Macについて|データ復旧

Macについて
AppleのMacシリーズの型番情報を以下にまとめます。Macシリーズには、MacBook、MacBook Pro、MacBook Air、iMac、Mac mini、Mac Proなどが含まれます。
最新モデル (2023-2024)
- MacBook Pro
- MacBook Pro 14-inch (2023, M2 Pro/Max)
- MacBook Pro 16-inch (2023, M2 Pro/Max)
- MacBook Pro 13-inch (2022, M2)
- MacBook Air
- MacBook Air 13-inch (2022, M2)
- MacBook Air 15-inch (2023, M2)
- iMac
- iMac 24-inch (2021, M1)
- Mac mini
- Mac mini (2023, M2/M2 Pro)
- Mac Studio
- Mac Studio (2023, M2 Max/Ultra)
- Mac Pro
- Mac Pro (2023, M2 Ultra)
過去のモデル (2019-2022)
- MacBook Pro
- MacBook Pro 14-inch (2021, M1 Pro/Max)
- MacBook Pro 16-inch (2021, M1 Pro/Max)
- MacBook Pro 13-inch (2020, M1)
- MacBook Air
- MacBook Air 13-inch (2020, M1)
- iMac
- iMac 27-inch (2020, Intel)
- iMac 21.5-inch (2019, Intel)
- Mac mini
- Mac mini (2020, M1)
- Mac Pro
- Mac Pro (2019, Intel)
主な型番例
- MacBook Pro
- 14-inch (2023): A2779
- 16-inch (2023): A2780
- 13-inch (2022): A2338
- MacBook Air
- 13-inch (2022): A2681
- 15-inch (2023): A2941
- iMac
- 24-inch (2021): A2438
- Mac mini
- (2023, M2/M2 Pro): A2686
- Mac Studio
- (2023, M2 Max/Ultra): A2615
- Mac Pro
- (2023, M2 Ultra): A2835
Appleは過去にMacサーバーを提供していましたが、現在は専用のサーバーハードウェアを提供していません。しかし、Mac miniやMac Proなどの一般的なMacをサーバーとして利用することができます。
過去のMacサーバーモデル
- Xserve (廃止)
- Xserve (Early 2009)
- Xserve (Early 2008)
- Xserve (Late 2006)
現在サーバーとして利用できるMac
- Mac mini
- Mac mini (2023, M2/M2 Pro)
- Mac mini (2020, M1)
- Mac mini (2018, Intel)
- Mac Pro
- Mac Pro (2023, M2 Ultra)
- Mac Pro (2019, Intel)
- Mac Pro (Late 2013)
Mac miniの型番
- Mac mini (2023, M2/M2 Pro): A2686
- Mac mini (2020, M1): A2348
- Mac mini (2018, Intel): A1993
Mac Proの型番
- Mac Pro (2023, M2 Ultra): A2835
- Mac Pro (2019, Intel): A1991
- Mac Pro (Late 2013): A1481
Mac miniやMac Proをサーバーとして利用する場合は、macOS Serverアプリケーションを使用することが一般的です。macOS Serverは、ファイル共有、メール、カレンダー、連絡先、VPN、Webホスティングなどのサーバー機能を提供します。
AppleのMacコンピュータで使用されるファイルシステムについて説明します。Macでは主に2つのファイルシステムが使用されています。
1. Apple File System (APFS)
APFSは、AppleがmacOS High Sierra(2017年)以降で導入した最新のファイルシステムです。APFSはSSDやその他のフラッシュストレージのパフォーマンスと信頼性を向上させるために設計されています。以下にその主な特徴を示します。
特徴
- 高速性: SSDに最適化されており、高速なファイルアクセスが可能。
- スナップショット: システムの状態を特定の時点でキャプチャし、簡単に戻せる。
- スペース共有: 複数のボリュームがストレージスペースを共有し、柔軟な容量管理が可能。
- 暗号化: 高度な暗号化機能を持ち、データの安全性を確保。
- クラッシュ保護: メタデータのクラッシュ保護機能により、データの整合性を維持。
2. Hierarchical File System Plus (HFS+)
HFS+は、APFSが導入される前の標準的なファイルシステムで、macOS 8.1(1998年)からmacOS Sierra(2016年)まで使用されていました。現在も一部の古いシステムや外部ドライブで使用されています。
特徴
- ジャーナリング: ジャーナリング機能により、データの整合性を維持。
- 大容量サポート: 大容量ドライブと大きなファイルをサポート。
- 互換性: 古いバージョンのmacOSとの互換性が高い。
その他のファイルシステム
- exFAT: MacとWindows間での互換性を保つためによく使われるファイルシステム。
- NTFS: 主にWindowsで使用されるファイルシステムだが、Macでも読み取りは可能。ただし、書き込みにはサードパーティのソフトウェアが必要。
- FAT32: 古いファイルシステムであり、MacとWindowsの両方で広くサポートされているが、4GB以上のファイルを扱えない。
