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話題の全天球カメラを徹底比較!いったいどこが違うのか?

話題の全天球カメラを徹底比較!いったいどこが違うのか?

自分で撮った写真や動画をSNSなどで発表することがちょっとしたブームになっています。それに伴ってカメラに対する関心も高まっていますが、なかでも注目を集めているのが「全天球カメラ」です。新しい機種も続々と発表されていますが、いったいどのような違いがあるのでしょうか。この記事では代表的なモデルを紹介しながら、それぞれの特徴を説明していきます。

全天球カメラとは

「全天球カメラ」とは、360度の角度で撮影ができるカメラのことです。ボディの前後に「2つの魚眼レンズ」を搭載することでこのような撮影が可能になりました。1回のシャッターで「上下」「前後」「左右」の全てが撮影できるため、これまでのカメラでは考えもしなかったような写真が撮れるようになったのです。全天球カメラが登場するまでは、プロフェッショナル用の特殊機材か、カメラを何台も使い後から編集するくらいしか方法がありませんでした。
一般向けの全天球カメラの元祖は2013年に発売された「RICHO(リコー)」の「THETA」です。それでも発売当初は一部のマニアにしか知られていませんでしたが、「you Tube」が全天球カメラに対応したことや「VR」が普及したことで俄然注目を集める存在となったのです。ほとんどの機種は写真(静止画)と動画の両方の機能を備えているため、さまざま用途に対応しています。

話題の全天球カメラたち

「RICOH THETA V」

「RICOH THETA V」は全天球カメラの代表的な存在です。薄く携帯性に優れたボディと、わかりやすいシンプルな操作系統が大きな特徴です。従来モデルからさらに画質が向上しており、ついに「4K(3840×1920)・30fps」の高精細動画撮影が可能になりました。また、画像だけでなく音声記録の機能も充実しています。マイクは4つ搭載されており、VRに対応した3D音声の記録が可能です。これによって音声と映像が完全にリンクするため、臨場感も抜群になっています。内蔵メモリが19GBと十分なため、途中で記録が途切れる心配も少なくなっています。また、WiFiの転送速度が従来品よりも速度が3倍も上がっているため、転送などの作業もストレスなく行うことができます。

「RICHO THETA SC」

「RICHO THETA SC」は初心者やライトユーザーでも気軽に楽しむことのできる全天球カメラです。価格は「THETA V」のおよそ半分ながら、必要十分な機能と性能が与えられています。「1/2.3 CMOSセンサー」「F2.0の高性能レンズ」が搭載されており、有効画素数は約1200万画素です。静止画を気軽に撮りたいという人にも扱いやすいモデルといえます。また、ほとんどのスマートフォンと連携できることも特徴のひとつです。そのため、主要なSNSとの高い親和性が実現されています。もちろん、編集などをスマートフォンで完結させることも可能です。重量も約102gに抑えられており、どこにでも持ち歩きたくなる全天球カメラです。

「コダック アクションカメラsp360」

「コダック アクションカメラsp360」は、手頃な価格帯ながらコダックならではの技術が活かされた高性能モデルです。「1/2.33型 CMOSセンサー」が搭載されており、有効画素数は約1636万画素という高画質が実現されています。通常の静止画や動画の撮影はもちろんのこと、「エンドレス録画」や「タイムラプス録画」、「連写」などの撮影モードを選択できるため、さまざまな使い方で楽しむことができます。「JIS保護5級 IPX5」の防水機能や「高さ2mまで」の耐落下機能、「JIS保護6級 IP6X」の防塵機能が備わっており、気軽に屋外に持ち出して撮影を楽しめることが大きな魅力です。

「GoPro Fusion」

「GoPro Fusion」は、アクションカムの定番「GoPro」が満を持してリリースした注目の全天球カメラです。その内容は圧倒的で、4Kをはるかに凌ぐ「5.2k・30fps」での高画質撮影が可能になっています。撮影も「Stabilization(ブレ補正)」によって非常に滑らかな映像に仕上げることが可能です。「Anti-Shake(ぶれ防止)」や「Full Stabillization(完全安定化)」などのモードが用意されており、撮影目的に合わせて選択します。静止画も非常にハイクオリティで、「18MP/30fps」での撮影が実現できています。また、「シングル」や「タイムプラス」、「ナイトプラス」などの写真撮影モードが用意されており、誰でもプロ品質の撮影を楽しむことができます。

「ニコン KeyMission 360」

「ニコン KeyMission 360」は非常に頑丈な作りが特徴の「防水アクションカメラ」です。野外での過酷な環境でも全天球カメラでの撮影を楽しむことができます。「防水深度30m」の防水性能を備えているほか、「2m」の耐衝撃性能や「-10度」の耐寒性能を持つ堅牢なボディが与えられています。防塵機能も備えているため、撮影場所を選びません。もちろんカメラの性能も充実しており、動画撮影は「4K UHD(24p)」に対応しているほか、有効画素数は2389万画素というスペックを実現しています。また、「SnapBridge 360/170アプリ」が用意されているため、スマートフォンでカメラのセットアップやリモート撮影などを行うことができます。

まとめ

このように、全天球カメラにはさまざまな種類があり、モデルごとに特徴を持っています。どのモデルも魅力的ですが、自分の利用目的に合ったカメラを選ぶことが大切です。手軽に持ち歩きたいのか、水の中に潜って撮影したいのかなど、用途によって選ぶべきモデルも違ってくるからです。自分にぴったりの全天球カメラを見つけて、360度の角度で思い切り撮影を楽しみましょう。