【2018年最新版】360度撮影の全天球カメラ厳選4機種を徹底解説
数あるソーシャルメディアの中で「インスタ映え」という言葉が生まれるほど、人気を集めているのがインスタグラムです。そんなインスタグラムを利用されている人は、さまざまな工夫を凝らして撮影していると思いますが、人と違うインスタ映えするような写真を撮るのは難しいですよね。そこで、インスタ映えする写真撮影を可能にする全天球カメラ4機種を徹底解説します。
全天球カメラとは
そもそも全天球カメラとはどんなカメラなのかを説明すると、その名の通り撮影者を中心に全天球360度の撮影が可能なカメラです。外観上の特徴は360度撮影を可能にするために普通のカメラと違い、カメラ本体に撮影範囲が広い魚眼レンズが2つ装着されているのが特徴です。この2つの魚眼レンズで撮影した2枚のパノラマ写真を、カメラ内で画像処理して1枚の360度写真にします。全天球カメラ以外でも似たような写真は撮影できますが、複数枚の撮影が必要だったり、撮影後に編集が必要になるなど、手間がかかり簡単に撮れるとは言えません。しかし、全天球カメラであれば簡単に360度撮影が可能です。
全天球カメラの使いどころ
全天球カメラに興味はあるが、使いどころが分からないという人もいますよね。しかし、全天球カメラと言っても特別な用途というのはなく、普段使用するスマートフォンなどの、普通のデジタルカメラと同じように気軽に使えます。そんな気軽に撮影できる全天球カメラですが、あえて全天球カメラならではの使いどころを挙げるなら、旅行やアウトドアでの使用が挙げられます。旅先で見つけた絶景や、家族や友人たちとの記念撮影などに使用することで、普通の写真とは一味違う思い出に残る写真撮影が可能です。他にスペースの限られた屋内での撮影にも有効で、普通のカメラでは何枚も撮影しなくてはならない場面でも、全天球カメラなら一度の撮影で全てを撮影できます。
おすすめの全天球カメラ
GoPro Fusion
ウェアラブルカメラの先駆者と言っても過言ではない、GoPro社から発売されている全天球カメラがGoPro Fusionです。価格は他社の製品と比べ若干高いものの、そこはGoPro社製品だけあって価格に見合った魅力があります。静止画の有効画素数は1800万画素、動画の最大解像度に至っては5.2Kという圧倒的な高画質を実現しています。それだけではなく、GoPro Fusion独自の機能として、OverCaptureという機能があり、撮影した360度写真の中から、気に入った部分を通常画角の平面写真として切り出すことができます。この作業も専用アプリのFUSION STUDIOを使うことで簡単にできます。その他にも水深5mまでの防水機能や、スマートフォンとの連携に便利なBluetoothも備わっている高機能な全天球カメラです。
THETA V
日本国内での全天球カメラブームの火付け役となったのがRICOH社のTHETA、そのTHETAの最上位モデルがTHETA Vです。全長130.6mm、全幅45.2mm、厚さ22.9mmというサイズで片手で持ったまま撮影でき、全て片手で操作できるユーザーの使い勝手を考えたコンパクトボディが魅力です。有効画素数こそ下位モデルと同じ1200万画素ですが、その他の部分は最上位モデルとしてアップグレードされていて静止画は300枚、動画は80分の撮影が可能で、記録用内蔵メモリは19GBと十分な性能を持っています。また動画性能として4K撮影が可能なほか、動画撮影に重要な集音性能も強化されていて4つマイクが搭載され、360度空間音声記録が可能です。どちらかというと、THETAのこれまでの基本性能を踏襲したまま、動画性能を向上させたモデルです。
THETA SC
THETAシリーズのスタンダードモデルがTHETA SCです。ボディサイズは上位モデルのTHETA Vと同じなので、携帯性や操作性は変わりません。この2機種の大きな違いは動画性能です。THETA SCは4K撮影はできず、フルHD撮影しかできません。さらに、集音マイクは本体上部に2つしかなく、記録用内蔵メモリは8GBです。こうしてTHETA Vと比べると動画性能だけは見劣りしますが、静止画の性能はほとんど差がないので写真撮影がメインで、動画撮影をしない人であればTHETA SCでも十分な性能を持っています。価格もTHETA Vの約半額で購入できるので、コストパフォーマンスは高いです。
KeyMission360
老舗カメラメーカーのニコンから発売されている全天球カメラがKeyMission360です。このカメラの最大の特徴は、優れた耐久性です。水深30mまでの防水性能、2mの高さから落下させた場合の耐衝撃性能、マイナス10度でも撮影可能な耐寒性能や防塵性能とアウトドア使用時のトラブル対策が万全な全天球カメラです。肝心のカメラ機能ですが、静止画の有効画素数は2389万画素、動画は4k撮影可能と、写真も動画も高画質撮影ができます。また、本体が全幅65.7mm、全長60.6mm、厚さ61.1mmというスクエアな形状なので、専用マウントを使用して身につけての撮影も容易にできます。マリンスポーツや登山などの環境下に強い骨太な全天球カメラです。
まとめ
数ある全天球カメラの中から厳選した4機種はいかがだったでしょうか。購入機種を選ぶ際には、メーカーや機種ごとに特徴があるので、カメラのスペックだけではなく、用途によって選択すると良いです。旅行やスポーツなどに限らず、日常の生活に全天球カメラを取り入れると、いつも目にしている物や風景も、全天球カメラで撮影すると違って見え、お気に入りの写真や動画が撮れます。