使用例
- APFS: macOSの内部ストレージ、特にSSD。
- HFS+: 古いmacOSシステムや一部の外部ドライブ。
- exFAT: MacとWindowsの間で共有する外部ドライブやUSBメモリ。
- NTFS: 主にWindowsでフォーマットされたドライブ。
APFSは、最新のMacシステムで推奨されるファイルシステムであり、パフォーマンスとセキュリティの両方に優れています。外部デバイスや特定の用途に応じて、他のファイルシステムを選択することもあります。
Macの故障の予兆
前章では、Macのデータが消失する原因について説明しましたが、そもそもHDDの故障を事前に察知することはできるのでしょうか? 調査の結果、Macが故障する前には必ずいくつかの前兆が現れることがわかりました。
Macの故障を予兆するサインは大きく3つあります。これらの症状を事前に把握しておくことで、大切なデータを守ることが可能です。それでは、具体的な3つの前兆について詳しく見ていきましょう。
1. レインボーカーソルが頻繁に表示される
Macでは、起動時やデータの読み込み時に「レインボーカーソル」が表示されることがあります。通常、このカーソルは短時間で消えるため、普段あまり気にすることはないかもしれません。
しかし、レインボーカーソルは、システムが処理に時間を要していることを示すサインです。Windowsでも似たようなカーソルが存在しますが、Macでこのカーソルが頻繁に表示されるようになった場合は、HDDの異常を示唆している可能性があります。「最近、よく表示されるようになった」と感じたら、故障の前兆として警戒しましょう。
2. 起動やシャットダウンに時間がかかる
Macは、スムーズな起動やシャットダウンの速さが特徴のひとつです。そのため、Windowsよりも快適な操作性を求めてMacを選ぶユーザーも少なくありません。
しかし、これまでスムーズに行えていた起動やシャットダウンに時間がかかるようになった場合は要注意です。この現象が現れるとき、多くの場合HDDに問題が発生しています。さらに悪化すると、Appleのロゴが表示されたままフリーズし、操作不能に陥ることもあるため、早めの対策が必要です。
白い画面が続く場合は故障の可能性が高い
通常、Macを起動すると白い画面の中央にAppleのロゴが表示され、その後デスクトップ画面へと移行します。しかし、ロゴが表示されず、白い画面のまま動かない場合は、他の前兆と比べても故障の可能性が非常に高い状態です。
この症状が現れると、電源自体は入っているものの、OSが正常に起動できていないことを意味します。そのため、HDDの故障が原因であると考えられます。
このような状態は、すでに故障が進行している可能性が高いため、データを保存している場合は、できるだけ早く専門業者にデータ復旧を依頼することをおすすめします。
3. ファンの異常な動作や異音がする
Macの冷却ファンは、内部の温度が上昇すると回転数を上げて熱を逃がします。しかし、通常時と比べて 異常にファンが回る頻度が増えたり、過度な騒音を伴ったりする場合は要注意 です。
ファンが異常に回る原因として、 CPUやGPUに負荷がかかっている ことも考えられますが、もし軽い作業中でもファンが回り続けるようであれば、HDDや内部の電子部品が劣化している可能性があります。特に、異音(カタカタ、ジージー、キュルキュルなど)が聞こえる場合は、ハードウェアの寿命が近いサインなので、早めの点検をおすすめします。
4. 突然のシャットダウンや再起動が発生する
通常、Macは 安定した動作 をするよう設計されています。しかし、 特に負荷のかかる作業をしていないのに突然シャットダウンする ような症状が頻発する場合は、内部の電源供給やバッテリー、基板(ロジックボード)に問題が生じている可能性があります。
また、 再起動を繰り返す(通称:リブートループ) 状態に陥ることもあり、この場合はOSやストレージの問題、さらにはハードウェアの故障が考えられます。突然のシャットダウンやリブートループは 放置すると深刻なトラブルにつながるため、早めの対応が必要 です。
5. ディスクユーティリティでエラーが頻発する
Macには「ディスクユーティリティ」というツールがあり、ストレージの状態を確認できます。このツールを開き、「First Aid(ファーストエイド)」でディスクの修復を試みることができますが、 エラーが頻発する場合はストレージが劣化しているサイン です。
特に、「ディスクの修復ができませんでした」や「不明なエラー」 といったメッセージが表示される場合は、SSDやHDDの寿命が近い可能性があります。 早めにバックアップを取ることを強く推奨します。
6. 外部機器の認識不良
USBメモリや外付けHDD、SDカードなどの外部機器を接続した際に、 正常に認識されないことが増えた場合 も要注意です。
外部機器側の問題である可能性もありますが、 すべてのデバイスが認識されない、あるいは接続が不安定になる ような場合は、Mac本体の ポートやロジックボードに異常がある可能性 があります。
また、 Wi-FiやBluetoothが頻繁に切断される といった症状も、無線通信チップやロジックボードの劣化のサインかもしれません。
7. 画面表示の異常(グラフィックの乱れ・チラつき)
ディスプレイに 黒い線やカラフルなノイズが入る、画面がチラつく、特定の部分が表示されない などの現象が見られる場合も、Macの寿命を示すサインです。
原因としては、以下の可能性が考えられます。
ディスプレイの劣化(液晶パネルの寿命)
GPU(グラフィック処理装置)の異常(特にMacBook Proの一部モデルで発生しやすい)
ロジックボードの不具合
画面の異常が発生し始めたら、作業中のデータが消失する前にバックアップを取ることを推奨します。
バックアップ前のデータが必要な方はデータ復旧の業者に相談なさることをおすすめします。Macに対応したデータ復旧専門業者をまとめてご紹介していますので、そちらをご覧ください。
- 絶対に復元したい!信頼できるデータ復旧TechMag
- 【メディア別】データ復旧専門業者と費用
- WindowsからMacに変えたら外付けHDDのデータが見えなくなった
- 【HDDのデータ復旧サービス】信頼の5社をご紹介