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スマホのデータ復元徹底ガイド!写真、LINEのデータ復旧方法

スマホから写真や動画、アプリのデータなどをなんとか取り出してデータ復元をしたい!という方のためにこれまでの私の経験を元に「データ復元徹底ガイド」としてこのページにまとめたいと思います。

特に必要になるのがこれまで撮りためていた写真や動画のデータです。また、LINEのやり取りを取引先としているので、何とか取り出したい!というニーズが高いと思います。スマホの故障や損傷状態によってデータ復旧ができるかどうかはケースバイケースではあるので、それらをできるだけ細かくまとめてみたいと思います!



「スマホのデータ復元徹底ガイド」は誰が書いてるの?

私はスマホ修理サービスを自分で使っているスマホを壊したことがきっかけで5年以上前に店舗サービスを始めた経験を持っています。

その店舗でもデータ復旧サービスを成功報酬で提供していました。特にiPhoneの水没からの本体復旧とそこからのデータの取り出しが中心でした。

その後iPhone修理や水没データ復旧のサービスの事業を譲渡して、今は別の仕事をしています。

その時の経験と最新のデータ復旧、スマートフォン事情をリサーチしてみたのでトラブルでお困りの多くの方のために解説していきたいと思います。

お急ぎの方はおすすめのデータ復元業者をご紹介していますので、そちらまでスクロールしていただければと思います。

まずはスマートフォンや携帯電話の歴史から、デバイスの技術的な変化をかんたんにまとめてみたいと思います。

2010年iPhone販売がスタート

2010年頃iPhoneが日本でも販売され、日本のメーカーもいよいよガラケーだけでは携帯市場を海外メーカーに持っていかれてしまってまずい!ということでスマートフォンを販売しはじめました。

それでも日本のメーカーの開発力や技術は海外メーカーの製品に及ばないのです・・・。

かく言う私自身もiPhone3Gsにガラケーから乗り換えたのですが、その当時のiPhoneと現在のiPhone11やiPhoneXの進化ぶりはその機能からもおわかりいただけるかと思います。

この時はまだ多くの人たちが赤外線通信のないスマホなんて使うのか?と言っていました。

しかしながら、2020年時点では日本国内のスマートフォンは1人1台以上保有するという状況になっています。

また、ガラケーも5Gに移行するのにあたって使用することができなくなる日もそう遠くはありません。

東日本大震災は日本のスマホ利用において大きな転換点

2011年3月11日の東日本大震災は日本のインターネットをさらに進めました。

たくさんの被害者を生み出したのど同時に凄惨なインフラ障害を発生させました。

そのころにできたアプリで日本国内で使ってない人がほとんどいないくらいな連絡手段がLINEです。

LINEのデータの復元についてもこの後にご紹介しますので、ご安心ください。

スマートフォンとガラケー、携帯でも全然違う

スマートフォンとパカパカ携帯(いわゆるガラケー)では全然できることが違います!おそらくデータ復旧をしようと思われている方の二人に一人はガラケーを使っていたかと思いますが、機能が圧倒的に高まっていますよね。

ガラケーは電話がメイン、スマホは?

ガラケーは電話がメインでした。特にガラケーを牽引したのはdocomoが開発したiモードです。

その当時は世界でも類を見ない最先端のインターネットを使いこなすデバイスとしてとても画期的だったのですが、日本国内の独自の規格になってしまっていました。

製造業について、物理的な面だけで良ければ良かったのに対して、論理的な部分(ソフトウェア)が重要になってきました。

日本は人口1億人の国なのに対してアメリカを中心とする英語圏は20億人近く・・・その市場で作られるデバイスはどっちがすごいかと言ったら、おわかりですよね?

