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<保存版>SONY製Xperiaの歴史(初代〜最新モデルまで)

<保存版>SONY製Xperiaの歴史(初代〜最新モデルまで)

日本製スマートフォンと言えば、Xperiaを想像する人は多いのではないでしょうか。今回は、意外に知らないXperiaの歴史について特集いたします。初代 Xperia2008年に発売され、今年(2018年時点)で10年目となります。

スマートフォンの進化は目まぐるしく変化と進化を遂げ、10年と言う歴史は実に面白い時間の経過を辿っているので、 Xperiaユーザーもそうで無い方にも知識として面白い内容になっているかと思います。




Xperiaの名前の由来

Xperiaの名前の由来なのですが、英語で経験を表すexperienceと、ラテン語で場所を示す形容詞語尾であるiaを組み合わせてXperiaと命名されました。当時ソニーエリクソン(現ソニーモバイルコミュニケーションズ)は、「経験を生み出す場所」という意味でXperiaシリーズを産み出しました。

電話がメインの携帯電話のイメージを変え、様々な可能性を実現できるスマートフォンとして新たなステージに立つと言う願いが込められた名称となっています。そのコンセプトは、ソニーの持っている技術力を結集させ、常に進化と革新を行い世界的に人気のあるスマートフォンブランドとして高い評価を受けております。

初代Xperia2008年に登場したXperiaX1です。欧米向けに販売されて、OSWindowsOSを使用していました。カメラ性能に特化する事で、PC機能を少し加えただけの「携帯電話」というイメージを払拭し、様々なシーンで活躍する「スマートフォン」と言う新たなイメージに変える事に成功しました。

2010年発売のXperiaX10以降から。OSAndroid OSを使用しています。国内では2010年発売のXperia SO-01Bdocomoから発売されたのが最初となり、現在ではauSoftBankからも販売され、毎年新機種が出る度に話題となっております。

2017年段階で、国内シェアはiPhoneに次いで二位に位置ずけており、国内スマートフォンではiPhoneと並び2大ブランドとして君臨しております。

Xperiaの歴史を振り返る

20188月時点で最新機種XperiaXZ2premiumまでで、海外機種を含めて30機種を超えるシリーズとなっています。歴史も初代機種が発売された時から数えて約10年を経過しました。スマートフォン最盛期の頃はソニー以外のメーカーも続々と登場し、日本製スマートフォンの選択肢は沢山ありましたが、2018年時点では大分数を減らしました。

激動の市場を生き抜いたソニーのスマートフォンブランド「Xperia」、そのシリーズのターニングポイントとなった機種をリペアーズ編集部が独自の目線でピックアップし、Xperiaの歴史を振り返ります。

初代Xperiaが発売

ソニーは2008年当時、徐々に飽和し衰退を始めたフィーチャーフォンを更に進化させ、ソニーの技術力を結集させる事の出来るスマートフォンと言う分野に舵を切りました。そこで登場させた機種が初代Xperiaである「XperiaX1」です。

電話が出来れば充分と言う固定概念を変えるべく登場させたXperiaX1は今と比べれば、スペックこそ見劣りはしますがBluetoothGPSなどを搭載するなど、携帯電話の概念を変えるべく革新的な技術を採用した事がよく分かります。液晶をスライドさせると、キーボードが現れる独特なデザインも話題になりました。

また、現在のOSAndroid OSですが、XperiaX1OSWindows OSだった事も豆知識の一つでもあります。ここまでソニーが大きく舵を切り、スマートフォン市場に参入したのですが日本ではあまり知られていません。

その理由の一つは、このXperiaX1は海外でのみ発売され、日本での発売はされていない点が挙げられます。2009年に発売される後継機種「XperiaX2」も海外限定発売となり、この時日本ではまだXperiaは発売されていません。

XperiaX1→https://goo.gl/U7Yk2G

いよいよXperiaが日本初登場

2010年、遂に日本にXperiaと言う名のスマートフォンブランドが日本初登場を果たします。2年間の海外での実績を得て登場した「XperiaSO-01B」が日本初のXperiaです。

