【ブルーレイレコーダー データ復旧】故障HDDのデータ復元

壊れたブルーレイレコーダーからのデータ復旧方法

子供の運動会や幼稚園の行事の動画がたくさん詰まったブルーレイレコーダー(BD)やDVDデッキが壊れてしまった。そんなときにどのように対処すべきか、どこに依頼すべきかはなかなかわからないものですよね。このページでは大切な動画を壊れたレコーダーからデータを取り出すためのベストな方法をデータ復旧の専門家監修のもと解説させていただきます。

この記事を監修した専門家

データ復旧の専門家
山田弘幸
元パソコンメーカーのエンジニア。日本支社から唯一アメリカ本国に製品改善提案をし、退職後にiPhone修理業者として起業。日本で最初にiPhoneのデータ復旧に成功報酬制を導入した。パソコンのデータ復旧では米国駐在時に船舶に搭載されたマシンからのデータ復旧実績もあるスペシャリスト。

ブルーレイレコーダーの製造メーカー・モデル

テレビ番組や映画の録画だけでなく、ホームビデオの録画データを保存し、保管用として利用している方も多いかと思います。DVDレコーダーを現在も使用している方いますが、DVDレコーダーの後継機がブルーレイレコーダーです。日本国内で人気の製品のモデルは以下の4メーカーから販売されています。

  • SONY
  • Panasonic DIGA(ディーガ)
  • TOSHIBA REGZA(レグザ)
  • SHARP AQUOS(アクオス)

世界で最初にブルーレイレコーダーを販売したのがSONYです。
※販売当時はハードディスクドライブがついていませんでした。

メーカーではデータ復旧対応不可

壊れたブルーレイレコーダーやDVDレコーダーなどのレコーダーに保存されたデータを取り出すことはメーカーでは対応できません。また、どこのメーカー製品でも基本的に「録画したTV番組のデータの取り出し」が目的である場合にはメーカーに依頼することはできません。メーカーが提供する修理サービスは正常な製品動作が目的だからです。

ブルーレイレコーダーが壊れた!メーカー修理はデータ消去

ブルーレイレコーダーが壊れてしまって、メーカーに修理に出そうと問い合わせると「初期化をするため内蔵データは消去します」といった回答をされてしまいます。そのため、ブルーレイレコーダーに大事なデータが入っている場合には、残念ながらメーカーを頼りにすることはできません。

ブルーレイレコーダーの故障の原因

ブルーレイレコーダーは基本的にはテレビの下にあると思います。iPhoneなど持ち運びができるデバイスに関してはプールに落としてしまう等の水没によるものがありますが、アクシデントというよりは長期間使用していることによる何かしらのトラブルが原因があります。

HDDの劣化による故障

ブルーレイレコーダーでテレビ番組の録画データを書き込むことで、動画データを記録しているハードディスク(HDD)が劣化していきます。
また、HDDはいくつかの部品で構成されていますので、その部品が壊れてしまうこともありますが、システムが壊れてしまうことによる「システムエラー」が故障の主な原因です。この場合にはブルーレイレコーダーの液晶パネルに「SYSTEM ERROR」や「E○○○○」などのエラーコードが表示されている可能性があります。

経年劣化による故障・障害

また、長期間の使用による経年劣化や寿命の場合もあります。ブルーレイディスクレコーダーが正常に起動しなくなるのも原因の1つです。この場合には電源コードを抜き差ししても反応が全くなくなってしまいます。

自分でブルーレイレコーダーのデータ復旧はできるの?

結論からお伝えすると、壊れたレコーダーからデータを取り出すのは個人でデータ復元することはできません。データのフォーマット形式がパソコンとは異なるので、パソコンにケーブルを繋いで差し込んだとしても正しく認識しないためです。また、HDD自体が壊れてしまっているので、データの認識障害を起こしている可能性も考えられます。DVDデッキを分解してハードディスクを取り出すのはお勧めしません。

ブルーレイレコーダーの物理故障に復旧ソフトはNG

「ブルーレイレコーダー データ復旧」などのキーワードで検索すると、非常に多くのフリーソフトのサイトが表示されるかと思いますが、ブルーレイディスクレコーダーの故障に関してはフリーソフトが活躍することは残念ながらありません。まずは故障し、障害を抱えた状態からソフトなどが使える状態にまで復旧することが必要です。そこからようやくデータ復元ができるようになります。

データ復元ソフトは誤削除・初期化の場合に有効

データ復元ソフトはブルーレイレコーダーからデータを誤って削除してしまった場合などにデータ復元できる場合があります。ただし、データ復元ソフトを使用する場合にはそのデータ復元ソフトを信用できるだけの情報ソースを手に入れてからの利用を推奨します。くれぐれも検索結果で上位に表示されていたから、という理由でソフトを使用して初期化(フォーマット)などデータ復元が困難な状態にならないようにしてください。

テレビ番組の録画のデータ復旧は不可!?

NHK、日本テレビ、テレビ朝日、TBSなどの日本のキー局はもちろんですが、テレビ局に出演したデータが保存されていたので、それらのデータを取り出したい!という方もいるかと思います。しかしながら、それらのデータは著作権法に抵触してしまうので、データ復旧の依頼を受けてくれる業者は多く在りません。この場合にはテレビ局に問い合わせていただいてから、対応が不可能な障害であるという回答を得ることを優先されるのをお勧めします。

過去のテレビ番組の映像データはアーカイブ

過去の放送番組をアーカイブしている場合もあるので、それらの情報を有償にはなるかと思いますが、提供してもらえる可能性はあります。

家族イベントの録画データならビデオカメラからのデータ復旧

多くの方がブルーレイレコーダーから復旧したいデータとしてはビデオカメラで撮影した運動会やお遊戯会などの動画なのではないでしょうか。この場合には、ブルーレイレコーダーからどうしてもデータ復旧できない場合には、ビデオカメラ(復元希望のデータを撮影した)から取り出すことができる可能性があります。

撮影した映像データの初期化はNG

ただし、初期化してしまったビデオカメラに関しては、これまで撮影した映像データを全て消去した上で、その後ホームビデオ等を撮影していると上書きされてしまい、データを救出ができなくなります。

成功報酬制のデータ復旧業者がおすすめ

データ復旧業者は東京に多く在ります。また、大阪にもあります。郵送料が発送元住所によって異なるので、出費を考えると比較的近い場所に送りたくなる気持ちはわかりますが、成功報酬制でデータを取り出すことができれなければ料金が支払われない業者に依頼することをおすすめします。なぜならば、成功報酬なので、データを取り出すためにできる限りのことを行うからです。

まとめ

ブルーレイレコーダーに入っている大切なホームビデオの録画データはメーカーではなく、データ復旧専門業者に依頼することで取り出すことが可能になります。もちろん復旧率が100%ではないですが、データを取り出すことができる可能性があることが有難いですよね。
ブルーレイレコーダーから復旧が行えない可能性があるので、その場合にはビデオカメラも一緒に依頼先のデータ復旧業者に郵送することが最善の方法です。

HDDを搭載しているので、パソコンと同じと思いきや特殊な方法が必要です。パソコン修理屋さんではなく、データ復旧専門業者に依頼することをおすすめします。

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