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35mm換算とは?初心者はわからないカメラ用語解説

35mm換算とは?初心者はわからないカメラ用語解説

カメラのレンズを選ぶ際に耳にすることの多い「35mm換算」という言葉や、レンズやセンサーのサイズによって撮影できる写真の違いなどを解説します。
カメラ初心者がおぼえておきたい情報を詳しく紹介していきます。

35mm換算とは何か

ファイル:Pentax mv1.jpg - Wikipedia

カメラのレンズを購入する時によく耳にする「35mm換算」という言葉がありますが、これはフルサイズ以外のカメラの焦点距離を、フルサイズに置き換える時に使われるものです。カメラというのは、機種によって搭載されているセンサーのサイズが異なります。

このセンサーのサイズが大きいほど広角に写り、小さいほど望遠になるという特徴があります。センサーのサイズによって画角が変わるため、フルサイズ以外のカメラのレンズの焦点距離を表すために、35mm換算が使われます。
35mm換算の計算方法は以下になります。機種によって若干の違いはあります。
・APS-C  焦点距離×1.5倍
機種によっては1.6倍になる製品もあり
・マイクロフォーサーズ 焦点距離×2倍
・中盤 焦点距離×0.8倍
・フルサイズ 基準となるのでそのまま

50mm換算との違いは?レンズを選ぶ基準は?

NIKKOR-S.C Auto 1:1.4 f=50mm - 写真共有サイト「フォト蔵」

カメラの単焦点レンズはたくさんありますが、使いやすく初心者にもおすすめなのが35mmと50mmと言われています。
50mmの単焦点レンズと比較すると、35mmの単焦点レンズは、広角寄りで、大きな被写体を1枚の写真におさめたいときに向いています。また、最短撮影距離が短いのが特徴で、被写体により近い距離で撮影することが可能となっています。

ただ、スマホのカメラの写真のように手軽に撮影できる分、物足りない写真だと感じてしまうこともあるでしょう。他には、50mmと比べると値段が高いというデメリットもあります。
広い景色や、気軽なスナップ写真を撮影する目的なら35mmを、景色の中でも一部をクローズアップしたい場合や、人物を強調して撮影したい場合には50mmを選ぶと良いでしょう。

センサーが変わると画角も変わる理由

页2 | 免版税人物照片| Piqsels

センサーというのは、カメラに内蔵されていて、光を受け止めて画像を映し出す役割があります。画角というのは、レンズを通る光が写真に写る範囲のことを表します。つまり、センサーのサイズが大きければ、写真として撮影できる範囲が広くなります。焦点距離が同じレンズでも、カメラに搭載されているセンサーのサイズによって、撮影範囲、つまり画角は変わることになります。
たとえば、APS-Cやマイクロフォーサーズのようなカメラはセンサーのサイズが小さいため、画角は狭くなります。ただ、この場合、撮影範囲は狭くなりますが、被写体が大きくクローズアップされるという利点があります。

逆に、中判のようなセンサーのサイズが大きいカメラでは、広角となり、より広い範囲を撮影することが可能ということになります。また、センサーサイズが大きいカメラは、より多くの光を取り込むことができるため、暗い場所での撮影にも適しているという特徴があります。
ちなみに、センサーのサイズが小さいサイズのカメラに、センサーが大きいサイズのカメラ用のレンズを使うことはできます。けれども、逆にセンサーが大きいサイズのカメラには、センサーが小さいカメラ用のレンズは使えません。

最後に

このように、カメラのレンズの選ぶポイントや、センサーサイズの違いを理解することが、カメラを購入する際には重要となります。これらをふまえてカメラ選びをすれば、理想に近い写真を撮影することができるでしょう。