海外では、XperiaX10と呼ばれていますが、日本初のXperiaはシンプルに”Xperia”と発表されました。前機種のXperiaX2から大幅にスペックが向上した事やOSWindows OSからAndroid OSと変更になり、ここからXperiaの進化が始まっていくキッカケにもなった機種です。

この時点では、販売元キャリアはドコモのみでした。また、海外限定モデルでコンパクトスマートフォンであるXperiaX10 miniが発売され、コンパクトシリーズの実売も始まり、2010年はソニーが戦略的に様々な方向性を模索していた事も分かります。

参考(外部サイト)Xperia(SO-01B)詳細ページ




日本国内特化のガラパゴススマフォ

2011年に発売されたXperia acroは現在のガラパゴススマートフォンと呼ばれる高機能スマートフォンの礎となる機種です。フィーチャーフォンに搭載されていたワンセグや赤外線通信、おサイフケータイなどをスマートフォンの機能として移行し、搭載させたのがこの「Xperia acroです。

機能満載のガラパゴス化はXperiaの場合、このXperia acroから始まったと言っても過言ではありません。この機種の基盤モデルとも言われるXperia arcの高スペックな機能とデザイン美を受け継ぎ、ガラパゴス化を果たしたXperia acroは国内にXperiaと言うブランドを広めた機種とも言えます。

こ機種はドコモに加え、auからも発売されました。

 

Xperia acro→https://goo.gl/fwTbXp

 

ガラパゴススマートフォンに遂に防水機能が加わる

Xperiaシリーズに防水機能が搭載したのは、前年に海外で発売になったXperia activeです。ここでも海外で実用化し日本に組み込む流れが垣間見ますね。日本向けスマートフォン市場はガラパゴス化が進み、多機能スマートフォンに防水機能を搭載した機種が「Xperia acro HDです。

フィーチャーフォンいわゆるガラケーから乗り換える際にiPhone以外の選択肢の最有力候補としての地位を確立しました。海外モデルには、ワンセグなどの日本向けの機能は搭載されていませんがXperia acro Sと言う名で発売されています。

Xperia acro HD→https://goo.gl/7dg6ms

Xperiaに勢いを与えたZシリーズの原点

Xperiaの進化と革新を起こしたZシリーズの原点となる「XperiaZ」が2013年登場します。スペックは勿論ですが、ディスプレイ解像度やカメラの性能など前機種から大幅にグレードアップし、ソニーの技術が結集し長期シリーズ化する要素が沢山詰まっています。

同時期に発売となった海外版にも同様に、防塵防水機能が搭載され世界基準でソニーのXperiaZシリーズがスタートした機種でもあります。

XperiaZ→https://goo.gl/KCzwut

指紋センサー搭載でセキュリティ面も強化

近年はフェイスロックなどパーソナルキーが流行を見せていますが、2015年当時は指紋認証が流行の最先端でした。Xperiaも「XperiaZ5」から指紋認証が採用され、煩わしいロック番号入力して画面ロックを解除する手間を省力でき、よりスマートな操作を可能にしました。

ソニー自慢の音響システムにも力を入れており、カメラ機能とハイレゾ対応の音質にも拘りが感じられる機種でもあります。しかし、前機種でもあるXperiaZ4でも問題になったCPUの発熱問題をまだ解決できておらず、発熱現象がデメリットと挙げられる機種でもあります。

この時期には、国内メーカーでのXperiaと言うブランドはトップクラスの認知度になっており、キャリアもau、ドコモ、ソフトバンクの大手3社から販売されるようになります。

公式情報:Xperia™ Z5 SO-01H | ソニーモバイルコミュニケーションズ

Zシリーズの更にその先へ”Xシリーズ”