残念ながら日本は小さな市場で世界最高のものを作ったために、世界の市場に取り残されてしまったのです。

日本のパカパカ携帯が世界に取り残されて独自の進化をしていたガラパゴス諸島にちなんで卑下したネーミングをされたのがガラパゴス諸島のような携帯電話、「ガラケー」です。

携帯電話はコンピューターになった

携帯電話から名前はスマートフォンになりました。ほとんどの人がスマホと呼ぶか、iPhoneをそのままスマートフォンではありながら、アイフォンと呼ぶと思います。

「フォン」は日本語にすると電話ですが、スマートな電話としてのスマートフォンということでとても高い性能を誇るデバイス・製品ができ、世界で販売されることになり、日本のガラケーは惜しくも駆逐されてしまったのです。

携帯電話はスマートフォンと呼ばれることになり、そして、コンピューターになりました。



パソコンは年賀状印刷用ツールに

性能があまりにも高いので、パソコンが家庭からなくなってしまったのではないでしょうか?

年賀状を印刷するときだけパソコンを引っ張り出す、という方も多くいるかと思います。

実際にパソコン修理サービスにかかわっていた時に12月になるとパソコンの修理やデータ復旧の依頼は増加していました。

その時に理由を尋ねると「年賀状を印刷したいけど、久しぶりに引っ張り出したらパソコンの電源が入らなくてこまっている」というものでした。

年賀状の印刷もカメラのキタムラ、パレットプラザなどの写真プリントサービス店舗に行かなくてもオンラインで注文できるようになりました。

若い人たちは年賀状を送るということをしないかもしれませんが、私は年賀状をスマホで注文しています。

パソコンはバックアップツールに使えるかも?

じゃあパソコンっていらないの?という疑問が浮かんでくるかと思いますが、そんなことはありません。

パソコンが家庭からなくなるとスマートフォンのような革命的な製品であったり、ソフトウェアが日本から産まれなくなってしまうという問題があります。

そのため、プログラミングの学習用にお子さんがいる家庭にはパソコンはがあるのが望ましいですが、スマートフォンがコンピューター、いわゆるパソコン以上の機能を持ったことによって、必要性が極めて低くなってしまいました。

本体データバックアップするのには使える可能性があります。特にiPhoneにはiTunesがソフトウェアとして提供されており、バックアップを作成したことがある方もいるかと思います。また、Androidスマホに関してはXperia Companion(サービス終了)、Huawei用のHiSuiteでバックアップを行うことは可能です。

ただし、androidスマホに関してはフルバックアップをすることはできませんので、iPhoneユーザーに関してはバックアップをPCにiTunesを利用して保存することができます。

パソコンでのスマホデータのバックアップってどうなの?

ただし、バックアップ方法としてパソコンを使うのはそれほどお勧めしません。また、SDカードなども完全なバックアップとは言えません。

何故かと言うとパソコンも自宅に物理的に存在しているので、電源ケーブルを差しっぱなしにしている時に落雷があると「雷サージ」という雷による高電圧によってパソコンがショートすることを言いますが、それによって故障してしまい、バックアップをしていたつもりが壊れてしまうこともあります。

また、火事や地震などによって、スマホのバックアップを保存していたパソコンが物理的に壊れてしまうこともあります。SDカードなどに関しては小さいこともあり、紛失してしまうこともあります。

さすがにスマホと同時に壊れてしまうことはないかと思いますが、バックアップを取っていたつもりでいて、バックアップが壊れてしまうことが可能性としては否定できません。

また、パソコンでのバックアップに関してはiPhone以外のスマートフォンのアプリのデータなどすべてをフルバックアップすることはできません。

そのため、iPhoneのバックアップをiCloudを使用せずに行いたい場合には、iTunesでのバックアップ作成がおすすめです。特に暗号化でのデータバックアップを作成することがおすすめです。詳しくは下記の関連ページにてご覧ください。

参考:iTunesバックアップの暗号化した方がいい?あり・なしの違い

スマートフォンは人間のアシスタントに

AI、シンギュラリティだとテレビやネットニュースで言われていますが、コンピューターすなわちソフトウェアは人間にどんどん近付いています。将棋では電脳戦で人間とソフトウェアが戦って負けています。また、囲碁でもついには人間がコンピューターに負けてしまうなど成長が著しいです。

この時点で人間よりも処理能力が高くなったことが明らかです。

もちろん囲碁のシステムなどを動かすにはスマートフォンの処理能力をはるかに上回るコンピューターを使用しているので比較することはできないですが、テクノロジーの進歩が著しいのは昨今のニュースをご覧になっている方であればご存じかと思います。

