【初心者必見】カメラレンズ全4種類を徹底解説
近年は、SNSの発達により、さらにはデジタルカメラの急速な進化とともに、写真を共有する場面が増えました。デジタルカメラの中でも一眼レフやミラーレスといったレンズ交換式のカメラでは、さまざまなレンズを使うことで、より素晴らしい写真が撮れるようになります。
カメラレンズとその種類はいくつある?
スマートフォンやかつての写ルンですのようなレンズ固定式のカメラでは、レンズはカメラと一体となっており、交換することができません。しかし、一眼レフやミラーレスといったレンズ交換式のカメラには、それぞれのメーカーごと、またレンズメーカーによってさまざまなレンズが販売されており、撮りたい目的に合ったレンズをカメラに装着することにより、頭で描いたとおり、またはそれに近い写真が撮影できるようになります。
レンズには大まかに分けて、画角が決まっている単焦点レンズと、いろいろな画角を調整できるズームレンズがあります。単焦点レンズは、標準レンズと呼ばれるものを中心として、広角から望遠まで各種販売されています。単焦点のメリットとしては、レンズの内部が単純化できることで描写力の素晴らしいものが多く、また明るいレンズが多いので、夜の撮影などに真価を発揮します。
しかし、もう少し寄りたいけど寄れないなどといったデメリットもあります。ズームレンズには、広角から望遠まで一本で幅広く使える高倍率ズーム(便利ズームとも呼ばれます)、広角に特化したもの、標準域を満遍なくカバーしたもの、望遠域に特化したもの、更には超望遠など、用途に応じたものが各種用意されています。
おすすめカメラレンズその1.タムロン 18-400mm F
かつての高倍率ズームは、望遠域が200mmや300㎜どまりのものが多かったのですが、タムロン18-400mmは、初めてその望遠域を400㎜まで伸ばしたもので、これ一本さえあれば、寺社などの建築写真から、野鳥などの望遠撮影まで、幅広くなんでもこなせてしまうレンズです。
レンズ交換式のカメラを持っていると、珍しい鳥が来たのに、今付けてあるレンズでは望遠が全然足りない、といったとっさの場面に出くわすことが多々あります。
そんなとき、このレンズを装着していると、何が来てもズームするとほぼOKとなるので、撮り逃しが少なく、シャッターチャンスに強いといえます。400㎜といえば超望遠の世界であり、そんな世界を軽い高倍率ズームで体験できてしまうすごいアイテムです。
おすすめカメラレンズその2.キヤノン EF50mm F1.8 STM
レンズ交換式のカメラを買ったけど、キットレンズとして付いてきたレンズでは暗くてボケの効いた写真が撮れない、という声は良く耳にします。かといっていきなり何万円もするレンズを買うのは、使わなかったときのダメージが大きい、ということで、各社、そんな初心者さんへの悩みを解決するため、いわゆる撒き餌レンズというものを用意しています。
キヤノンが発売しているこのキヤノンEF50mmもそんな撒き餌レンズと呼ばれるもので、美しくぼけるF1.8という明るさですが、値段は抑えられており、 またフルサイズ対応ということで、デジタル一眼レフなら全てに装着できてコストパフォーマンスが高いレンズです。
一眼レフを買ったけど、一眼らしさが分からない方に、あぁやっぱり一眼レフはすごいんだと思わせてくれるアイテムです。
おすすめカメラレンズその3.ニコン AF-S DX 18-200mm F3.5-5.6G ED VR II
高倍率ズームというのは確かに便利ではあります。しかし、単焦点レンズに比べて描写力がやや劣るというのが定説になっています。しかし、このニコン AF-S DX 18-200mm F3.5-5.6G ED VR IIは、そんなマイナスイメージを払しょくしたもので、描写力もオートフォーカスのスピードや精度も良いので、このレンズを付けて写真撮影すると、(例えば遠くを飛んでいる野鳥など)よほどの凝った撮影をしない限り、これ一本で撮れないものはないでしょう。
レンズを交換している間に被写体に逃げられるという感覚はとても残念なもので、その頻度を下げることで、満足度が高い写真が撮れるアイテムです。お散歩のお供、旅行に一本だけ持って行くなどの際、このレンズは最強です。
おすすめカメラレンズその4.ペンタックス HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AW
ペンタックスは古くから独特の製品を市場に供給し続けており、レンズにおいても、一風変わった焦点距離のものなど、尖ったものを世に問うています。HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AWは、その名に★が付いているとおり、スターレンズと呼ばれるこだわりの設計で作られており、一切の妥協を排した素晴らしい描写力が特徴です。
特にフルサイズのK-1系に装着すると本来の50㎜の画角となり、F1.4の明るさと最短撮影距離40cmということもあり、絶妙なボケ味を見せてくれます。
また、夜の撮影でもその明るさの効果を感じられます。そしてAPS-Cカメラに付けると、ポートレート撮影にぴったりな画角となるので、どちらのフォーマットでも使い道が広いレンズです
最後に
近年の写真人気で、街中でもカメラを提げた人が増えましたね。せっかくスマートフォンと違う写真が撮りたくてレンズ交換式のカメラを買ったんだから、是非ともいろんなレンズの違いを知って、撮りたいイメージに近づけるレンズを見つけてほしいです。市場には素晴らしい製品がキラ星のように溢れていますよ。