像をカラーLCDモニターにより確認できます。ライブビューリモコンにも録画ボタンがありますので、リモートコントロールにて録画を開始することも可能です。ライブビューリモコンは付属のアタッチメントをつけることにより腕時計のように装着できます。カメラの側面には白黒のLCDパネルがついていて、ボタン操作により各種モードの変更が可能です。
屋外でのアクティビティで活躍
さて、実際の活用シーンですが、防水機能を生かしてシュノーケリングやスキュバーダイビングなどに利用するのに最適です。また、小型軽量な上、アタッチメントも豊富にありますので、サーフィンやスキーなどのアウトドアスポーツなどでも大活躍します。
自転車やオートバイのヘルメットやハンドルなどに装着するためのアタッチメントもあるため車載動画の撮影も可能で、まるで視聴者が運転しているようなバーチャルリアリティー体験ができる映像も撮影可能です。小型軽量ですので、ドローンに装着して空撮をしても面白い画像が撮れるでしょう。
まとめ
他のアクションカメララインナップをHDR－AS50と比較して紹介しましたが、FDR－X3000はどうしても4K撮影にこだわりたい人にオススメのモデルです。また、完璧な手ぶれ補正機能が欲しい場合はHDR－AS300を利用すると良いでしょう。しかし簡易的な手ぶれ補正でもよく、ソニーの中でも最もリーズナブルなアクションカメラを手始めとして購入するのであれば、HDR－AS50がオススメです。
また、撮影後のデータ保管方法は多岐にわたります。撮影データが増えるにつれて、その管理には一層の注意が求められます。また、データ保管中にトラブルが発生し、保存媒体が壊れたり、不具合や故障が生じることもあります。そういった場合に備えて、以下の情報をご覧ください。