スマホで写真に誰が映ってるか判断できる

さらには写真を見たときに人間であるか猫であるかを識別する能力は人間の処理能力を上回るようになっているのが現実です。

この技術を画像認識(写真データをソフトウェアに通すと顔がどれかわかるような機能のこと)と言うのですが、スマホのアルバムを見ると顔でフォルダが分けられていたり、ソートしやすくなっていませんか?2010年頃のスマホではそれほどの処理はできませんでした。

スマホの機能や性能が高くなるということは・・・
スマホの機能が高くなった半面、壊れやすくなってしまいます。なぜかというと高機能化を進めることで、デバイスの内部構造が複雑になります。

それもあって、その際に発生する電気消費による発熱が起きてしまうからです。その発熱によって物理的な携帯電話本体の細かな部品の劣化は進んでしまいます。特にスマートフォンの内部は人間の体の内部を見ることができないのと同じように、どのような内部変化が起きているかみることはできません。

SONYの製品は壊れやすいのでソニータイマーなんてものもあると言われていますが、SONY製品は高機能なイノベーションを物理的に連続的に発生してきましたので、壊れやすいという側面もあったかと思います。

新しいものが好きな人はSONYが壊れようと何をしようとSONYが好きだ!という熱狂的なファンもまた多数いるのも事実ですが、スマートフォンは壊れたら困るものですよね。電話がつながらないと連絡手段がなくなってしまいますので、壊れにくくて、使いやすいスマートフォンであるiPhoneが人気を博しています。

Xperiaというスマートフォンはソニーモバイルが提供していますが、カメラ性能も高く2014年頃の日本発のスマートフォンとしては支持した方も多いはずです。

実際のところは一番最初にはヨーロッパで販売されたなんて歴史もあるのですが、AndroidというアメリカのGoogleの提供するソフトウェア(OS)で開発されているのです。

スマホの機能は高性能すぎて、ソフト面もさることながら、ハード面に関しても、もはや日本をはじめアメリカや中国以外の国から作ることはほとんど無理な状況です。

参考:<保存版>SONY製Xperiaの歴史(初代〜最新モデルまで)

スマホは便利だけど、壊れてしまったら厄介

スマホのデータ復元はガラケーからスマホになり、非常に便利になったことによって、必要性が低くなってしまったものがあります。

それは「デジタルカメラ」です。中でもコンデジという部類のコンパクトデジタルカメラに関しては本当にきれいな写真を撮りたい人は一眼レフやハイエンドのモデルのデジカメを利用するので、それ以外の人にとっては必要がなくなり、パソコンもプログラミングをする人やデスクワークをする人以外には必要がなくなりました。

スマホは便利だけど、壊れてしまったら厄介

その一方で大切な思い出の動画や写真はスマホやアイフォンに全て詰まっています。

SDカードやUSBなどのデータ復元も難しいことは難しいのですが、スマホのデータ復元と比較してもその難易度は比較できないくらいの状況です。

また、パソコンのデータ復旧と比較することも意味があるかもしれませんので、かんたんにこのページでもご紹介させてください。

HDD搭載のパソコンのデータ復元は復旧ソフト

そしてパソコンもHDDを搭載するモデルよりもSSDを搭載する薄型になっています。エポックメイキングなパソコンとしてはマイクロソフトが販売しているsurface(サーフェス)シリーズです。

ほぼすべてのパソコンはWindowsで動いていますが、その開発元がマイクロソフトです。AppleがスマートフォンのソフトとデバイスとしてのiPhoneを販売しているのに触発されたかのように、新しいコンセプトの薄型タブレット機能を搭載したノートパソコンを開発しました。(実際にこのページもsurface laptopで書いています。)

薄型化したノートパソコンにはHDDがありません。HDDがないということはこれまでパソコンのデータ復旧を行ってきた復旧業者は新しいデータ復旧技術を手に入れなければなりません。

しかしながら、HDDのデータ復旧はソフトを中心としたデータ復元なのに対して新しいSSD搭載のパソコンやスマートフォンのデータ復旧を行うには物理的な損傷を伴っているケースやトラブルの複雑性が高まっています。

