【プロ直伝】ロードバイクのタイヤ・ホイールの種類・コスパ
ロードバイクはパーツを交換してカスタマイズできる事も大きな魅力ですよね。性能を上げたり、利便性を高めたりと様々な用途に分かれます。中でも、一番手軽で実感が湧くパーツは何だと思いますか?
それは、「タイヤを含むホイール周り」と言われています。
地面に唯一触れる部分なので、この性能が上がるとペダルの軽さなどとして現れ、実感が一番得られやすい様です。今回は、交換パーツとして一番に上げられるホイールとタイヤの特集をします。
ホイール
ホイールの種類を材質と形状に分けて解説しましょう
ホイールの素材
・コスパで選ぶならアルミ素材
耐久性と加工のし易さに優れていてコストパフォーマンスも優勝な素材です。一般的なロードバイクはアルミホイールが最も多い素材と言えます。様々な面で平均値以上の素材だが、サピなどには弱く耐久性を重視すると重量が増してしまいます。
・レーサーも愛用カーボン素材
耐久性と軽量化に優れていてプロも愛用する性能が高い素材です。ロードバイクは運動力学なので、車体の軽さはそのまま運動パフォーマンスに直結します。カーボンは重量比を見れば、アルミの約半分の重外なり、高パフォーマンスを実現させています。ただし、加工が難しく素材自体も貴重な為、非常に高価になります。
ロードバイクのリムの形状
・汎用性が高いノーマルリム
一般的なロードバイクのリムです。バルブの長さなど特に気にする事もなく交換でき、汎用性の高いリムとなります。
・スピード重視ならディープリム
ノーマルリムよりも数cm程高く、バルブもロングバルブ以外対応していないので、チューブ交換の際は注意が必要です。空気抵抗を減らす事ができスピードを出しやすいリムと言われております。
・コスパ最強!アルミスポーク
アルミは剛性に優れており一本一本を細くできます。一般的にはスポークはアルミスポークが多く、コストパフォーマンスに優れたスポークです。大体、16~28本ほどでホイールが組まれています。
・カーボーンスポーク
非常に軽い素材で走行性を高めてくれます。アルミの様に細くする事は出来ませんが、その分流体力学を利用したエアロ効果を期待した形状に設計されています。高性能なスポークだが価格も非常に高額な素材です。
・ディスクスポーク
ホイール前面を覆う形状をしています。直線では空気抵抗を極力減らす事ができ、風のない室内競技や直線が多いレースなどスピードが重視される形状です。一方で横風には弱く、日常的にはあまり向かない競技用のスポーク形状です。
タイヤ
タイヤの種類を解説します。
・クリンチャータイヤ
チューブとタイヤが別々になっているタイプのタイヤです。タイヤやチューブの組み合わせが可能で、着脱なども簡単であるため、最も普及しているタイプです。
クリンチャータイヤの交換方法:【パンク修理方法】ロードバイクのトラブルは…ほとんどタイヤで起きている!
・チューブラータイヤ
タイヤとチューブが一体化し、リムに専用の接着剤で装着するタイヤです。摩擦抵抗が少なく一般おタイヤより良く転がります。また、軽量化も可能でカーボンなどのハイグレードなホイールに多く採用されていて、競技向けのタイヤでもあります。ただし、着脱に少し手間がかかる難点があります。
チューブラータイヤ の交換方法:
【パンク修理方法】ロードバイクのトラブルは…ほとんどタイヤで起きている!
・チューブレスタイヤ
クリンチャータイヤからチューブを取り除いたタイヤです。着脱が非常に簡単であることから、メンテナンスが寄りやすいタイヤです。クリンチャータイヤよりも、やや値段が高く、チューブが無いので交換時期が短い点がデメリットとして挙げられます。
・ノーマルタイヤ
タイヤの表面がフラットで溝などが無いタイヤです。ロードバイクのタイヤは大半がこのタイプになります。摩擦を抑え、直進する力を阻害しない特徴があります。ただし、悪路や雨などに弱く、路面コンディション次第では滑りやすくなる弱点があります。
・スパイクタイヤ
タイヤに溝があり、悪路でも走行性能に支障が出づらいタイヤです。摩擦力が増え、グリップはしっかりするがノーマルと比べると転がりが悪くなります。コンディションを問わないことから、通勤通学などの日常使いに適しています。
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タイヤの幅とリムの関係
ロードバイクのタイヤは非常に細く特徴的です。タイヤを替える際に幅の気になりますね。では、ロードバイクの幅はどれでも良いのかの疑問に答えましょう。
交換時にタイヤの幅はどれでも良いの?
この疑問は結構多いですが、まずチューブラータイヤ の場合はオススメしません。チューブラータイヤ はリムに貼り付けて固定しているので、幅が適正より大きかったら剥がれてしまいますし、小さいとリムが地面に当たってしまいます。
チューブラータイヤ は適正サイズがベストです!では、クリンチャータイヤとチューブレスタイヤはどうでしょう。この2種類は、結論から言うとサイズ変更可能です。リムに空気圧で固定するのでリムに入れば、ある程度対応できます。
但し、空気を入れた際に圧力が掛かり空気が抜けやすくなったり、小さいと外れる可能性もあるので、サイズ変更は可能ですが上下1サイズ程度にしましょう。
まとめ
即効性の高いホイール周りの交換ですが、素材によって性能が大きく異なります。また、カーボンはロードバイクを乗る上で最上級の素材ですが、コストがネックになってしまいます。
しかし、フルカーボンではなく、アルミと組み合せるなどのハイブリットも存在するので、上記の素材の特徴を把握して、掛け合わせた際の性能を想像してみると良いでしょう。カスタマイズする際の参考になれば幸いです。