2016年海外限定モデルである「XperiaX」が販売され、Zシリーズとは異なる新たなデザインと、より革新的な機能を求めた”Xシリーズ”が発売になりました。日本では、「XperiaX Performanceが上位互換機種として発売され人気になりました。

ディスプレイもオンセル式からインセル式に変更となり、ディスプレイの性能も向上しました。この時期から、スタンダードモデルとハイエンドモデルの2クラス展開が主流になり、スマートフォンの高性能化、高価格化が進行し始めた時期でもあります。

 

XperiaX Performance→https://goo.gl/o7mbGs

 

世界初の4Kの映像美

2016年のXperiaシリーズは比較対象でもあったライバルiPhoneとは大きく差を広げられてしまい、挙句にはGalaxyHUAWEIなどの台頭などにより、非常に苦戦を強いられている時期となっていました。そんな年に発売されたのが「Xperia XZ Premium」です。

同年に発表されたXperia XZの最上位モデルとなります。当時発売されていた他機種と比べても最高クラスのスペック面の他に、世界初スマートフォンに4Kディスプレイを取り入れ圧倒的な映像美が話題になった機種でもあります。

世界初の技術を取り入れ、ソニーの技術力を再度アピールするXperiaの機種となりました。

Xperia XZ Premium→https://goo.gl/RUvwc7

 

ソニー最高の技術を結集させたハイエンドモデル

20188月に発表!「XperiaXZ2 Premium」。注目すべき点はXperia初のMotion eye DUAL カメラを搭載し、一眼レフと遜色ない画質で写真が楽しめる魅力が話題となっています。

映像美や高音質など、ソニーの技術の全てを注ぎ込んだ最上位モデルとなります。近年のハイスペック・ハイグレードなスマートフォン市場では、やや他メーカに遅れを取っているXperiaの救世主となる機種になるのか、非常に注目されています。

 

XperiaXZ2 Premium→https://goo.gl/haCMu3

遂にXperiaに有機ELディスプレイ搭載!更なる映像美へ

待望視されていた有機ELディスプレイが遂に搭載され、Xperia史上最高な映像を手に入れた「XperiaXZ3」。ディスプレイの映像美に伴い、ソニーだから出来るカメラ機能の技術を刷新し、暗闇と光の僅かなコントラストまで再現が出来る優れた性能を十二分に発揮できる機種となっております。

デザイン性もベゼル部分が小さくなり、ディスプレイが拡大され、迫力ある映像とソニー独自のテクノロジーを高クオリティで再現が可能となりました。カメラ機能の強化はシステムを刷新することにより、より鮮やかで決定的なシーンを抑えられる仕組みとなっております。

中でも、構えるだけでカメラを起動させるAIシステムで撮りたい時に直感で操作ができます。ブラビアで培った世界から評価される有機ELディスプレイとの相乗効果を発揮する向上と言えるでしょう。丸身を帯びたフレームも手馴染みが良いと好評を博している機種でもあります。

XperiaXZ3→http://ur0.work/Nx5r



まとめ

Xperiaが登場し、2018年で誕生から10年を迎えます。近年のスマートフォン市場では、少し勢いを失いかけていますが、ソニーはカメラや音楽、パソコン、エンターテイメントなど独自のコンテンツがあるので、非常に自力の強いスマートフォンブランドであると言えます。

高価格化するスマートフォン市場に対応を果たし、この独自のコンテンツを再び活かし始めると、Xperiaの勢いは再び増す可能性は高いです。本記事でXperiaの歴史を振り返ることで、よりXperiaに愛着が湧くかと思います。

また、他メーカーの機種を使っていられる方にも、10年の歴史を持つXperiaの歩みは、結構面白かったのではないでしょうか?日本を代表するスマートフォンブランド”Xperia”を知ることで、激動の歴史や今のスマートフォン市場を知る事が出来ると思います。

ぜひ、Xperiaの歴史を振り返り、Xperiaの魅力を再確認し、その知識を元に今後の展開を予想してみると面白いのではないでしょうか。

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