キャリアショップでは本体交換がメイン

スマホのデータ復元をする際にキャリアショップや家電量販店などのスマホの購入先や通信契約をしているdocomo、au、ソフトバンクのどこかに行って、本体として使えるようにしてもらえると思ったらそんなことはない!と気付いてどうすればいいのか?と検索し始めるのだと思います。

検索した時に正しい情報を入手できたかどうかの判断をするのは困難です。

そして、身の回りの人で詳しい人に聞いたとしてもその人が過去にデータ復旧を依頼して、かつデータ取り出しに成功した方である場合には紹介してもらえるとデータ復元成功率は高まると考えられますが、そのような状況は考えづらいです。

なぜかと言うと、スマホのトラブルは全スマホユーザーの1%程度だからです。

実際に過去のご依頼された方でとても惜しいことをした方がいたので、事例として実際にあったケースを紹介させてください。



ケース①スマホ修理店に持ち込み、データ復元失敗

データ復旧専門店Dに持ち込むも、スマホ修理屋に依頼したことによってデータを復元することができなかった事例をご紹介します。

Aさんはデータ復旧ができるお店に持ち込んだものの、思っていたよりもデータ復元料金を高く感じ他の選択肢を検討しました。

そこで、詳しい同僚に相談してみたら、全国展開するスマホ修理店を紹介されました。
そして、その店舗Hに行きました。

実際にその店舗Hで処置をしてデータ取り出しに成功すれば6000円程度で済むという算段だったのだと思いますが、実際はデータ復元をすることができず、に改めて最初に検索して見つけていたデータ復旧専門店Dに行きました。

そのデータ復旧専門店Dでは本体として起動に成功したんです!しかしながら、データはもうありませんでした。

残念なことに、アイフォンを起動したら、初期設定画面が表示されていました・・・。

詳しくはその時はデータ復旧専門店Dの担当者もわからなかったようですが、Aさんにアイフォンを返却する際に店舗Hで何を処置してもらったかを聞いたところ「専用ソフトを使用してデータ復元を試みた」ということでした。

しかしながら、データ復旧専門店Dでは物理的にアイフォンが起動する状態にすることができたのに、データを取り出すことができず、初期化されてしまったということが発覚しました。

Aさんは「勉強になりました」ということを言って帰って行きましたが、初期化してしまったアイフォンの場合は写真、動画やメモ帳などあらゆる重要なデータが消去されてしまいます。

初期化されてしまったiPhoneからのデータ復元は不可能

iPhoneに関しては誤って初期化してしまった、自分でソフトを使用したら初期化されてしまったという方がとても多いので、警鐘を鳴らす必要があると思っています。

復元ソフトは有料であっても無料であってもiPhoneやスマートフォンが壊れてしまっていたり、初期化していた場合には有効ではありません。Androidの場合にはまだ可能性があるかもしれませんが、iPhoneを初期化してしまうとオンラインで見つけられるソフトウェアはもちろん、データ復旧業者でもデータを復元することは不可能です。

関連:iPhoneを初期化!データ復元はバックアップなしでも業者は可能?

スマホ修理店には持ち込まない方が賢明

最初からデータが重要な場合には、安い料金でデータ取り出しを提供している店舗、全国展開している店舗には持ち込まないことをおすすめします。

もちろんデータの価値は人それぞれです。赤ちゃんが産まれてからこれまでの子育ての記録、新婚旅行の写真、たいせつな人と過ごした時に撮影した動画などの値段はつけることができません。

プライスレスというフレーズを使ったクレジットカードの会社のCMが懐かしいですが、プライスレス(値段がつけられない)なものだと私も思います。

スマホやiPhoneに発生したトラブルから正しく障害の切り分けを行い、データ復旧をする専門業者に依頼することを強くお勧めします。

スマホ修理屋さんではデータ復旧は難しい

私自身スマホの修理をやっていたこともあって、iPhone修理屋さんやスマホ修理屋さんのことを悪く言いたくはないのですが、不得意なことがあります。

それはスマートフォンからの大切なデータの取り出しです。

逆にスマホ修理屋さんが強いのは画面割れや電池持ちが悪いなどの障害の切り分けはがしやすいものをスピーディーに、部品を交換を行うことです。

一定のトレーニングを受けた上で、修理サービスを提供していますので、もちろん手先の器用さもありますが、よほどのことがない限りiPhoneやスマホ壊すことはありません。

