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要注意!ロードバイクのタイヤ修理(パッチ)を自分でやっちゃダメな場合

要注意!ロードバイクのタイヤ修理(パッチ)を自分でやっちゃダメな場合

実際に大手自転車販売店で働いた経験とロードバイクの趣味で培った知識をまとめましたので、ロードバイク初心者の方にぜひご覧になっていただきたいです。

パッチを貼って行うタイヤ修理は手軽で自分でする場合は、コスパに優れる修理ですが、以下の場合は重大な事故に繋がるのでタイヤ修理ではなくチューブ交換やタイヤ交換を行いましょう。また、判断が難しい場合は必ず専門家に相談しましょう。

パッチを2ヶ所以上貼っている

ロードバイクの空気圧は一般的なシティサイクルの空気圧の2倍~3倍ほど高いです。
その分、高圧力な状態で走る為、パッチによる補修部分にかかる負荷はシティサイクルの比ではありません。
ロードバイクがパンクした際に爆発音がして一気に空気が抜けた経験はありませんか?
シティサイクルがパンクする場合、殆どの場合、破裂音を伴う事はありません。
それだけ圧力の高い状態がロードバイクの正常な空気圧なので、パッチで補修するのも限界があります。
パッチを貼った部分は柔軟性が無くなるので、脆くなる場合はパッチを貼った部分が殆どです。
2ヶ所以上の修理歴はパンクを再発しやすく、走行中のパンクは非常に危険ですので、チューブ交換を行いましょう。

バルブ付近の穴

バルブ付近は形状がバルブが原因で盛り上がり、パッチを貼るのが非常に困難です。
不十分なパッチの貼り方では走行中のパンクに繋がるので危険です。
また、バルブ付近ではそもそもパッチが貼れない事が多く、専門店に持って行ってもチューブ交換を勧められる修理内容となります。この場合もパッチ修理は適しません。

目で見てわかるくらい大きな穴の場合

ロードバイクは空気圧が高く、パンク時に大きな穴が開く場合が多いです。
目視で確認して明らかに捲れ上がっていたり、空気を入れても膨らむ事なく空気が抜けるような穴の場合、パッチの補修では圧力を抑えきれません。大き過ぎる穴もチューブを交換した方が良いでしょう。
同じ箇所を何度もパンクする事がありますが、それこそが穴が大き過ぎて空気圧を抑えられない症状です。

リム打ちによる並行した2つ以上の穴


空気圧が低くチューブがタイヤ内でリムに挟まれる事によって開く穴の特徴なのですが、両サイドに2ヶ所穴が開く事があります。
この場合、パッチを貼る範囲が広く、一枚のパッチで2ヶ所の穴を塞ぐと空気圧に負けるので走行中のパンクに繋がるのでチューブ交換をしましょう。

2年以上使用している場合


チューブは日々のライディングで高圧力に耐えております。
そのため経年劣化がロードバイクで使用されている部品の中で最も消耗の早いパーツとなります。
運良くパンクをせずに使用している場合でも、劣化によるバーストが起こる事がありますので2年を目安にチューブ交換を行うと安全でしょう。その際にタイヤにヒビが入っていたり劣化がある場合はタイヤも交換する事をお勧めいたします。

まとめ


自分でやれるスキルはロードバイクを楽しむのに必要不可欠ですが、ここでまとめたような内容に該当する場合、
専門家に相談することをおすすめします。