ツーリングでも安心!オススメのカメラとその使い方
普段とは違う景色をバイクで駆け抜けるツーリング。その疾走感や旅先で出会った美しい風景を、動画や写真に残したいと考えている方はいませんか?そんな方のために、今回はツーリングでの撮影におすすめのカメラをまとめてみました。その使い方や、撮影をより快適にするアクセサリーに加えて、撮影時の注意点なども紹介するので、これからツーリングを始めようと思っている方も是非参考にしてください。
ツーリング撮影をする前に
ツーリングカメラ撮影は安全第一ですが、ツーリングで撮影をする前に、何よりも気を付けてもらいたいのが、バイクを安全に運転することです。事前にブレーキやタイヤ、灯火類の状態をチェックし、ガス欠にならないように燃料を補給しておきましょう。
ルールを守って楽しく
そして、転倒した場合に備えて、ヘルメットの紐はしっかりと締め、二輪車用のプロテクターやエアバッグジャケットの装着を忘れないようにしてください。任意保険への加入も怠らないようにしましょう。また、交通ルールやマナーを徹底し、長時間の運転を控えてこまめに休憩することはもちろん、できるだけ1人でのツーリングは控えた方が良いでしょう。複数人で行えば、運転時にお互いに声を掛け合ったり、撮影時の安全確保も比較的容易です。
どうやって撮影すれば良い?
基本的に、ツーリングでの撮影は交通ルールに則って安全な場所で行うものですが、その醍醐味ともいえる走行中の映像を記録することも、もちろん可能です。この場合、どのように撮影はできるのかというと、カメラをヘルメットや自分の体、バイクの車体に取り付ける形で動画や写真を撮影します。
ウェアラブルカメラ
このような用途で使われる、比較的小型で防塵性や耐衝撃性に重きを置いたカメラを、ウェアラブルカメラといい、アクションカメラとも呼びます。これを取り付けるために使用するのがマウントで、タンクなどの車体に装着する吸盤タイプのものや、ヘルメットや体にベルトで固定するもの、ハンドルなどに挟み込むものなどがあります。走行中の撮影はこのようなカメラを活用し、手に持って撮影するようなことは、安全なツーリングを楽しむためにも絶対に避けるようにしてください。
オススメのカメラ
SONYの「アクションカム HDR-AS300R」
オススメの商品としてまず紹介するのが、SONYの「アクションカム HDR-AS300R」です。空間光学手ブレ補正が搭載されており、振動が気になる走行中の撮影にも難なく対応し、高精細な映像を撮影できます。付属のライブビューリモコンは、マウントを用いてハンドルに固定することも可能で、操作も簡単です。シルエットが細長いのが特徴で、ヘルメットやカウルの側部などに装着しやすく、空気抵抗も抑えられます。
専用の編集ソフトがある
さらに、GPS搭載がされているので、専用の編集ソフトを使えば走行シーンだけでなく、その時のスピードや移動距離もわかるので臨場感も増すことでしょう。防滴・防塵性や耐寒・耐衝撃性も備わっていて、ある程度の雨や雪、対向車からの水しぶきなどにも対応できますが過信は禁物です。
雨には気をつけて
特に、突然の大雨などに出くわした際は、なるべく水に濡れないように取り外すことを勧めます。価格は35,000円ほどですが、レンタルにも対応していて、3泊4日5,500円程度で利用できます。また、マウントは、ヘルメットの側面に取り付ける「ヘルメットサイドマウント VCT-HSM1」、ハンドルに取り付ける「ハンドルバーマウント VCT-HM2」や「ロールバーマウント VCT-RBM2」があります。
Nikonのアクションカメラ「KeyMission 360」
次に紹介するのはNikonのアクションカメラ「KeyMission 360」です。防水性能が高く、雨天時でも問題なく使用でき、防塵・耐寒・耐衝撃性能にも優れます。このカメラの特徴は、360度を同時に撮影できる全天球カメラであるという点です。価格は50,000~65,000円掛かりますが、4Kにも対応した高画質の映像を撮影可能です。レンタルでは、3泊4日で約10,000円で利用できます。
360度撮影可能
360度の撮影が可能であるという、このカメラの利点を活かすのにオススメのマウントは、ヘルメットの上部に装着するタイプのものです。2カ所以上の通気口が並列になったヘルメットに取り付ける「ベンテッドヘルメットマウント AA-5」を使えば、他のカメラとは違う一風変わった映像が撮れることでしょう。このようなウェアラブルカメラは走行中の撮影に最適ですが、停車中に写真が撮りたくなるのも必定です。
FUJIFILMの「X70」
この点、ズーム機能があまり良くなく、取り回しにくいアクションカメラよりは、コンパクトデジカメの方が持ち運びも楽です。FUJIFILMの「X70」なら、オートフォーカスやタッチパネルを採用しているので操作性も良く、仲間との記念撮影や自撮りにもってこいです。一方で、ウェアラブルカメラのような防水・防塵・耐寒・耐衝撃性能はありません。防水ケースなどに入れて持ち運び、強い衝撃を与えないよう慎重に取り扱う必要があります。価格は80,000万円程度必要になりますがその分高品質で、一眼レフのような撮り心地を実感できます。