実際に私自身もお客様から修理依頼を受けたiPhoneを修理する際に壊したことはありません。

起動しないiPhoneやスマホは依頼しない方が◎

「水没して起動しないスマホ」などの故障原因がわかりやすいものに関しては水分が入ったことによってショートしてしまったなど原因を特定し、その問題をクリアにすることで解決することができます。

ただ、iPhoneやスマホの修理屋さんでは「電源が入らなくなったスマホ」に対して正しい診断ができなくて、物理的な故障に対してソフトウェアの問題だと勘違いして壊してしまうことがあります。

最悪の場合iPhoneやスマホが初期化してしまうことがあります。

iPhone修理屋さんは担当者次第

原因が不明な状態でiPhone修理屋さんに持ち込むと、担当者によってはソフトウェアを使って、データ取り出しをしようと試みます。

しかしながら、もちろんそれでうまく行くとは限りません。なぜならばソフトウェア的に壊れていると思ったら、ソフトウェア的な故障でないケースがあるからです。

スマホの電源が急に入らなくなってしまっては、とても困りますよね。スマホを修理できれば一番良いのですが、実はスマホ修理屋さんではデータ復旧はできません。

画面割れや電池が壊れてしまった場合の部品交換で済みますが、修理屋さんは基本的に物理的なパーツ交換が得意なので、確実なデータ復旧サービスは提供することができません。

スマホ修理屋さんでデータ取り出しできる場合

androidスマホの修理屋さんで部品交換を試してもらって料金がかからないのであれば、スマホ修理屋さんで液晶パネルやバッテリーを交換してもらうのはアリです!

しかし、パーツ交換費用がかかるのであれば無駄な出費になる可能性もあるので、慎重に検討してみてください。

以下の状態の時はスマホ修理屋さんでデータ復旧できる可能性があります。近所にあるのであれば問い合わせてみても良いかもしれません。

  • LINEを受信するなど着信音がする
  • うっすらと液晶パネルに何か映っている
  • バイブが反応する
  • ただし、液晶交換で本体の状況が改善し、データ復元できるかどうかはスマホ本体を開けてみないとわからないです。

    そのため、確実にデータを取り出すのであれば、近所にスマホ修理屋さんがない限り、データ復旧専門業者を探すことをおすすめします。

    また、以下の状態であればパーツ交換で修理してデータ救出ができないと考えた方が良いでしょう。

    データを取り出したい場合にはスマホのデータ復旧専門業者もしくはキャリアに持ち込んでデータの取り出しの依頼を行うことになるかと思います。

  • 電源ボタンを押してもブルっとバイブレーションの反応がない
  • 何かしらのランプが点滅しない
  • スマホ修理屋さんにデータ復旧を依頼する場合、docomo、au、Softbankやワイモバイルなどのキャリアにデータ復元を依頼する場合でそれぞれリスクがありますので、それらをまとめてご紹介します。

    スマホ修理屋さんで分解されてしまうことのリスク

    スマホの修理屋さんはパーツを壊さないように分解するはずなので基本的に交換用の部品(パーツ)を壊すことはないかと思います。

    ただし、万が一データ復旧を行うとなると、基板を触る必要が出てきます。その際に基板(マザーボード)を壊してしまう可能性があります。

    iPhoneやスマホの修理屋さんでトラブルとしてあるのは基盤の一部チップを壊してしまって、液晶パネルのタッチが効かなくなってしまうなどのケースがあります。

    液晶パネルのケーブルなどを傷つける程度の修理ミスであれば良いのですが、タッチ切れを起こしてしまうと、それこそデータにアクセスできなくなってしまいます。



    専門家以外のソフトウェアによるデータ復元は危険

    「スマホデータ復元」「iPhone データ復旧」などキーワードで検索することで見つかるソフトウェア「EaseUS」、「iSkysoft」「PhoneRescue」をはじめとしたソフトに関してはiPhoneやスマホに使用すると非常にリスクが高いです。なぜかと言うと、スマホデータ復元用のソフトウェアは物理的に壊れていないスマホを初期化してしまう可能性があるからです。

