【Surface修理】店舗持ち込みの修理費用と注意点

テーブル上にあるSurface

コンパクトかつ非常に高性能な次世代タブレットPCであるSurfaceが故障した時、壊れる前と同じように使いたいと思いますよね!パソコンが壊れてしまうトラブルは使用頻度が高ければ高いほど避けるのは難しいです。このページではSurfaceが壊れてしまった時に店舗に持ち込みたいけど、どうすれば良いかを解説させていただきます。

この記事を監修した専門家

データ復旧の専門家
山田弘幸
元パソコンメーカーのエンジニア。HPを退職後にiPhone修理業者として独立し、日本で最初にiPhoneのデータ復旧に成功報酬制を導入した。米国駐在時に船舶内のパソコンのデータ復旧をしたこともあるデータ復旧のスペシャリスト。

壊れたSurfaceの対処法まとめ

日頃、活発に活動されるビジネスマンからの支持も高く、持ち運びができることによって使用シーンも室内のみならず外出先や移動中など場所を選ばないのも魅力です。そんなSurfaceにトラブルが発生して故障してしまった場合の対処方法や非正規修理の依頼手順などを紹介します!基本的にはSurfaceの修理はMicrosoftの公式修理サービスのご利用をおすすめします。

  • 画面が割れてしまった
  • バッテリーが膨張している
  • 起動しない、電源が入らない
  • Windowsのロゴマークから先に進まない

Microsoft直営のサーフェス修理店舗はありません

まずはじめに重要なことなのでお伝えすると、メーカーであるMicrosoftは店舗でのサーフェス修理サービスを提供していません。メーカーでの修理がやっぱり良い!という方はマイクロソフトのサポート窓口にお問合せされることをお勧めします。また、その際の注意点として、マイクロソフトの修理サービスという名称であるものの、リファビッシュ品との交換になることに注意が必要です。

修理と交換の違いは?

修理と交換の最も異なる点は、今ご自身で使用しているSurfaceと全く異なるデバイスをMicrosoftが用意しているので、それと交換となります。そのため、データは何も入っていない工場出荷状態となっていることに注意が必要です。

Surfaceのメーカー公式修理の店舗は家電量販店だけ

壊れたSurfaceのメーカー公式修理を店舗で提供しているのは家電量販店だけです。しかしながら、ヨドバシカメラやビックカメラなどの販売店での修理対象は初期不良のSurfaceのみです。なぜそのような対応になっているかと言うとSurfaceはこれまでのWindowsパソコンとまったく異なるからです。意外と思われる方も多いかもしれませんが、Surfaceを販売しているMicrosoftではまず店舗で修理サービスを提供していません。

ビックカメラ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラでは初期不良のみの対応

ただし、購入した家電量販店のSurfaceのサポートとしては購入してから2週間以内までが期限となっており、基本的に初期不良系のサポートを提供しているというのが実情です。そのため、1年以上経ってからの物損や経年劣化などに関しては基本的に修理対象外です。また、Surfaceはコンセプト自体が新しくタブレット型PCということもあり、既存のパソコンと構造が違うため、街中のパソコン修理店でも対応してないところがほとんどです。

ヨドバシ、ヤマダ電機等の家電量販店のサーフェス修理は限定的

ヨドバシカメラで買ったから店舗に持って行こう!という場合にはSurfaceを購入した日付の確認が必要です。なぜならば購入してから2週間以内であれば本体交換による修理サービスをヨドバシカメラで受けることができるからです。また、ヤマダ電機では購入したSurfaceはMicrosoftでの修理はメーカーへの直接の問い合わせを促しています。そのため、店舗に持ち込んでも修理サービスを提供してくれることはありません。Surfaceは構造上普通のパソコンとは違いますので注意が必要です。

メーカー修理と街中に店舗がある非正規修理店の比較

そのため、修理店舗として存在しているのは家電量販店の修理サービス窓口もしくはSurface修理店の2つしかありません。Surfaceを修理に出す場合は、マイクロソフト社の修理サービスに依頼するか、Surface修理を行なっている非正規修理店に依頼する方法がありません。基本的にはMicrosoftの修理サポートを受けることをおすすめします。しかしながら、選択肢が多いことは良いことですし、壊れたSurfaceの修理方法についてそれぞれの特徴、メリット・デメリットを以下にまとめました。