    これらのソフトは正しく使えれば便利に使える場合があります。それはiPhone3Gsなどの古いスマートフォンに対しては有効であると考えられます。なぜならば、これらの古いスマホに関しては暗号化がかかっているからです。暗号化がかかったデータに関してはパスワードなどの本人認証を使用した本体起動を行い、データを吸い出す必要があります。

    また、フリーソフトは本体復旧をさせるために使われるので、本体の正常化を行いたい方にとっては有益であると言えます。フリーソフトは物理的に壊れていない場合にはスマホが正常に動くように、ソフトウェア異常を解決します。その解決方法がスマホの端末初期化ということです。

    もちろんスマホ本体として動くことが必須条件なので、壊れたスマホに無料・有料ソフトを使用することはできません。

    LINEのデータバックアップがない!データ復元はできるの?

    特にAndroidスマホユーザーに多いのがLINEのデータの復元をしたいという印象があります。

    バックアップ機能はあるけれど、急なスマホトラブルに見舞われるなんて、その瞬間まで思いもしませんよね。

    仕事のグループチャットをLINEでやっている方、家族との大切なコミュニケーションの記録がLINEに残っている方が多いかと思います。

    LINEのデータはクラウドにバックアップをしていない場合には本体として動かせるように復元しない限りデータを取り出すことはできません。

    壊れたスマホからLINEのデータの復元はどうしてできないの?

    水没や突然電源が入らないスマホからのLINEのデータはなぜ復元することができないのでしょうか。

    それはLINEの仕様が原因です。スマホ端末に端末固有の識別番号である「Android ID」を参照しています。

    そのため、スマホが壊れた場合に新しく購入したスマホではデータを引き継ぐことができません。

    また、同一端末を初期化した場合にもAndroid IDが変更されてしまうので、データ復元するのは不可能と言えます。

    そのため、バックアップデータがないLINEに関しては壊れてしまったスマホからLINEのトーク履歴のデータを復元するためには本体復旧させるしかありません。

    スマホデータ復元徹底ガイドのまとめ

    スマホのデータ復元が必要になった時にはどうしたらいいのかわからなくて、検索して情報収集するか、実際に購入したお店に壊れてしまったスマホを持ち込むか、docomoショップ、auショップ、Softbankショップなどのキャリアショップのスタッフの方に相談をするということになるかと思います。

    携帯電話の通信サービスを提供している会社でそういったデータ復旧サービスは提供しているものの、このページでご紹介したように非常に使いづらいものになってしまっています。

    しかしながら、キャリアで提供しているデータ復旧サービスに関してはデータ復旧の範囲が限定的で写真や電話帳のみのデータ取り出しに対応していたり、本体が返却されないという点がネックになります。

    写真だけが取り出せればいい!という方であれば問題ないかもしれませんが、もしキャリアの提供するデータ復旧サービスでデータが取り出せなかった場合には他の選択肢がなくなるので、最終選択肢として取っておくのがおすすめです。

    また、実際のところGoogleやYahooで検索してみるとフリーソフトで壊れたスマホからデータ復元するといった記事が多く目立ちますが、壊れてしまったスマホ、電源が入らなくなってしまったスマホや海水などに水没させてしまったスマートフォンはソフトウェアでトラブル解決することはとても難しいです。

    また、誤って削除してしまったり、特定のデータに関しては取り出すことができるかもしれませんが、本当に大切な写真、動画、LINEやゲームなどの無料のソフトを使用してのデータ取り出しはお勧めしません。

    無料ソフトや有料ソフトで解決できないということはスペシャリストの手を借りる必要が出てくるので、残念ながら無料でサービスを受けるということはあり得ません。

    LINEなどのアプリや写真、動画などのデータを復旧したい!という場合にはデータ復旧専門サービスを利用することをおすすめします!