マイクロソフト社による正規修理サービス

正規修理と定義することができるのはマイクロソフト社のメーカー修理のみです。また、店舗での修理サービスは提供されていませんので、ご注意ください。念のため、マイクロソフト社のSurface修理サービスを利用する際のメリットとデメリットをかんたんにまとめました。

メリット

  • 保証期間内であれば特別価格で交換修理が可能
  • 郵送修理が可能で場所や日時を問わずに修理依頼可能
  • リファビッシュ品との交換になるのでほぼ新品同様

保証が適用できる場合、特別価格で整備品(リファビッシュ品)と交換が行えるため、修理に出すと必ず正常に動作する状態で返ってきます。

デメリット

  • 修理にかかる期間が長い(約2営業日~10営業日)
  • 郵送するのを手間に感じる
  • 初期化されるためデータが消去されてしまう
  • リファビッシュ品なので、新古品のSurfaceとなる

メーカー修理の場合はリファビッシュ品との本体の交換となりますのでデータのバックアップが必須となります。データのバックアップがない場合には初期化されますので、データは消失してしまいます。

バックアップが不可能な場合

例えば完全に液晶が破損していて画面が真っ暗で映っていない時はバックアップが難しく、データは諦めなくてはいけません。多くの方がメーカー修理や家電量販店にまずは問い合わせてから、メーカー修理を検討すると想定されますが、どちらの選択肢もデータは削除され、工場出荷時と同じ状態にされてしまいますので、データ復旧業者に相談されることをおすすめします。
参考:【SurfacePro修理】費用や依頼方法、Microsoftの電話番号

Surface(サーフェス)データ復旧業者を選ぶポイント

ポイントを確認するスーツの男性

surfaceの場合、基本的に公式修理をお勧め致しますが、液晶が完全に割れていてバックアップが不可能な場合等、データ復旧業者でしかデータを救うことが出来ません。ここからは、 Surfaceの修理を非正規修理店に依頼する際のポイントを3つ紹介します。

1、データ復旧サービスを提供しているか。

surfaceは非常に複雑かつ最先端の構造をしているので、データを取り出すためにはエンジニアとしての経験が必要になってきます。分解情報サイトのiFixitでも修理難易度を非常に高いと評価しています。作業をする方がどの様な経験を持っていて、何年くらいの経験があるのかをホームページや電話等で確認してみると良いでしょう。

2、基板修理も対応可能な設備があるか。

surfaceの基板修理は難しいですが、基板修理の経験があるエンジニアであれば、修理に伴う基板の悪化などの影響を考慮したデータ復旧作業が可能となります。直接、 Surfaceのデータ復旧では基板を修復しなくても、基板修理の経験や知識の豊富なエンジニアが処置を行うことでデータ復旧の確率を高めることができます。

Surface修理後の保証

非正規業者がサーフェスの修理を行えば、その時点でメーカーの公式保証から外れてしまいます。そのため、修理後の交換パーツに掛かる保証は非常に重要となります。期間は、修理店によって様々ですが最低でも3ヶ月の保証が付いている修理業者を選ぶと良いでしょう。

また、修理に伴うリスクなども事前にしっかり説明をしてくれる修理業者であるかも重要なので、疑問に思っていることは遠慮なく聞いた方が良いでしょう。


Surface修理のクオリティが絶対大事な場合

逆に、データのバックアップが可能で、データは自分で管理できている方で、修理期間も修理目安(2営業日~10営業日)が許容範囲内である場合にはマイクロソフト社が行う公式修理を優先することをオススメします。

Surfaceは非常に薄く、取り扱いが難しいため修理難易度が非常に高いです。

まとめ

マイクロソフトSurfcaceはPCの性能を詰め込み、ディスプレイにはタッチパネルを搭載し、今までにはない直感的な操作を可能にした初めてのWindowsパソコンです。そして、今後も非常に注目度が高いデバイスとなっています。マイクロソフトによる正規メーカー修理が基本的にはおすすめです。持ち込み店舗で提供されていないことが不便に思う人も多いかもしれませんが、サーフェスはパフォーマンスが高いノートパソコンであることは間違いありません。

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